ワイン用語集イタリアワイン

ピエモンテ州のワインと地方料理|ブドウ品種と特徴

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ピエモンテ州は、イタリア共和国北西部に位置する州です。

州都のトリノは、冬季オリンピックの開催地にもなりました。

 

ワインの生産においては、イタリアの中でもとくに有名な州です。

生産量はやや多い程度にとどまりますが、質の良さにおいてはトスカーナ州と並びイタリアの中でも最高といっていい州の1つでしょう。

現在では17のDOCGワイン生産地を保有し、国内では最多となっています。

 

ピエモンテ州のワイン

代表的な赤ワイン

ピエモンテの代表的な赤ワインといえば、やはりバローロバルバレスコでしょう。

ワインの王・女王の異名を持つバローロバルバレスコは、国内外を問わず非常に人気が高いです。

ネッビオーロの強い酸味と深いタンニンの渋み、バラやハーブ、トリュフなどといった広がりを持った香りが特徴的です。

 

ほかには、ロエロガッティナーラといったワインが有名です。

ピエモンテのDOCGワインはネッビオーロ種(現地ではスパンナと呼びます)を使ったものが多く、酸味やタンニンのきいたものが多い印象です。

 

ネッビオーロは栽培が非常に難しい品種で、ほかの州や海外でもほとんど栽培されていません。

独自のブドウの品種を使っているため、ピエモンテの高級赤ワインはほかの地域とは全く異なった独自の味わいを楽しむことができるでしょう。

 

代表的な白ワイン

白ワインでは、ロエロガヴィが有名です。

 

ロエロ・アルネイスは、アルネイス種のみを使って作られるロエロ地方のDOCGワインです。

アプリコットや柑橘系の果物の香り、酸味とフレッシュな果実味が特徴です。

基本的には辛口が多いですが、バッシートと呼ばれる甘口のものも一部の生産者によって作られています。

 

 

ガヴィは、コルテーゼ種のみを使って作られる辛口の白ワインです。

リンゴ、ナシ、グレープフルーツのような香りとすっきりとした酸味が特徴的です。

 

ピエモンテのワインは、長時間の熟成を必要とするものが多いのですが、ガヴィは若飲みに適していて、多くが3年程度で飲まれます。

18世紀までは甘口のワインを作っていたのですが、19世紀以降は地中海沿岸の魚料理に合うように辛口ワインの製造に切り替えました。

魚料理と合わせていただくとよりおいしくいただけるでしょう。

 

ピエモンテの地方料理

ピエモンテ州はアルバ近郊で採れる白トリュフがあり、高級ワインも生産されることから華やかなレストランの料理も発達しています。

もっとも有名な料理はやはりバーニャカウダでしょう。

スティック状にカットした野菜をアンチョビとオリーブオイル風味のソースでたべる前菜は、日本のイタリアンでも人気です。

また、卵をたっぷりと練りこんだタヤリンというパスタに白トリュフをたっぷりとかける料理も人気です。