ワイン用語集フランスワインボルドーのシャトーボルドー地方生産者

シャトーマルキドテルムとは?その特徴と歴史

シャトー マルキ ド テルムはマルゴーに位置し、4級に格付けされているシャトーです。

セカンド ワインは、ラ クロンヌ ド マルキ ド テルムです。

2012年からは、J.J.モルチェ社独占販売扱いのセカンド ワイン、フレール ド マルキ ド テルムも生産しています。

このシャトーはマルゴーでは唯一の4級ワインで、ラベルも地味なためか、日本ではほとんど知られていません。

おそらくあなたの知り合いのボルドーワイン通でも「マルキドテルムを飲んだ」という話は聞いたことがないでしょう。

それもそのはず、マルキドテルムはほとんどがネゴシアンを通さずにフランス国内の個人消費者に渡されるか、わずかに残ったワインもベルギーかオランダに輸出されていたからです。

 

最近でこそ、それではさすがにアレなんでということで分散出荷するようになって、日本のワインショップでもわずかに見かけるようになりました。

 


シャトーも平屋の民家に毛の生えたようなたたずまいで、とてもシャトーというものではありません。

しかし醸造所や↓のテイスティングルームは近代的で、造られるワインも色が濃くタンニンが強い印象で、長い熟成を経て上質なワインとなります。

ワインショップなどで見かけたときは試してみてください。

 

シャトーマルキドテルム

隠れた名シャトー

所有する畑は35haで、栽培面積はカベルネソーヴィニヨン55%、メルロ35%、プティヴェルド7%、カベルネフラン3%です。

粘土質、砂質、砂利質など多様な土壌を所有し、複雑さのあるワインを生産しています。

1980年代から積極的な設備投資を行い、セラーを近代化させていきました。

また新樽30%以上の導入や、セカンド ワインもこの時期に導入されました。

セカンドワインを導入することで、厳しい選別が可能となり、マルキ ド テルムにおいて妥協なきワイン造りをすることができるようになりました。

 

収穫はすべて手摘みで行い、温度管理のできるコンクリートタンクで発酵させています。

新樽率は30~35%で、18カ月樽で熟成させます。清澄は卵白で行いますが、ろ過はしていません。

また2016年から、マルキ ド テルム ル ロゼとして、プロヴァンス産ロゼワインの生産を始め、注目されているシャトーです。

 

ワイナリーの歴史

1762年にエリザベットド ルドゥ ド アンプレ氏が、テルム公爵の娘と結婚します。

その妻の持参財産であった畑のいくつかを統合し、シャトーに自らの公爵名を付けて歴史が始まりました。

その後いくつかの所有者の手に渡り。1935念いピエール セネクローズ氏が購入しました。

現在もセネクローズ家が経営しています。

2009年からルドヴィック ダヴィット氏がシャトーの責任者に就任しました。

 

1985年以降、カベルネ ソーヴィニヨンの比率を上げてから評価より高まりました。

生産本数が比較的少なめであり、フランス国内の個人顧客向けに販売されることが多かったため、あまり国外には出回っていません。

そのためあまり日本で知名度は高くありません。

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