ワイン用語集ニュージーランドのワイン

ニュージーランド ワインの基礎知識|主な品種と産地

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ニュージーランドは南北二つの島に分かれていて、もともとダルマチアの移民がこの国でワイン造りを始めました。

もっぱら北島のオークランドとホウクスベイが産地として細く長くワインは造られていたのです。

しかしワインそのものは品質としては世界に誇れるというものではなく、地元消費か観光客向けのものが多かったのです。

消極的な後輩品種が多く、キウィワインがブドウから造られるワインよりも知られているほどだったのです。

 

ところが1960年代からワインが世界共通の流通資産だということが理解されるようになると一変します。

1960年代には400ヘクタールしかなかった栽培面積は現在では約35000ヘクタールになり、他国からの投資もすすみます。

もともと環境的にはワイン造りに向いていたため、国際品種が新しく植えられ、成功を収めています。

 

これは地球温暖化の影響かもしれませんが、以前では無理と言われていた南島でもワイン造りはされていて、マーティンボロウのソーヴィニョンブランやセントラルオタゴのピノノワールは世界的に評価が高いです。

ニュージーランドワインの基礎知識

主な生産地域

Marlborough マールボロ

マールボロは、ニュージーランドで最大の産地です。

南島の北側に位置しており、1973年に初めてブドウが植えられました。

ニュージーランドで最も日照時間が長い町であるブレナムも、マールボロに位置しており、日照量が長いことが特徴です。

小石が多く、排水性に優れている土壌で、夜間は涼しい産地です。

ソーヴィニヨン ブランやシャルドネ、メルロ、ピノ ノワールが主に栽培されており、高い評価を得ています。

特にソーヴィニヨン ブランの産地として、マールボロは世界的に知られています。

瓶内二次発酵から造られる本格的なスパークリングワインや、貴腐ワインも生産されています。

 

Central Otago セントラルオタゴ


ニュージーランドの南島の、南側に位置している産地です。

ニュージーランドで最も標高が高く、世界で最も南側に位置しています。

ブドウ栽培の歴史は、ニュージーランドの中では長いですが、商業目的の生産になったのは近年になってからです。

小規模な生産者が多く、冷涼な気候に合うピノ ノワールやシャルドネ、ピノ グリ、リースリングの栽培が盛んな産地です。

 

Hawke’s Bay ホークス ベイ

ニュージーランドの北島に位置しており、商業目的のワイン生産が、ニュージーランドで最初に始まった産地です。

ヘレタウンガ平野で果物が多く栽培されており、ブドウはその周囲の丘陵地帯の斜面で栽培されています。

様々な土壌を持ち、カベルネ ソーヴィニヨンやメルロをブレンドした、ボルドースタイルのワインが特に人気があります。

近年グルナッシュモンテプルチアーノ、ジンファンデルなどの品種も導入し始めています。

 

Auckland オークランド

オークランドはニュージーランドの北島に位置し、北側に行くほど温暖な産地です。

ヨーロッパからの移民が興したワイナリーが多くあります。

多様性のある気候や土壌が特徴で、ソーヴィニヨン ブランやシャルドネ、カベルネ ソーヴィニヨンやピノノワールなど様々な品種が栽培されています。

 

主なブドウ品種

Pinot Noir ピノノワール

冷涼な気候を好むピノノワールは、ニュージーランドでは南島で主に栽培されている黒ブドウです。

フランス、ブルゴーニュ地区のものが世界的に高い評価を得ていますが、ニュージーランドのマールボロ地区のものも、高いコスト パフォーマンスで評価されています。

南島のカンタベリーではピノノワールを使用し、瓶内二次発酵で造る本格的なスパークリング ワインも生産されています。

 

Merlot メルロ

メルロは国際品種であり、ニュージーランドの北島で主に栽培されている黒ブドウです。

北島ではカベルネ ソーヴィニヨンも栽培されており、メルロとブレンドしてボルドースタイルで多く生産されています。

ニュージーランドでは特に北島のホークスベイで、高い品質のものが生産されています。

 

Sauvignon Blanc ソーヴィニヨンブラン

ソーヴィニヨン ブランは世界中で栽培されている白ブドウです。

ニュージーランドでは特に重要なブドウ品種で、広く生産されています。

南島のマールボロ地区のソーヴィニヨン ブランから造られたワインは世界的に評価が高く、フランスのロワール地方と共に、ソーヴィニヨンブランの主産地とされています。

マールボロ地区はニュージーランドでは「ソーヴィニヨンブランの聖地」とも呼ばれています。

南島のネルソンはマールボロと地理的な条件が近く、ソーヴィニヨン ブランの産地にもなっています。

ニュージーランドのソーヴィニヨンブランは、青いハーブの香りやパッションフルーツの香りが強く、シャープで爽やかな味わいが特徴的です。

 

Chardonnay シャルドネ

世界中で栽培されている白ブドウです。ニュージーランドでは広く栽培されていますが、特に比較的温暖な北島で多く栽培されています。

シャルドネはあまり個性が強い品種ではありませんが、その分栽培地の気候や製法の影響を強く反映することが出来ます。

ニュージーランドでは樽を使用した重量感のあるものよりも、パイナップルなどのフルーツの香りを生かしたタイプのシャルドネが多く生産されています。