ドイツワインワイン用語集

ラインガウのワイン|特徴とブドウ品種を解説

ラインガウの急傾斜

ラインガウは、ドイツの限定生産地域の一つです。

モーゼルと共に、ドイツワインの銘醸地として知られています。わずか4kmほどしかない帯状の地域ながら、ワインの輸出率が高く、世界的に知名度が高いワイン産地です。

畑はライン川北岸とマイン川の河口近くの北岸に広がっており、多くが南向きの畑のため、太陽からの日照をしっかりと受けることが出来ます。

タウヌス山地によって冬の厳しい冷風が遮られ、ドイツの中では比較的穏やかな気候です。

 

ラインガウのワイン

全体像

ラインガウの土壌は、沖積世の土壌に黄土層、粘板岩の微粒砂土と風化した粘板岩で構成されています。

ライン川の幅は1kmに達するところもあるほど広く、その豊富な水量のおかげで収穫期の気温低下が抑えられています。

またライン川によって、貴腐菌の生育に最適な湿度がもたらされ、霧も発生します。

ラインガウでのブドウ栽培は、8世紀ごろにカール大帝によって奨励され、発展を遂げていきました。

カール大帝はラインガウの雪解けの早さを見て、ラインガウの温暖な気候を知り、

ブドウ栽培に適していると考えたと言われています。

 

特徴とブドウ品種

ラインガウの特徴は、オルツタイルラーゲが4つも含まれていることです。

べライヒはヨハニスベルグのみですが、シュロス ヨハニスベルグ、シュロス フォルラーツ、シュロス ライヒャルツハウゼン、シュタインベルクという4つの銘醸畑がラインガウにあります。

 

ラインガウでのワイン生産量の85%ほどが白ワインであり、主にリースリングが栽培されています。

その他にはミュラー トゥルガウやシュペート ブルグンダーが栽培されていますが、ラインガウのワインは単一品種から造られることが大半です。

ライン川の影響で貴腐菌が生育することが容易で、ドイツ最高峰のトロッケン ベーレン アウスレーゼが生産されています。

リースリングの評価が高いワイン産地ですが、シュペート ブルグンダーからも高品質な赤ワインが生産されています。特に、アスマンズハウゼンのものは高い評価を得ています。