ワイン用語集フランスワインシャンパーニュ地方

シャンパーニュのRM(レコルタン マニピュラン)とは?

シャンパーニュのラベルにあるRMはレコルタン マニピュラン(RECOLTANT MANIPULANT)の略です。

RMは、数多くあるシャンパンメーカーのうち、栽培から醸造、瓶詰めまでを自社で扱うワイナリーを指します。

シャンパーニュは、世界的に知られた大企業が経営しているワイナリーが多数あり、シャンパーニュの生産量のうち約7割をしめ、さらに輸出では90%以上を大手ワイナリーが占めています。

日本でも、例えば有名なモエエシャンドンヴーヴクリコポメリーなどはフランス本国でも規模の大きな一大ブランドです。

もちろんこれらのシャンパーニュも品質は素晴らしいのですが、巨大企業なのですべてを自家栽培、自家醸造することは現実的ではありません。

そのためこれら大手シャンパンメーカーはNMネゴシアンマニピュラン)といって、ブドウの栽培をほかの栽培業者に委託して造るなどの方法をとっています。

 

その逆で、RMは、栽培から醸造、瓶詰めまでを自家製で行うためほとんどのメゾンは小ぶりで家族経営のようなところも少なくありません。

そのような意味では、フランスドメーヌに近い存在といえます。

 

RMのメリットとデメリット

ワインは自然の産物というイメージが強いので、どうしても大企業が経営しているとなると「味気ないんじゃないか」などの心理が働きます。

その反動で、小さな家族経営のワイナリーのほうが心がこもっているのではないかという仮説が成り立ち、実際にワインファンの間ではRMのほうをよしとしてNMを低く見る傾向もあります。

しかし、これは半分あたっていて半分的外れです。

確かに家族経営のRMの多くは手作業でワインを造り上げますので、熟練の技がなければそもそもシャンパーニュが製造できません。

そして、それらのワインの多くは手作業で丁寧に造るため、単価が上がってしまう最大のデメリットがあります。

 

一方、大手ワイナリーは、多くを売りさばかなければなりませんが、そのためには品質の管理はそれこそ化学工場のように緻密になされています。

品質が高く安定しているうえに、価格が一般的に売れ筋のRMよりも抑えめにできています。

 

まとめると、RMのメリットは、

・希少価値がある

・ワイナリーによってはこだわりの熟練の味が楽しめる

・宝探しのようなワクワク感

 

デメリットとしては、

・ワイナリーによっては品質にばらつきがある

・売れ筋になると一気に価格が高騰する

・知らない人には価値が伝わらない

 

などがあげられます。ここでおさえておきましょう。

 

RMは、それこそ宝探しのように