ワイン用語集フランスワインブルゴーニュ地方

ロマネサンヴィヴァン ワインとは|特徴とブドウ品種、ポイントを解説

ロマネサンヴィヴァン(romanee ST-VIVANT)は、ヴォーヌ・ロマネ村にあるグランクリュ(特級畑)の中でも最も面積が大きい畑です。

DRCやルイ・ラトゥールなど11生産者によって分割所有されてワインが生産されています。

ブドウはすべてピノノワールで、ヴォ―ヌロマネ村のグランクリュの中ではもっとも女性的なワインと評されています。

AOCとしては1936年から認められていて、その年のヴィンテージからリリースされています。

 

ヴォ―ヌロマネの村とフラジェエシェゾー村の全てのグランクリュの中で最も低い位置にあって、最も低い場所はヴォ―ヌロマネ村の村落と接しています。

 

指定栽培面積は9.4374ha、年間の平均生産量は3000ケース弱。

主な所有者は

DRC(5.29ha)、ルロワ(0.99ha)、ルイラトゥール(0.76ha)、ポワソ(0.74ha 醸造はアントナンロデ)、デュジャック(0.16ha)

等になっています。

 

 

フランス革命の後に二コラ・ジョセフ・マリーによって買い占められ100年余りも単独所有されていたものの、品質の低下がささやかれるようになり、1898年にラトゥール一族に分割販売して分割所有が始まりました。

そして1966年からロマネサンヴィヴァン最大の5.29haの畑をDRCがリースするようになりました。

 

ロマネサンヴィヴァン

語源

ロマネサンヴィヴァンの畑は長い間クロ・サン・ヴィヴァンとして知られていました。

これはシトー派以前の修道院時代のことで、ヴォ―ヌロマネから西に数キロの場所に合ったサン・ヴィヴァン・ド・ヴェルジ修道院(クリュニー修道院に所属)が所有していたことにちなみます。

 

また、ロマネはその後につけられた接頭語で、ロマネコンティにあやかり単にサンヴィヴァンに追加されているだけとされています。

「ロマネ」は、1580年の不動産契約書にロマネコンティの名前がみつかり、ローマ時代からこの名前があったことからロマネと命名されたとされています。

 

ワインの特徴


濃厚な味の中にバランス良くスパイシーさを感じられ、トリュフのアロマが特徴です。

ヴォ―ヌロマネのグランクリュの中ではもっとも女性的で渋みが滑らかで柔らかい口当たりで、その意味ではミュジニーと似ているとされています。

 

熟成された独特のアロマで、濃厚なルビー色の赤ワインです。

タンニンと果実や酸味のバランスが非常に素晴らしく、口に含むと力強くストレートながらもデリケートさや官能的なボディが感じられ、複雑な味が広がります。

熟成することによるポテンシャルは多く秘めていますが、一般的には他のグランクリュに比べると早めに飲んだほうがいいとされています。

 

 

ワインの評価


ロマネ・サンヴィヴァンはヴィンテージやドメーヌによって幅があるものの、DRCの平均価格としては20万円前後となります。

ロマネコンティやラターシュなどのそうそうたるグランクリュの中では比較的購入しやすい価格の年もあるワインです。

2005年のヴィンテージは、女性的な魅力のあるワインであるロマネ・サンヴィヴァンが、男性的な奥深さを出すワインとなっており驚かれています。

パーカー評価も97点を獲得し、近年のヴィンテージの中でも破格の値段が付いています。

ロマネ・サンヴィヴァンらしさを最も感じられるヴィンテージは1996年と言われており、エレガントながらもスパイシーな刺激もあるワインになっています。

 

ロマネ・サンヴィヴァンは「少し浮ついたワイン」や「偉大な誘惑者」として表現されており、重厚さがあるのにも関わらずデリケートで官能的さを感じられる魅力的なワインとして愛されています。

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