ラ モンドットはサンテミリオンのプルミエ グラン クリュ クラッセBに格付けされているシャトーです。
2012年に兄弟シャトーである、シャトー カノン ラガフリエールと共に格付けされました。
格付けまではほとんど目立った存在ではなかったのですが、格付けとともに品質も見直され、価格も上がってきています。
ラ モンドット
サンテミリオンの新星
所有してる畑は4.5haで、平均樹齢50年の古木が主体です。
土壌は石灰粘土質で適度に砂が混じっています。
栽培面積はメルロ80%、カベルネ フラン20%です。
多くのシャトーを所有しているナイペルグ伯爵ですが、ラ モンドットは毎年1000ケース以下の少量生産であるため、最新技術はまずラ モンドットで導入しています。
1996年以降、発酵は木製のタンクで行っています。
発酵中は丁寧にピジャージュを行い抽出を行い、樽の中でマロラクティック発酵も行います。
新樽比率100%で18~24カ月熟成を行い、清澄とろ過は行わずに瓶詰めされています。
ワイナリーの歴史
1971年にジョセフ ユベール フォン ナイペルグ伯爵が、シャトー カノン ラガフリエールと共にシャトー ラ モンドットを購入しました。
1983年から息子のステファン フォン ナイペルグ伯爵が後を継いでいます。
しかしシャトー カノン ラガフリエールに手がかかり、時間を割かれていたため、シャトー ラ モンドットの評価はあまり高いものではありませんでした。
伯爵は1996年に、シャトー ラ モンドットをシャトー カノン ラガフリエールに統合しようと考えましたが、INAOはこれを拒否したため、伯爵はシャトー ラ モンドットの品質向上に本腰を入れます。
1996年からコンサルタントにはステファン デュノンクール氏を採用し、ワイン造りを行います。1996年ヴィンテージからシャトー ラ モンドットのシャトーを外し、ラ モンドットして販売しています。
それほどこの1996年は一つの区切りとされています。
2012年にラ モンドットは高品質と認められて、プルミエ グラン クリュ クラッセBに格付けされました。
2014年には100%オーガニックワインとして認定されています。
多くのワイン評価誌から高い評価を得ていて、2009年ヴィンテージはパーカーポイント100点を獲得しています。