ブルゴーニュの神様と呼ばれたアンリジャイエがコンサルタントを務めていたことでも知られるメオ・カミュゼ(MEO CAMUZET)は、世界的にも有名であり評価の高い生産者です。
価格もDRCに次ぐレベルの高価格であり、個性的なラベルをみたワインファンも多いのではないでしょうか。
収穫量を極端に減らしたブドウから凝縮されたエレガントなワインが作られています。
ドメーヌ メオ カミュゼ
評価の高いドメーヌ
メオ・カミュゼはヴォーヌ・ロマネに本拠地をおき、1900年代からワイン造りを開始しました。
このドメーヌは特級畑を多く所持し、ワインの質も非常に高くなっています。
クロドヴージョ、リシューブル、エシェゾー、コルトン、4つの評判高いグランクリュと6つのプルミエクリュを所有しているのです。
赤ワインを中心に生産していますが、白ワインも開墾から手掛けたというクロ・サン・フィベールがあります。
このワインも非常に高い品質となっていますが、コストパフォーマンスが高いことから注目されています。
現在の責任者はジャン・二コラ・メオで、1989年から醸造に携わっています。
ワイナリーの歴史
メオ・カミュゼは、1900年代からコートドール選出の代議士であったエティエンヌ・カミュゼから始まりました。
しかし、この当時は折半耕作で小作人に任せ、ワインは樽のままネゴシアンに販売されていました。
ヴォーヌロマネの畑は当時から評価が高く、本腰を入れずに丸投げしても収益につながったのです。
本格的にワインの元詰めが開始されたのは1980年代で、近親者であるジャン・メオが引き継ぎました。
その後、息子であるジャン・二コラ・メオが引き継ぎ、コンサルタントとしてアンリ・ジャイエを迎えたのです。
現在でもアンリ・ジャイエの特徴であるマセラシオン法で醸造され、ノンフィルターで瓶詰めされています。
ノンフィルターのため、オリがあることがおおく、丁寧にグラスに注ぐことが望まれます。
そのため、ブドウ本来の旨みが凝縮された仕上がりとなっているのです。
自社畑以外も高評価
メオ・カミュゼはドメーヌとしてブルゴーニュでも最高のワインを生産していることで知られていますが、自社で保有していない畑からもワインを生産してネゴシアンとしても高く評価されています。
評価の高いマルサネやジュヴレ・シャンベルタンなどの畑ですが、自社スタッフが管理していることもあり、ネゴシアンながらも非常に品質が高くなっています。
ドメーヌの場合は高価になりますが、ネゴシアンであれば手頃ながらも高品質で楽しめるためレストランやワイン愛好家に愛されています。