ワイン用語集フランスワイン南西地方

サンモン ワインとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理

2004年はまだAOVDQS

サン モン(SAINT MONT)は、フランス南西部のピレネー地区にあるワイン産地です。

ジェール県の北西部、赤ワインの銘醸地として知られているマディランの隣に位置しており、アドール川を見渡すことができます。

位置的にマディランのワイン造りの成功の影響を受けていて、ボルドースタイルの口当たりの赤ワインが知られています。

ただしまだAOCに昇格したばかり(2011年)ということで絶対的に知名度も低く、かつ投資も回っていないので盛り上がりには欠ける状況といえます。

サンモン

ワインの全体像

サン モンはAOCに昇格したばかりで、あまり知名度は高くありませんが、赤ワイン、白ワイン、ロゼワインを生産しており、土着品種が主体のブドウ品種構成が印象的です。

赤ワインは、タンニンの語源となっているタナ(マディランと同様)を主体としたもので、フェールやカベルネ ソーヴィニヨン、ピナンクも栽培されています。

濃厚な果実の風味と、スパイシーさのあるしっかりとしたタイプの赤ワインが生産されています。

白ワインはグロ マンサン(ジュランソンと同様)が主体で、アリュ フィアックやプティ クールビュ、プティ マンサンも栽培しています。

華やかな香りと爽やかさがあり、親しみやすい白ワインが多く生産されています。

 

特徴

これもAOVDQS

サンモンには、フィロキセラによる被害から免れた貴重な古木があります。

フィロキセラとはブドウ根アブラムシのことで、ブドウの値を攻撃し樹を枯らせてしまいます。

19世紀後半にヨーロッパ中で猛威を振るいました。

フランスではほとんどの地域のブドウ畑が、フィロキセラの被害にあってしまいました。

そのためフィロキセラが蔓延する以前のブドウの樹は、大変貴重なものとなっています。

その古木から造られた、凝縮感のある赤ワインは高い評価を得ています。

 

 

サンモンでのワイン造りの歴史は長く、11世紀頃からワイン造りは行われてきました。

レイモンド デ サンモン氏によって修道院が建てられ、ワイン造りが始まります。

その後クリュニー会の一部となり、ワイン文化がさらに発展を遂げていきました。

長らくボルドー ワインの代替や、ブランデー用のワインが生産されていましたが、近年品質を重視したワイン造りにシフトしてきています。

今まではコート ド サンモンとしてリリースしていましたが、サンモンは2011年にAOVDQSからAOCに昇格しました。

 

飲み方のコツ

 

日本ではほとんど見られないワインなのですが、見かけた場合は出回る前にひとつ試してみようという気でお飲みになるのがいいかと思います。

フランス本土でも価格は低く、その分気軽に飲めるワインといえます。

パーティーでのグラスワインや乾杯にもいいですし、屋外のバーベキューなどにも合わせやすいワインでしょう。

栽培面積は比較的大きいので、日本でも扱うインポーターが出てくることを期待します。