ワイン用語集フランスワイン南西地方

ソーシニャック ワインとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理

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ソーシニャック(SAUSSIGNAC)は、フランス南西部のベルジュラック地区にあるワイン産地です。

同じベルジュラック地区には甘口ワインの産地として知られているモンバジャックがあり、モンバジャックのすぐ西側にソーシニャックは位置しています。

ソーシニャックはボルドーのすぐ東に位置しており、4つの村で構成されている小さな産地です。

気候はボルドーと同じ海洋性気候で、穏やかな気候条件を持っています。

 

1982年にAOCに認定され、約50ヘクタールの畑から800ヘクトリットル弱のワインが生産されています。

これはAOCの中では相当に小さな面積で、そのためほとんどが国内向けの流通で、日本ではまず見かけることはありません。

見かけるとしたら相当のコアな業者さんが取り扱っていて、話を聞いてみると楽しいかもしれません。

 

ソーシニャック

ワインの全体像とブドウ品種


この地域は甘口ワイン造りに適した環境を持っています。

ドルドーニュ川の影響により秋の朝は霧が発生しやすく、晩秋には豊富な日照により水分が蒸発し、凝縮感のあるブドウが生育することが出来ます。

土壌は石灰質が中心で鉄分に富んでおり、粘土質も混在した複雑な土壌です。

畑は斜面や丘の上に位置しているものが多く、機械の導入が出来ません。

そのため手作業でのワイン造りが求められており、収穫は熟度に応じて何回かに分けて行われ、丁寧に手摘みで行います。

 

ソーシニャックでは甘口の白ワインのみ生産されており、辛口タイプで生産された場合、ベルジュラック セックとして販売されています。

ソーシニャックとして販売する場合、貴腐菌の影響や遅摘みにより糖度が上昇している必要があります。

残糖は68g/L以上が規定されており、収穫した翌年の10月31日まで熟成することが義務付けられています。

栽培されているブドウは、セミヨンミュスカデル、ソーヴィニヨンブランなどです。

 

ワインの特徴

ソーシニャックのワインは、ボルドーとの類似点が多いながら、そのコストパフォーマンスの高さが特徴的です。

高品質ながら比較的手頃な価格で購入できるため、試してみる価値は十分にあるワイン産地です。

 

フランス南西部の甘口ワインの産地としては、モンバジャックに比べると知名度は高くありません。

あまり生産量が多くなく、市場で見かけることが少ないため知名度は低いですが、高品質な甘口ワインを生産しています。

 

楽しみ方のコツ

ソーシニャックはベルジュラック地区の甘口ワインとして、独立したAOCを取得しています。

そのため他とは違い個性のある甘口ワインに仕上がっているとされます。

ただし日本にはほとんど輸入されませんので、まずは口にするときは事前に知識を仕入れて飲んだほうがより一層おいしくなるでしょう。

サービス温度は10度程度で、小ぶりのチューリップグラスでに注いて楽しみましょう。

 

甘味が強いのですが、同時に果実味やミネラルの印象もありますので、塩味の強いチーズにも合わせやすいですし、もちろんデザートにもぴったりです。

部分的に貴腐ぶどうをつかって造りますので、そのためバターのような印象も感じられます。

例えばイチジクをオーブン焼きにしてタルト仕立てにしたようなデザートがあれば、最高のマリアージュでしょう。