モンテリーは、女性的な赤ワインと偉大な白ワインとして近年注目されているワインです。
ヴォルネイやムルソーなどの近隣で生産されるワインの影響を受け、年々ワインの品質が上がっていると評判のワインといえます。
品質はブルゴーニュのワインの中では親しみやすい味わいのワインが多く、あまり知られていない分価格も押さえめです。
1937年にAOCに認定され、120ヘクタールの栽培面積に赤が85%、白が15%の生産量となっています。
モンテリー
ワインの特徴
ヴォルネイとムルソーの間に位置し、小高い丘にあるモンテリー村でワインが生産されています。
人口200人ほどと小さな村ですが、中世フランスの雰囲気が残ることから観光地としても人気があります。
小石混じりの石灰岩の上に、赤い粘土や泥灰土が覆った土壌です。
赤ワインは、この村で生産されるワインの9割弱を占めています。
使用されるブドウは、赤ワインの場合はピノノワールが用いられています。
一方で、白ワイン用のブドウ品種はシャルドネで、生産量は少ないながらも品質の高さが知られています。。
味わいのコツ
モンテリーの赤ワインは美しいルビー色で、近年注目されるようになってきています。
以前はタンニンが強く荒々しいイメージでしたが、赤い果実のアロマや花の香りのする女性的なワインに変化しました。
まるでヴォルネイのような女性的な赤ワインとなり、繊細なタンニンとビロードのように滑らかさが特徴です。
赤ワインのサービス温度は15度前後がおすすめです。
5~10年熟成させることで旨みが更に引き立ち、良年のものであれば15年の熟成に耐えることができます。
タンニンが力強いため、ローストチキンや子羊のローストなどが相性の良い肉料理となります。
滑らかな味わいなので、ミートパイなど歯ごたえパリパリしたものとも相性がいいでしょう。
一方、白ワインは美しい黄金色で、バニラや生のヘーゼルナッツのようなアロマが特徴的です。
甘みを感じながらも十分な酸があり、スッキリした味わいになっています。
白ワインの生産量は近年少しずつ増加しつつあります。
モンテリーの白は、酸を楽しむことができるので魚介類や青カビチーズとの相性が良くなっています。
おすすめのサービス温度は12度です。