ワイン用語集フランスワインボルドー地方

スーパーセカンドとは?ボルドーのシャトーの2位集団?

スーパーセカンドとは、正式な言葉ではなく1990年代以降の世界的なワインブームの中で自然に生まれたキーワードです。

ボルドーには1855年に国家主導で格付けされたメドックのシャトーがあり、これは1級から5級まであります。

1級のワインは以下の通りで

シャトーラフィットロートシルト

シャトーラトゥール

シャトーマルゴー

シャトームートンロートシルト(1973~)

シャトーオーブリオングラーヴ地区から特別に選出)

 

これらはすべてのワインがとびぬけていて、どれもが唯一無二という品質を保っています。

そうなると自然と「ではそのあとに続くトップは何になるんだ」という議論が生まれるのが世の常で、2級のシャトーの中で1級に限りなく近いトップを定めようということで「スーパーセカンド」という言葉が生まれるのです。

 

実際にはスーパーセカンドには

・シャトーピションロングヴィルコンテスドラランド

・シャトーピションロングヴィルバロン

・シャトーコスデストゥルネル

・シャトーレオヴィルラスカーズ

などがあげられます。

 

もっとも、ボルドーのシャトーはそれぞれ熱狂的なファンがいて、上に挙げたスーパーセカンド以外にもグリュオーラローズモンローズなども入ることもあります。

 

中には2級を飛び越してタルボーやパルメランシュバージュなども議論の種になります。

 

スーパーセカンドという言葉は、ユーザーからすればわかりやすくて使いやすい言葉かもしれません。

しかし悪い表現をすれば二位集団のトップを議論しているようなもので、ここに挙げたシャトーはどれも世界トップレベルのシャトーなので、理性的にいえばあまり使わないほうがいい言葉と言えます。

極端な話、世界一を狙うアスリートに「2位集団の中ではトップの評価を得ていますが、いかがでしょうか」と質問をしているようなもので、言われる本人は決していい気はしないでしょう。

 

 

スーパーセカンドという言葉自体は法的にも制度的にもなんら決まりはありませんし、極端な話「おれのスーパーセカンド」で構いません。

このサイトのユーザー様であればここはひとつ冷静になり、一つの考え方として「こういう言葉もあるんだ」程度に押さえておくべきでしょう。

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