ラングドック・ルーションワイン用語集フランスワイン

ミネルヴォワ ワインとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理

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ミネルヴォワ(MINERVOIS)は、ランドック・ルーション地方で生産される赤ワインの中でも高品質なAOCワインであることで知られています。

力強い赤ワインが多い地方ですが、ミネルヴォワは力強さの中に滑らかさを感じられるワインです。

ラングドックのワインは総じて安酒のイメージがあって、荒々しさが特徴なことが多いのですが、ミネルヴォワはその中にあって特筆ものの品質です。

粗さがなく、飲み心地のワインで、かつリーズナブルなのでデイリーワインにはもってこいといえます。

4500ヘクタールほどの栽培面積で、日本でも見かけることの多いワインです。

 

ミネルヴォワは、ミュスカドゥサンジョンドミネルヴォワ(MUSCAT DE SAINT JEAN DE MINERVOIS)というVDNも産出していますが、120ヘクタールと少なく、現地くらいでしか見かけないワインです。

 

ミネルヴォワ

ワインの全体像


ミネルヴォワはフランス南部のランドック・ルーション地方のAOCとなり、カルカッソンヌのほどちかく、ナルボンヌの街の北西に位置しています。

ブドウ畑は、モンターニュ・ノワールの山麓沿いにあり、17世紀頃から現在までブドウ栽培が続く歴史のある産地です。

ブドウ畑の土壌は多様になっており、粘土質や砂岩質、石灰質岩、粘土石灰質と砂岩の混ざったものなどの地質で栽培されています。

 

ミネルヴォワでは赤・白・ロゼワインが生産されていますが、95%以上が赤ワインです。

ブドウの品種はカリニャン(40%未満)やシラームールヴェードル(合計で60%以上で、単体で20%以上)が用いられ、近年では高級な品種のグルナッシュムールヴェードルを積極的に用いています。

 

ワインの特徴

ミネルヴォワの赤ワインは熟成能力に優れていることが特徴となり、熟成するとフルーツのアロマが深まります。

スミレやカシス、プラムといった華やかなアロマを持ち、力強くも舌触りが滑らかなワインです。

タンニンもしっかりと感じることができ、凝縮された旨みを味わえます。

ミネルヴォワの中でも、リヴィニエールは素晴らしいテロワールとして1999年に単独AOC「ミネルヴォワ・ラ・リヴィニエール」に認められました。

 

白ワインは、果実の熟したアロマが口いっぱいに広がるようなワインとなり、しっかりとした味が特徴的です。

ロゼワインは、洗練されたスッキリした味になります。

 

楽しみ方のコツ

サーブ温度は15~17度が適温となり、濃厚な赤ワインの風味と味を引き出せます。

グラスは先がつぼまったものであればこだわらなくても問題ありません。

決して気取って飲むワインではありませんので、100円ショップのグラスでも大丈夫です(もっとも、最近の100均のグラスは品質が高い)

料理はジビエ料理や鴨肉を使った料理、また産地の近くの名物料理であるカスーレと相性が良くなっています。

チーズであれば、個性のあるチーズとの相性がいいので、ブルーチーズなどがおすすめです。

太陽の光をたくさん浴びたミネルヴォワの風味がブルーチーズのコクのある味わいとよく合うのです。