ワイン用語集フランスワインボルドーのシャトーボルドー地方生産者

シャトーローザンガシーとは?その特徴と歴史

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シャトーローザンガシーは、国際線のファースト・クラスに採用されるほどの実力を備えたシャトーで、もともとはローザンセグラと同じ畑でした。

ともに高いポテンシャルを持ち、1855年格付けの段階ではシャトーマルゴーに続く実績を誇っていましたが、後述する低迷した時期も経験します。

が、1980年以降見事復活をとげ、現在は押しも押されぬ人気のシャトーです。

評価に値しないワインだとの酷評をもらっておきながら、その後に再び名声を取り戻した良い例といえます。

シャトーローザンガシー

”二つのローザン”の一つ

畑はジロンド県メドック地区マルゴー村にあります。

当時の所有者はガシー家。シャトー・マルゴー城主に仕えていた騎士の家柄です。

その名残でしょうか、シャトー前には立派な馬の像を見ることができます。

セカンドワインもシュバリエ(騎士)・ド・ガシーで、貴族としてのプライドを感じます。

 

ローザンガシ―のブドウ品種は典型的なボルドーセパージュで、カベルネソーヴィニヨン65~70%、メルロー20~25%、カベルネフラン10%です。

 

格付け2級、栽培面積は28ヘクタール、生産量は年間約13000ケース、格付けシャトーのなかでは小ぶりになります。

 

 

ワイナリーの歴史

1661年、シャトー・マルゴーの支配人で、貿易商だったピエール・デメジュール・ローザンがブドウ畑を購入、シャトー・ローザンと命名します。

ピエールは貴族階級ではありませんでしたが、コツコツと貯金しては少しずつ、あちこちの畑を買い集めていました。

その甲斐あってか、ローザン家は後に財をなして貴族という地位までも手に入れるのです。

 

貿易商でもあったローザン家は、ロンドン行きの船をチャーター、常用していたのですが、テムズ川に停泊してワイン販売することを思いつきます。

名誉革命後の好景気に沸くイギリスで、ローザン・ワインは人気を博しました。

このころから“ガシーの翼”と呼ばれる紋章がエチケットにデザインされるようになります。

 

フランス革命後、シャトー・ローザンは2つに分割され、1つを政治家のセギュール・ド・ガシーが所有、シャトー・ローザン・ガシーと改めます。

 

ただしオーナーとなったものの、良質なワインを生産することが出来ないままシャトーを手放すことになります。

フィロキセラとブドウの病害、そして世界的な不景気に耐えることはできなかったのです。

 

1946年、ワイン仲介人のポール・キエが購入、畑の改良に乗り出します。

1968年には息子のジャン・ミシェル・キエが引き継ぎ、1995年、エノロジストのジャン・ルイ・カンプを迎えて飛躍的に品質が向上。

現在は息子のアン・フランソワ・キエ、ジャン・フィリップ・キエとともにさらなる改良に励んでいるのです。

 

以前はローザンガシーは2級には値しない品質であったことはあらゆる評論家の一致した意見です。

そしてその名声を取り戻すべくローザンセグラとともに品質の改良や設備投資をして飛躍的に品質を向上させました。

しかし、近年のローザンガシーはローザンセグラに比べると、まだ見劣りのする出来で、今後の巻き返しを狙っている段階といえるでしょう。


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