ピエールブレ(PIERRE BOUREE)は1864年創設でピエール・ブレ氏が起業したワイナリーです。
ピエール・ブレ氏の甥であるルイ・ヴァレ氏が品質本位の経営をしています。
ワインづくりは、除梗をせず、18~24日間 ときわめて仕込みを長くする、昔ながらの方法を取っています。
生産数は多いとは言えませんが、多くが投資家の手によって買い占められてしまうほど高評価な一品です。
ピエールブレ
弁護士一家のクロドラジュスティス
ピエール・ブレ・フィスは1864年創設し、本拠地はジュヴレ・シャンベルタンにあります。
世界的に有名な畑が立ち並ぶグランクリュ街道の北にありブルゴーニュ地方で最多の9つの特級畑を擁するアペラシオンです。
もともとピエールブレの一族は弁護士一家で、その影響か、もっとも有名なワインはクロドラジュスティス(CLOS DE LA JUSTICE 正義の畑の意味)なのが面白いですね。
自社所有ドメーヌのラインナップを補う為、ブドウ・果汁を購入し、醸造しています。
買いブドウには3つの最低条件があり、
『定期的に耕作し、土壌の手入れをする事』
『病虫害防除の手当てを最小限に喰い止めている事』
『短く適切に剪定している事』
以上の条件を満たしたブドウで醸造をし、ピエール・ブレ・フィスらしさを出しているそうです。
ワイナリーの歴史
1922年にはピエール・ブレ氏の息子であるベルナール氏が、生産者・ネゴシアンとして、コートドールの素晴らしいワインを世界に発信して行きます。
1945年には、ベルナールによって甥のルイ・ヴァレ氏の教育が始められ、一家の経営の指揮を執り、ワイン貯蔵庫と醸造所を拡大、欧州以外にもビジネスを展開しています。
現在はルイ・ヴァレの息子達、ベルナールとジャン・クリストフによって運営されています。
ワイン評論家で有名なロバート・パーカー氏は、
『ブレのワインは優秀どころか、ずば抜けている事が多く、色素、エキス分、タンニンがたっぷりある。ブレのワインは、いずれも非常によく熟成する。』
とピエール・ブレを大絶賛しています。
生産数は多くはなく、全種類をあわせても1〜2万本ほどです。
深みもあり、やわらかなタンニン、心地良い酸、エレガントさを備えたリッチな味わいです。