ワイン用語集フランスワインボルドーのシャトーボルドー地方生産者

シャトーパルメとは?その特徴と歴史

シャトー パルメは、マルゴーに位置し、メドック3級に格付けされているシャトーです。

セカンド ワインは、アルテ レゴ ド パルメです。

 

所有する畑は52haです。作付面積はメルロの割合が高いことが特徴であり、カベルネソーヴィニヨン55%、メルロ40%、プティ ヴェルド5%です。

パルメ台地にある畑が、総面積の50~60%を占めており、その土壌はシャトー パルメ独特のもので、メルローの深さとフィネスを表す一因とされています。

シャトーパルメ

マルゴーの人気シャトー

シャトー パルメの畑は、現在では珍しく、混植されている区画が存在します。

また大幅にブドウ畑の植え替えを行っているため、平均樹齢は35年、植樹密度は高く設定しています。

収穫はすべて手摘みで行っています。

発酵ではステンレスタンクを使用し、新樽比率は50%前後です。20~21カ月熟成され、ろ過はせずに瓶詰めされています。

 

このシャトーはマルゴーAOCの中ではシャトーマルゴーに次ぐ人気があって、1855年の格付け当時は1級の品質があったといわれています。

シャトーマルゴーは1980年ころまでの不遇の時代があり、そのころの実質的なマルゴーのトップはこのシャトーでした。

 

ワイナリーの歴史

1814年に、シャルル パルメ将軍がシャトー ド ガスクを購入し、シャトー パルメに改称しました。

パルメ将軍が所有していた時代に、シャトーの名前は広がり、高い評価を得ていました。

 

1843年パルメ将軍は個人破産してしまい、絶望のまま亡くなり、莫大な借財整理のもと売りに出されます。

これを銀行の担保物件を得て、1853年に銀行家のぺレール家が買収するのです。

 

この時代に今の華麗な邸宅が建てられ、のちにシャトーの心臓部となるパルメ台地も購入します。

その後長い間ぺレール家は病害やフィロキセラ、世界大戦など多くの問題からシャトーを守っていましたが、世界恐慌に耐えきれず手放すことになります。

1938年にはシシェル家、メーラー ベス家、ジネステ家、ミアイユ家を含む共同事業体により買収されます。

(複数の国の所有者がいるため、シャトーのファサードには3つの国旗が並んでいます↑)

購入後はミアイユ家が管理を行い、ベルトラン ミアイユ氏は2004年まで40年間支配人を務めました。

 

 

マルゴーの中でもとても評価が高いシャトーで、2級シャトーよりも高価格帯で取引されています。

評論家の間では、1級のシャトー マルゴーのライバルは、シャトーパルメであるとされています。

3級という格付けを越えて高い評価を得ています。

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