リシュブール(RICHEBOURG)は、フランスのブルゴーニュ地方、ヴォーヌ ロマネ村にあるグラン クリュです。
ヴォーヌ ロマネ村は、「神に愛された村」と呼ばれており、世界中のワイン愛好家から人気があるワイン産地です。
8つの偉大なグラン クリュやいくつもの秀逸なプルミエ クリュがヴォーヌ ロマネに存在しています。
リシュブールとは「お金持ちの町」「濃厚な村」といった意味を持ち、そこから生産されるワインの人気の高さが感じられます。
リシュブールは標高260〜280mに位置しており、母岩は石灰質、表土は薄く粘土質が広がっています。
リシュブールは南側で、最高峰のグランクリュであるロマネ コンティ、ラ ロマネと接しており、ワイン造りに適した環境となっています。
リシュブールは8.03haで、東向きのレ リシュブールと東北東向きのレ ヴァロワイユの2つの区画に分かれています。
元々は5.05haのレ リシュブールのみでしたが、1936年にグラン クリュに格付けされた際に、背斜谷寄りに隣接する2.98haのレ ヴァロワイユもリシュブールとして追加されました。
リシュブールの最大所有者はDRCで、3.51haを所有しています。その次はルロワ、グロ フレール エ スール、アンヌ フランソワ エ グロなど、実力派のドメーヌが所有しています。
リシュブール
ワインの特徴
リシュブールではピノ ノワールを使用した赤ワインのみ生産されています。
リシュブールで作られたワインは濃厚な色調を持ち、瑞々しさのあるとても華やかな香りを持ちます。
独特のスパイスのニュアンスや複雑味を持ち、ヴォーヌ ロマネのグラン クリュの中でもしっかりとしたボディが特徴的です。
リシュブールはヴォーヌ ロマネにあるグラン クリュの中でも高い評価を受けています。
ヴォーヌ ロマネにある3つのモノポール(ラ ロマネ、ロマネ コンティ、ラ ターシュ)を除き、ヴォーヌ ロマネのグラン クリュで最上の地位にあるとされています。
中世のヴォーヌ ロマネはクリュニー派の支配下ではありましたが、リシュブールはシトー派が所有していました。
もともとのレ リシュブールは16世紀のころにはすでに優れたワインを産む畑として知られていましたが、ほかの多くの畑同様、革命時に差し押さえられて売却された経緯があります。
こちらの記事もお勧めです。
ここからはPRになります。
当サイト「ワインの教科書」は、高品質ワインのオンラインショップ「ワインブックス」を運営しています。
もしあなたが当サイトでワインに興味をもち、「実際に飲んでみたい、手にしてみたい」そう思ったときに覗いてみてください。
きっと素晴らしいワインとの出会いが待っていることを、お約束します。