ワイン用語集フランスワインボルドー地方

シャトーパヴィーとは?その特徴と歴史

シャトーパヴィーサンテミリオンのシャトーで、2012年格付け見直しで第1特別級Aに昇格しました。

もともとは第1特別級Bでしたが、品質とサービス(シャトーやゲストハウスなど)の向上が評価されたのです。

栽培面積は約35ヘクタール、年間生産量は15000ケースで、日本のワインショップでも見かけることのあるシャトーです。

 

1997年に今のオーナーになる前は、ワインは良かったのですが建物はとてもシャトーと呼べるものではありませんでした。

醸造所もどう見てもひなびていて場末感があり、パッとしない印象は多くの人が感じていたかもしれません。

もっとも、これは前のオーナーの人柄が出ていて、おおらかでワインの品質さえ良ければ他はいいじゃないかというスタンスの表れかもしれません。

 

そして1997年に現オーナーになってからは一転して最新の設備とシャトーを設けて、現代的醸造方法を取り入れて一気に評価をあげるのです。

もともと畑の立地は素晴らしかったので、そこに技術と資本が入ることで全く別のワインとなったのです。

シャトーパヴィー

桃の古語のシャトー

サンテミリオン地区でブドウの栽培が始まったのは2世紀ごろですが、それよりもはるか前の紀元前4世紀には桃が作られていました。

中国原産の桃は、シルクロードを通ってペルシア経由でヨーロッパに伝えられたのです。

入ってきたのはパヴィという品種。これがシャトーの名前の由来です。

サンテミリオンの台地にあるパヴィの丘は文字どおりパヴィに彩られていました。

その栽培技術を生かして新たに植えられたのがブドウだったのです。

1885年、タルマン家がボルドーの仲買人、フェルディナン・ブーファールにシャトーを売却します。

フェルディナンは意欲的に畑を拡張していき、6年後には50ヘクタールにも及びました。

 

19世紀の終わりにはフィロキセラ(ブドウの根や葉に寄生して樹液を吸い取り、枯らしてしまう、ブドウネアブラムシによる病害)が大発生。

畑は壊滅的な被害を受けますが、フェルディナンはそれまでの知識や経験を活かして奮闘。

危機を辛くも乗り越えます。

このときの功績は今なお、高い評価を受けています。

 

第1次世界大戦後、アルベール・ポルトが、1943年にはパリの仲買人、アレキサンドル・ヴァレットがオーナーになっています。

アレキサンドルは60年かけてブドウの植え替えを行うことを計画。実行に移していくのです。

結果、シャトーはさらに高い評価を得ることに。

1997年ジェラール・ペレスが日本円にして52億円もの大金を投じてシャトーを購入します(それまではおおよそシャトーと言えるものではなかった)。

さらに多くの費用をかけてブドウを一部、植え替えたり、設備を改良するなどシャトーのために力を尽くしました。

このときカルベネ・フランの割合を25パーセント減らして20パーセントにしています。

代わりにメルロを増やし70パーセントにします。

カルベネ・ソーヴィニヨンは変わらず10パーセントを維持しています。

1913年にはリフォームも完了。別施設で造っているオリーブ・オイルも試飲できるのです。


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