ワイン用語集イタリアワイン

ロエロ ワインとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理

ロエロは、ピエモンテ南部のタナロ川の北側に位置するワイン生産地です。

DOC指定の赤ワインと、DOCG指定の白ワインの生産を並行して行っています。

日本ではあまり知られていませんがイタリアワイン通の中では品質のたかさを知られています。

イタリアンで注文すればきっとソムリエから注目されるワインです。

ロエロ

赤はDOC,白はDOCG

赤ワインのロエロ・ロッソには、95%以上のネッビオーロ種を使っています。

残りは、ネッビオーロのタンニンを抑えるために土着種のアルネイスを混ぜています。

21世紀以降には、ネッビオーロ100%の赤ワイン製造にも力を入れています。醸造の技術が進み、渋味が強くて、かつ滑らかなワイン造りが可能となったのです。

それらのワインは同種のブドウを使っているバローロバルバレスコに似て、強いタンニンや酸味が特徴のワインです。

 

ロエロの白には、アルネイス種のみが使われています。

洋ナシ、アプリコット、アーモンドの香りと豊かな果実味が特徴のワインです。

アルネイスはピエモンテ以外ではほとんど見かけない土着品種で、ガヴィ(コルテーゼ)同様、ピエモンテの白を代表するブドウ品種といえます。

 

 

ワインのブドウ品種

ネッビオーロ種は、ピエモンテ州で生産される高級赤ワイン用の品種です。

バローロバルバレスコガッティナーラといったほかの有名なイタリアワインにも同品種が使われています。

長期熟成に向いていて、強いタンニンと酸味が特徴です。

 

アルネイス種はロエロワイン特有の土着種で、砂質の土壌によって作られています。

もともとは、赤ワインのタンニンを抑えるための混醸用として栽培されていた背景のあった品種で、後に、白ワインの原料としても用いられるようになりました。

その意味では、コートロティヴィオニエと似ているかもしれません。

ヴィオニエ同様、アルネイス単体でも非常に完成度の高いワインができるため、現在ではロエロ白は大変に人気化しています。

 

ネッビオーロのシノニムはリンク先をご参照ください。

 

復活を遂げた品種 アルネイス

かつて混醸用の品種として作られていたアルネイス種は、赤ワインのロエロ・ロッソがネッビオーロのみを使っての醸造に力を入れ始めて以降、需要は少なくなり、栽培の難しさもあって絶滅の危機に陥りました。

ワイン生産者からすれば赤ワインを造っていたほうが儲かるので、仕方のない流れなのかもしれません。

 

しかし、1970年代に起こったワイン・ルネッサンスといった活動をきっかけに、土着種のブドウに対する価値の見直しや、バローロワインの大家(たいか)たちによる協力もあり、アルネイス種によって作られたロエロ・アルネイスは、DOCGの認定を得るほどにまで地位を上げることになります。

 

現在では、ロエロ・アルネイスの生産者も多くなり、ロエロ・ロッソよりも人気を集めるまでに至っています。

 

合わせる料理

ロエロの赤は、ネッビオーロ独特の渋みと酸味を感じ、長期熟成をさせて楽しむタイプのワインです。

ただしバローロやバルバレスコほどの酒質の強さはありませんので、ジビエでもいいですが、赤身肉のローストなどが最適でしょう。

また、ロエロアルネイスは酸味がさわやかで、香りも華やかでヴィオニエのような印象があります。

アペリティフとして楽しんでみてもいいですし、トロピカルフルーツを添えたホタテのカルパッチョなどが最高のマリアージュでしょう。

投稿者プロフィール

ワインの教科書
当サイト”ワインの教科書”は、ワインに関する知識や経験を、できる限り丁寧に解説しています。どうぞよろしくお願い致します。

”ワインの教科書”は、ソムリエコンテスト優勝経験者のサイト管理人が、ワインを120%楽しむために本当に必要なことを紹介しています(管理人はこの人→)。

初めてご覧の方は、できればざっと以下の記事をお読みいただき、興味を持っていただくことでワインの味わいはより一層味わい深いものとなります。

ワインのテイスティングのやり方|初心者がコツをつかむ具体的手法


フランスワインの基礎知識と全体像|生産地域をおさえよう


ブルゴーニュワインの歴史|流れを知ってワインをおいしくしよう


シャンパーニュ ワインの歴史|誕生から現在までを解説


また、ソムリエ試験を受験の方は、以下の記事をご参考いただくことで、ぐっと理解が深まります。

ソムリエ試験|受けるかどうかを迷っているあなたへのエール


ソムリエ試験の合格点と合格率・難易度について


ソムリエ試験|独学かワインスクールどちらがいいか?


ソムリエ試験|合格までの勉強時間はどれくらいなの?


二次試験のテイスティングで得点するコツ


  すべての記事は必ずサイト管理人が確認し、ユーザーにとって本当に価値があると判断したものしか公開していません。

分量は多いですが、ぜひ一つ一つご覧になってください。