ワイン用語集イタリアワイン

シシリア州のワインと地方料理|特徴とブドウ品種

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シシリア州はイタリア半島の南西、イオニア海に浮かぶ島の州です。

イオニア海の中では最大の島で逆三角形の形で、イタリアの州の中では最大の面積をほこっています。

州都は島の北部に位置するパレルモです。

地政学的に戦略的な標的にされることの多かった島で、そのため幾多の民族の襲来をうけた過去があります。

 

 

温暖な地中海性気候で、作物の栽培にむいているため、古くからブドウの栽培がおこなわれていました。

冬は温暖で、夏は暑く乾燥するため、ブドウはどうしても色が濃くつき、酸が減ってしまいます。

そのため最近ではヴァンダンジュヴェルトといって早めに収穫したり、高度の高い場所に畑を移動するなどの工夫がなされています。

 

ワインの歴史に関してもイタリアの中で最も長い歴史を持っている州で、紀元前7世紀ごろにすでにワインの醸造を始めていたことを表す資料も残されています。

四方を海に囲まれている島であるため、魚介料理とマッチする白ワインに比重が置かれ、生産量の6割を占めています。

シシリア州のワイン

イタリア最大のワイン産地

広い面積や温暖な気候によってイタリア最大の生産量となっています。

もともとは恵まれた気候と広大な土壌に支えられ、低価格で大量消費型のワインを産する州として有名でした。

しかし近年では灌漑や冷蔵技術の進歩によって、高品質なVdTワイン(テーブルワイン)造りに取り組む醸造家が増え、お手ごろな価格で、品質の良いワインを世界中へと輸出しています。

赤白を通して最も知られているのはフォーティファイドワインマルサーラでしょう。

料理用ワイン(↑ソースにマルサーラは定番)としても知られ、世界的に成功したワインといえます。

 

代表的な赤ワイン

シシリア州の代表的な赤ワインとしては現在、島で唯一2005年DOCGへと認定されているチェラスオーロディヴィットリアが挙げられるでしょう。

島の南東部、ヴィットリアで栽培されているネーロダーボラ種を約60%とフラッパート種が約40%使われています。

明るいルビー色で、比較的長期熟成にむいたワインとなっています。

 

代表的な白ワイン

白ワインで有名なものにはエトナなどが挙げられます。

エトナは、シシリア島の東部で造られているワインです。白だけでなく、赤ロゼの製造もおこなっています。

 

白ワインの醸造には、カッリカンテ種を主体(60%以上)に造られています。

麦わら色で調和のとれた味わいの辛口白ワインです。

 

エトナが造られているシシリア島東部、エトナ山脈の麓は火山岩による土壌でミネラルを多く含んでいます。

この土壌では、良質なブドウを造ることが可能なので、古代からワイン造りが行われてきました。

一時期は評価を落としていましたが、1900年代後半あたりから再びエトナのブドウを使ったワインの品質向上が図られ、現在では評価を取り戻しています。

 

地方料理

魚介類がとにかく豊富で、イワシやサバなどの青魚をグリルにしてレモンをかけて食べるようなシンプルな料理が見られます。

また、北アフリカにも近いためクスクスといってセモリナ粉で造る小粒のパスタも魚介類とともに食べられています。

カジキマグロの漁が盛んで、多く食べられていますが、グリルしてオレンジのソースで仕上げたり↑、巻物にしたりとバリエーションが豊富です。

 

意外なことに、シシリアではドルチェも発達していて、アーモンドの粉で造るマジパン菓子やビアンコマンジャーレ(ブランマンジェ)、ジェラートやグラニータなどの氷菓も有名です。

 


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