ワイン用語集イタリアワイン

スヴェレート ワインとは?特徴とブドウ品種、合わせる料理

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スヴェレート(SUVERETO)は、イタリアのトスカーナ州スヴェレートで造られるDOCGワインです。

イタリアで造られるワインでありながらも、フランスのブドウ品種を使って作られています。

イタリアは、ワインにおいては、フランス系ブドウ品種に対して強い対抗意識があり、長年DOCGにフランス系ブドウは認められてきませんでした。

現在のイタリアワインでもDOCGでフランス系ブドウが認められているのはほとんどありません。

スヴェレート

フランス系ブドウを使うDOCG

スヴェレートには、基本的にカベルネ・ソーヴィニヨンかメルローという品種を100%使って作るか、その2種のみを混ぜ合わせて作ります。

混ぜ合わせる場合には、メインとなる品種を85%以上使うことが義務付けられています。

例外的に、南部には、サンジョベーゼを使っているところもあります。

それぞれのブドウ品種の名前をとって、それぞれ

スヴェレート・カベルネソーヴィニヨン

スヴェレート・メルロー

スヴェレート・サンジョベーゼ

と名付けられています。

 

 

ブドウ品種

カベルネ・ソーヴィニヨンはフランス原産の品種で、世界で最も知られている赤ワイン用のブドウ品種です。

比較対象にあがるピノノワールと比べると適地対応力があり、比較的冷涼な地域から、温暖な地域での栽培にも対応するなど広範な地域で生育することが可能です。

カベルネ・ソーヴィニヨンによって作られるワインは、一般的に長期熟成に適性がある、フルボディで豊富なタンニンや酸味を持つワインになります。

 

メルローも同じくフランス原産の品種です。

プルーンのような、熟した黒い果実の香りをもっています。

味は、カベルネソービニヨンと比べると、まろやかなタンニンや酸味となっています。

酸味や渋味が少ない分熟成が進みやすく、オレンジの色調が表れやすい品種です。

メルローも世界中で広く栽培されていて、日本においてはカベルネソーヴィニヨンよりも気候的に栽培しやすく、長野県などで生産されている品種です。

 

 

もとヴァルディコルニアの一部

スヴェレートは、もともとヴァル・ディ・コルニアというワインの中に含まれていたのですが、品質の高さを認められてDOCGとして独立しました。

この地域は、古代エトルリア人によって「ワインの地」と呼ばれるほど、ワインづくりに適した場所です。

 

理由は、大きく分けて2つあり、

1つ目は、大きく開けたなだらかな地帯であり、太陽光を集めやすくブドウの生育に適している

2つ目は、石灰が多く混ざった乾いた土、鉄やマンガンを含んだ土、多くの水分を含む泥土が混在していて、これがブドウの生育上適している

このような好条件があわさり、ワインに複雑で上品な味わいを与えています。

 

合わせる料理

スヴェレートはトスカーナ州のDOCGワインの中ではボルドー色が強く、そのため比較的若いうちから楽しめて、かつ渋みが濃く、滑らかな印象のワインです。

赤身肉を大胆に炭火で焼いた料理や、チーズ全般に合わせやすいでしょう。

子羊肉をハーブでマリネし、炭火で焼いた料理などは、子羊肉のじゅわっとした脂の香りとスヴェレートの渋みとよく合います。