ワイン用語集フランスワインローヌ地方

サンジョセフ ワインとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理

サンジョセフ(SAINT-JOSEPH)は、コート・デュ・ローヌ北部の中でも高品質ながらもコストパフォーマンスが良いことで知られるAOCワインです。

イエズス会修道士が、この地域の丘にセイントジョセフと名付けたことから土地の名称として使われるようになりました。

ローヌ川の右岸にあり、花崗岩質と片岩質の入り混じった土壌です。

 

川を挟んでエルミタージュと対岸の関係にありますが、エルミタージュが高級ワインであるのに対してサンジョセフは高級ワインではありません。

どっしりとした渋みを味わえるコストパフォーマンスの良いフルボディタイプのワインです。

 

サンジョせフ ワイン

ワインの全体像

コート・デュ・ローヌ北部にある8つのクリュの中でも、南北に長く規模が最も大きい産地がサンジョセフです。

1220haにも及ぶ広大なブドウ畑は、クローズエルミタージュに続く広大な畑となります。

急斜面にブドウ畑が広がり、最高の日照りと水はけの良さで良質なブドウを栽培しています。

 

栽培しているブドウ品種はシラー種が90%となり、赤ワインシラー種単体で造られることが多くなっています。

白ワインも少量ですが生産されており、ルーサンヌやマルサンヌなどローヌ系の品種が育てられています。

 

ワインの味わい

赤ワインは、シラー種ならではのほろ苦い風味が特徴的です。

シラー特有のコショウのようなスパイシーさと、深みのあるルビー色と力強さを感じるワインです。

チョコレートや焦げた食べ物のようなアロマの中に、甘くて香ばしさも感じられる不思議なアロマです。

高級ワインではありませんので精緻さとかよりは飲みごたえのあるどっしりした味わいを楽しみたい、というときにいいですね。

 

白ワインはフレッシュであっさりとしており、グリーンがかった色が特徴的です。

早飲みタイプのワインで、爽やかに軽く楽しむことができます。

 

赤ワイン・白ワイン共に、広大な土地で生産されているため、生産者によって味にバラツキがあります。

選ぶ際には畑管理をしっかりとしている生産者を選ぶといいでしょう。

 

楽しみ方のコツ

非常に高品質な赤ワインながらも生産量が多いので、安価で手に入ることから一般的にも楽しまれるようになっています。

ローヌ北部のワインを手頃に楽しみたい人にはおすすめです。

スパイシーで少し苦みのある独特な味わいとなるため、料理の調味料としても利用されることも多くなっています。

赤ワインの場合は、肉料理の中でもビーフシチューや鶏レバーとの相性が抜群です。

渋味は強いので18度くらいに設定し、中ぶりのチューリップ型のグラスであれば問題なく楽しめます。

 

白ワインは、フレッシュでクセの少ない味なので、どんな料理とも合わせやすくなっています。

白ワインとしては酸味がまろやかなので、あまり冷やしすぎると酸味がぼやけてしまいますので、10度くらいにして小ぶりのグラスにこまめに注ぎましょう。

野菜料理や和食、オイル系パスタなど幅広く料理と合わせられます。

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