ワイン用語集フランスワインブルゴーニュ地方

マルサネ ワインとは?特徴とブドウ品種

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マルサネ(MARSSANAY)はフランスのブルゴーニュ地方、コート ド ニュイに位置しているワイン産地です。

コート ドール最北の村名アペラシオンであり、ディジョンのすぐ南に位置しています。

 

ディジョンに近いからか、昔から地元のひとに飲まれるようないわゆる安ワインを生産してこちらに持ち込み販売していた経緯があります。

その経緯からコートドニュイの中では高級ワイン造りに出遅れ、そのためお隣のフィサンとはずいぶんと水をあけられた印象をお持ちの人は多いかもしれません。

実際にロゼワインが有名で、ロゼワインはどっちつかずで高級ワインにはなりづらいのですが、近年は出色の赤と白も見られるようになってきました。

 

マルサネ

全体像

指定生産地域はマルサネ ラ コート、クーシー、シュノーヴに広がっており、標高260~320mに畑が広がっています。斜面は東向きであり、比較的傾斜は緩やかになっています。

斜面の中腹から上部では赤ワイン用のブドウが栽培されており、斜面の最上部と県道東側の平坦部でロゼ ワイン用のブドウが栽培されています。

 

1965年にブルゴーニュ マルサネ、ブルゴーニュ ロゼ ド マルサネというアペラシオンが認められましたが、コート ド ニュイ ヴィラージュへの加入は既存の村の反対にあい、認められませんでした。

しかし1987年にマルサネが村名アペラシオンとして認められました。

 

特徴とブドウ品種

マルサネでは赤ワインはピノ ノワール、白ワインシャルドネが使用されています。

20世紀初頭まではディジョンに向けた日常消費用ワインを生産しており、ピノ ノワールよりも多産であるガメイを使用したワインで商業的に成功を収めていました。

しかしドメーヌクレール ダユのジョゼフ クレール氏がガメイやアリゴテの代わりにピノ ノワールやシャルドネの栽培を始め、ピノ ノワールを使用したマルサネ ロゼで注目を集めました。

クレール ダユのロゼは高い評価を得たため、マルサネではピノ ノワールの栽培が増えていきました。

 

マルサネで造られたワインの特徴は、白ワインは綺麗な酸味を持ち親しみやすい印象がありますが、生産量はあまり多くありません。

ロゼワインはしっかりとした果実味が特徴的で、ボディのあるスタイルが多く生産されています。

赤ワインは色合いが濃く、タンニンの強いボディながらしなやかな印象があります。

 

中世からブルゴーニュ大公やフランスの王家が畑を所有しており、クロ デュ ロワ(王の畑)という名前の畑が今も残っています。

ロゼワインのイメージが強いですが、近年は赤ワインの品質も高くなってきており、コート ド ニュイの割には価格が比較的お手頃な為注目されているワイン産地です。