ワイン用語集セパージュ

メルローとは?特徴と産地、味わいを解説

メルローボルドーの主要品種で、世界的にも人気が高く、現在では世界のほとんどの主要産地で栽培されています。

メルローという響きは特に英語圏で響きがいいらしく、そのため早い段階でカベルネソーヴィニヨンとともに人気が出ました。

 

メルローの特徴

メルローはカベルネソーヴィニヨンと同様に色が濃く、渋みが強めになります。

ただしカベルネソーヴィニヨンと比較すると酸は柔らかく、かつ、渋みは控えめです。

そのため熟成はより早く進み、例えば同じヴィンテージのメドックサンテミリオンを比較すると確実にサンテミリオンのほうが熟成感を感じます。

熟成感を得やすいということは第三アロマが特徴となるということです。

なめし皮やミネラル香、キノコや腐葉土の香りは熟成したメルローの特徴いといえます。

 

主な生産地域

メルローはもともとボルドーのサンテミリオン、ポムロールで主要な品種として知られました。

前述のように特に英語圏で早くから人気が出たため、カリフォルニアでは1990年代には成功を収めるワイナリーが出現します。

チリやアルゼンチン、オーストラリア、南アフリカ、日本でも栽培されていますが世界的な成功と言える例はほとんどありません。

カベルネソーヴィニヨンよりも土壌や気候を選び、そのため完全なクリマとセパージュのマッチングが見いだせないのかもしれません。

 

土壌は石灰岩質を好み、湿りけが必要です。

 

名前の響きがあだに?

メルローは響きが心地よく、そのためメルローというだけで売れた時代があったため、粗悪な品質のワインも多く出回った時期がありました。

1990年代には世界的なメルローブームがありましたが、中には何の品種か全くわからないような薄い味わいのテーブルワインも多く生産されたのです。

元々は高貴品種なのにもかかわらず、品種の個性が問題とされずにメルローであるということのみがフォーカスされたのです。

その後、ワインの知識の広まりによってそれらの粗悪な品質のメルローは徐々に影を潜め、あるいはブレンド用のテーブルワインに回されたのか、めっきり見かけなくなりました。

 

 

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