パスカル クレマンは、サヴィニ レ ボーヌを本拠地としたワイン生産者です。
まだ設立したばかりの新しい作り手ですが、すでに人気が高く、注目されています。
パリの星つきレストランもグラスワインなどに取り入れることも多く、料理とのマリアージュが検討しやすいワインと言えるかもしれません。
パスカル クレマン氏は、ポマールのブドウ栽培家の家系に生まれました。
しかしパスカル氏がワイン造りを行う際には相続する畑がなく、ブドウを購入してワインを生産するネゴシアン として、ワイン造りを行い始めました。
後述しますが近年に念願の自社畑を所有し、今後の同行が注目される生産者といえます。
パスカルクレマン
注目の新星ドメーヌ
リュット レゾネを採用しており、量よりも品質にこだわっている農家からブドウを購入しています。
醸造は自身で行いますが、極力人の手を加えずに、ブドウ本来の力とテロワールを表現することを大事にしています。
購入したブドウは除梗せずに、天然酵母のみで発酵を行なっています。
発酵は、ブルゴーニュ ブランはステンレス タンクを使用しており、それ以外のキュヴェは樽にて発酵を行います。
バトナージュは行っていません。
パスカル クレマンのワインは生産本数が少なく、なかなか手に入れ難い希少なワインです。
ワイナリーの特徴と歴史
パスカル クレマンの特徴は、パスカル クレマン氏がブルゴーニュの白ワイン最高峰のドメーヌ 、コシュ デュリに勤務していたことです。
1990年〜1994年の間にコシュ デュリに勤務しており、ブルゴーニュの白ワインの神様と呼ばれている、ジャン フランソワ コシュ氏の下で教えを受けていました。
そのためパスカル クレマンの生産しているワインは、コシュ デュリに通じるものがあり、果実味と酸味のバランスが秀逸です。
コシュ デュリの現当主であるエリック コシュ氏とも親交が深く、様々な意見交換を行いながらワイン造りを行なっています。
パスカル クレマン氏は、コシュ デュリでの勤務後、メゾン シャンソンのカーヴ長、ドメーヌ ベルヴィルの醸造長などを経て経験を積みます。
そして2001年に自身のメゾンをサヴィニ レ ボーヌに設立しました。
2015年にはサヴィニ レ ボーヌに念願の自社畑を購入し、これからの動向が注目されています。