ワイン用語集ポルトガルワイン

マディラワインとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理

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マディラワインとは、ポルトガル領のマディラ島で製造されている酒精強化ワイン(フォーティファイドワイン)となります。

シェリーポートワインと並んで世界三大酒精強化ワインと呼ばれています。

17世紀頃からワインが徐々に生産されるようになり、18世紀に入りマディラワインの特徴である加熱処理の技術が確立されました。

この頃から世界でも有名なワインとなり、日本に輸出されるようになったのは20世紀になります。

18世紀ころに開発された蒸留の技術により、ブランデーをワインから抽出することに成功します。

マディラ島は小さな島なので輸送には当時の手段としては船しかありません。

それまでのマディラワインはスティルワインだったので、どうしても輸送の最中に品質の劣化が見られたのです。

そこで抽出したブランデーをワインに添加し、長い船での輸送に耐えうるような品質となったのです。

ブランデーを添加して熟成させることによる独特の風味を持つことにより、マディラワインは世界に誇る酒精強化ワインとなったのです。

 

マディラワイン

マディラの分類

マディラワインにはブドウの品種や製法によって種類が分けられます。

・フラスケイラ

同じ年の推奨されたブドウ1品種のみを使用し、最低でも20年の樽熟成と2年の瓶内熟成が必要となります。

20年の間に品質を保つことが求められますので、品種の個性を残すべくこのような規定がされています。

 

・コリエイタ

単年収穫のブドウを使用しますが、フラスケイラと違ってブドウ品種は規定されていません。

樽熟成が5年以上の規定があり、瓶内熟成は必要ありません。

 

・リザーブ

複数収穫年のブドウを混醸させたものとなり、熟成期間によってまた名前が変わります。

熟成期間の平均が5年のものがリザーブ、10年はスペシャルリザーブ、15年のものはエクストラリザーブとなります。

 

・ファイネスト

3年熟成されたものとなり、ラベルには品種表示や熟成年表記もありません。

後述する料理用のマディラワインはこのクラスのものが用いられます。

 

・レインウォーター

白ブドウ品種のヴェルデーリョをブレンドし、3年以上熟成した辛口タイプとなります。

ほとんどが国内消費のみで、輸出向けではありません。

日本でも一般的なワインショップでは見かけることは難しいでしょう。

 

マディラの特徴

マディラワインの最大の特徴は、ねっとりしながらもキレのある甘さです。

この甘さは4段階に分かれたおり、セコ(辛口)・メイオセコ(中辛口)・メイオドセ(中甘口)・ドセ(甘口)となります。

また甘さによって色も変わってくるのが特徴です。

辛口のものは琥珀色となり、甘口になるほど色が濃くなっていきます。

ドセは金色のオレンジがかった美しい色合いとなるのです。

 

相性の良い料理

マディラワインは辛口から甘口まで幅広く揃っているため、辛口であれば食前酒として、また甘口はデザートワインとして楽しめます。

辛口は冷やして、軽いおつまみやアペタイザーと合わせると美味しく楽しめます。

甘口は、その甘さとアルコール感を食後にナッツやビターチョコレートと楽しんでください。

 

フレンチレストランなどではマディラワインは料理用に用いられることでも知られています。

料理用というと安ワインのイメージがありますが、マディラワインの場合は大事なソースの風味付けとして用いられるので安ワインのような扱いではありません。

特に牛フィレ肉のソテーにフランス産トリュフと合わせたソースペリグーは格別の味わいで、この場合はマディラワインの中でも高品質のものが用いられます。


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