ワイン用語集フランスワインボルドーのシャトーボルドー地方生産者

シャトーローザンセグラとは?その特徴と歴史

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シャトローザンセグラ(CHATEAU RAUZAN SEGLA)は、世界的ファッション・ブランド、シャネルが所有するシャトーです。

ココ・シャネルと共同でブランドを立ち上げたのがピエール・ヴェルテメール。

現在はその孫のアランとジェラールが兄弟で経営しています。

ワインは企業家としてというより、個人的にお好きなようです。

栽培面積は45ヘクタール、年間生産量は24000ケースと中ぶりなシャトーといえます。

1990年以前はローザンの綴りはRAUSANでしたが、思うところがあったのか、現在はSをZに変えてRAUZANとなっています。

深みのあるガーネットの色調と強く滑らかで上質な渋みはボルドーのトップワインにふさわしい品質です。

1級ワインに比べると品質のわりに価格がおさえられています。

カベルネソーヴィニヨンが主体ですがメルローの比率が3~4割と高く、そのため熟成が早く進み、複雑な味わいが早くから楽しめます。

20年以上の熟成に耐える高品質のワインですので、記念日のプレゼントなどにも強くお勧めします。

シャトーローザンセグラ

評価の高い2級シャトー

 

格付けでは第2級ですがそのポテンシャルは高くて、5大シャトーに次ぐと評されています。

後述しますが、厳しい冬の時代を経て、優秀なコンサルタントと資本を得て復活したといってもいいでしょう。

 

メドックの多くのシャトーは18世紀に起源を持つ者が多い中、ローザンセグラは17世紀までさかのぼることができます。

1661年、シャトー・マルゴーの支配人で貿易商だった、ピエール・デメジュール・ド・ローザンがジロンド県メドック地区マルゴー村にシャトー・ローザンを創設、当初から質の高いワインが人気を呼んでいました。

(ちなみにこのオーナーはポイヤックのピションロングヴィルも所有していました)

1787年、駐仏大使だったトーマス・ジェファーソン(アメリカ合衆国建国の父の1人で、後の第3代大統領)がボルドーを訪れた際、数ケースまとめ買いをしたという資料が残っています。

フランス革命後、シャトー・ローザンは2つに分割されるのですが、1つを受け継いだのがローザン家の末裔、ローザン男爵夫人セグラです。

かくてシャトー・ローザン・セグラが誕生したのですが(もう一つはローザンガシー)、その後は長い冬の時代が訪れます。

所有者も次々と変わり、天災にもみまわれ、1960~1970年代の物に至っては世界的なワイン評論家ロバート・パーカー氏にぞっとするとまで言われた出来でした。

詳しくはボルドーワインの歴史をご覧ください。

 

1983年、アメリカのワイン・メーカー、アレクシス・リシーヌ・アンド・カンパニーの元社長、ジャック・テオがシャトーの管理を、ボルドー大学でワイン醸造研究所所長を務めたエミール・ペイノーがコンサルタントを任されます。

このメンバーは全員がエースで4番、さらに人気者であるというスター軍団です。

ブドウの配合比率や選別基準を見直したり、発酵タンクをステンレス製に変更、新樽の使用率を上げるなどの徹底した管理の下、ローザン・セグラはかつての評判を取り戻すのです。

その後も何度か所有者を変え、1994年、現在のオーナー、ヴェルテメール兄弟が購入します。

ようするに投資用にシャトーを買っても、さらに高く買ってもらえるほどの魅力を備え付けたということでしょう。

現場はシャトー・ラトゥールの支配人だったジョン・コラサが支配人を務めています。

ブドウの植え替えやリュット・レゾネ(減農薬栽培)を採りいれるなど大規模な改良を行っている注目のシャトーです。


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