ワイン用語集フランスワインボルドー地方

サンテミリオンの衛星地区とは?全体像と特徴

サンテミリオン衛星地区とは、フランスボルドー地方に位置しているワイン産地です。

ジロンド川右岸の銘醸地サンテミリオン地区の北東にあり、準サンテミリオン地区、サテライト サンテミリオン、アラウンド サンテミリオンとも呼ばれています。

サンテミリオン衛星地区にある畑の大部分は、サンテミリオンの丘の斜面の北側に伸びて位置しています。

 

サンテミリオン衛星地区のワインは20%ほどしか輸出されておらず、そのほとんどが国内で消費されています。そのため日本では隣接するサンテミリオンに比べて、あまり知名度は高くありません。

サンテミリオンから見ると河の後背地にあって、あわせると4000ヘクタール弱の面積なのでかなりの広さといえます。

ワインの多くは協同組合で造られ、味わいは協同組合ものの落ち着きがあって、安価で信頼できるワインが多いです。

際立った個性のあるワインこそ少ないですが、ワインショップで見かけたら一度試してみることをお勧めします。

 

サンテミリオンの衛星地区

全体像

サンテミリオン衛星地区には

リュサック(LUSSAC)

ピュイスガン(PUISSEGUIN)

モンターニュ(MONTAGNE)

サンジョルジュ(SAINT-GEORGES)

という4つの村名が1936年にAOCに認定されており、村名にハイフンでつないでサンテミリオンを付ける事が認められています。

パルサック、サーブル サンテミリオンという村名もありましたが、1973年よりパルサックはモンターニュに加えられ、サーブル サンテミリオンはサンテミリオンに加えられました。

 

リュサック サンテミリオンは衛星地区の中で最北に位置しており、ブドウ栽培面積は1350ha程です。

生産地域はリュサック村全域に広がっています。

 

ピュイスガン サンテミリオンは衛星地区の中で最東に位置しており、700haほど栽培面積があります。

古い歴史を持つワイン産地で、ピュイスガン村が生産地域として認められています。

 

モンターニュ サンテミリオンは衛星地区の北東に広がっており、衛星地区の中で最も面積が広く生産量が多い産地です。

モンターニュ村、パルサック村、サンジョルジュ村の3つが生産地域として認められています。

 

サンジョルジュ サンテミリオンはサンテミリオンに隣接していますが、200ha程しか栽培されておらず、衛星地区最小の産地です。

 

サンテミリオン衛星地区はサンテミリオンと隣接していることもあり、サンテミリオン産の赤ワインと似た特徴を持っています。

サンテミリオンよりもスケールは小さいものが多いですが、しっかりとした果実のコクがあり、ビロードのような滑らかなテクスチャーが特徴的です。

 

サンテミリオン衛星地区では赤ワインのみ生産されており、メルロが主要品種として使用されています。

その他にはカベルネ ソーヴィニヨン、カベルネ フラン、コットも使用されています。