トラディショナル方式はスパークリングワインの製法の一つで、シャンパーニュ地方を代表とする高級スパークリングワインの製法です。
通常発酵させた白ワインを瓶に詰めて栓をし、そこに糖分と酵母を加えます。
すると瓶内で発酵が始まります。発酵が始まると二酸化炭素が発生します。
しかし瓶は密閉されていますので泡となって液体に溶け込みます。これがシャンパンの泡の正体です。
この手法は、
フランスではMETHODE TRADITIONNELLE
イタリアでは METODO CLASSIOCO
ドイツではFLASCHENGARUNG
スペインではCAVA
と名称が決まっています。
瓶内で酵母と接触することで独特のイーストの香りがつき、長期間瓶内熟成することで液体に泡が滑らかに溶け込むメリットがあります。
反面、機械作業には向かないので人件費がかかり、流通までに時間がかかりますのでどうしても一本当たりの単価が上がるデメリットがあります。