ワイン用語集フランスワインブルゴーニュ地方

サンロマン ワインとは?特徴と味わいのコツ 

サン ロマン(SAINT ROMAIN)は、フランスのブルゴーニュ地方、コート ドール県のコート ド ボーヌに位置しているワイン産地です。

以前はオート コート ド ボーヌの名前でワインを生産していましたが、1947年にAOC認定されています。

 

サン ロマンはオーセイ デュレスから続く谷の奥に位置しており、谷の両側の斜面でブドウが栽培されています。

谷が入り組んでいるため、ブドウ畑の向きは複雑で、様々な方向に傾斜しています。

標高が高く冷涼な気候でありながら、谷が風を遮るため、ブドウは昼間の熱を夜間まで保ち、果実を熟させることができます。

サン ロマンの母岩はオックスフォーディアンの泥灰岩に石灰岩の層が入ったもので、ワインに強いミネラルをもたらします。

表土は薄く、粘土質と泥質で構成されています。


ここの畑は谷間が入り組んでいてややこしい形になっています。

ややこしいということは中には素晴らしいクリマもありそうなものなのですが、今のところとびぬけたワインを造る生産者は出てきていません。

場所的にもオーセイデュレスに面しているのでもっと目立ってもいいものなのですが、ここのワインをブルゴーニュだと知らない人も多いかもしれません。

日差しも強く、もっといいワインができてもよさそうなものなのに、これがワインの難しさであって、面白さといえるでしょう。

その意味では村名クラスのワインを気軽に飲んでみるのが良い付き合い方といえるかもしれません。

 

サンロマン ワイン

ワインの特徴とブドウ品種

サン ロマンの特徴としては、その標高の高さと冷涼な気候が挙げられます。

標高が300〜400mとコート ドールの中で最も標高が高い村のひとつです。

そのため白ワインはシャープな酸味を持ち、丸みがあるスタイルというよりは厳しさがあるスタイルです。

赤ワインもしっかりとした酸味と、引き締まったバランスが特徴的です。

サンロマンでは赤ワイン白ワインが生産されており、黒ブドウはピノ ノワール、白ブドウシャルドネが栽培されています。

フィロキセラの被害に遭うまでは、耕作可能な土地全てがブドウ畑でしたが、フィロキセラによる被害を機に、ブドウ栽培により向いている土地にのみブドウが栽培されていきました。

現在はシャルドネピノノワールの栽培面積は6:4ほどで、シャルドネの方が少し広くなっています。

サン ロマンは村としての歴史が古く、新石器時代の遺跡などが残っています。

ワイン産地の他には別荘地としても知られており、バカンスには人が訪れてきます。

樽製造会社のフランソワ フレールの本拠地があることも、村の名を広めています。

冷涼で適度な湿度をもつこの地が樽材の乾燥に適しており、ブルゴーニュ最高峰の生産者に樽を供給しています。

 

 

飲み方のコツ

ブルゴーニュワインではありますが、カジュアルに品質の高いワインを飲める産地として知られています。

そのため格式ばった楽しみ方や、緊張するシチュエーションではワインの味わいを最大限に楽しめなくなるかもしれません。

できればリラックスして、適度にワインに集中できる環境が最高でしょう。

 

グラスはどちらもチューリップ型の中ぶりなものであれば合わせられます。

温度は白で8度、赤で16度程度で問題ないでしょう。

温度の管理もあまり厳しく考えなくても香りの広がりを楽しめます。

料理に関しても同様で、あまり気合の入った料理だとアンバランスになってしまうかもしれません。

そのためレストランのシェフが渾身の力を込めて作る繊細な料理よりは、もっと気軽にビストロやうまいつまみのあるワインバーのほうがいいでしょう。

スパイスの利かせたアジア料理にも合わせやすく、あるいはワインパーティーの一本にも最高です。


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