ワイン用語集セパージュ

テンプラニーリョとは?品種の特徴と生産地域

テンプラニーニョ(TEMPRANILLO)は、スペインを代表する黒ブドウ品種です。

ワイン用ブドウの栽培面積では、世界第4位の面積を誇ります。スペインのリオハ、ナヴァーラ辺りが原産地とされており、主にイベリア半島全域で栽培されています。

 

テンプラニーニョは「早熟」という意味であり、その名の通り同じ産地の他品種のブドウよりも早く熟すことが由来となっています。

テンプラニーニョの果実は小さく、厚い皮を持っています。

暑く乾燥している気候に向いていますが、標高の高い産地など少し冷涼な気候でも高品質なワインが生産されています。

生産性が高いブドウ品種であるため、収量コントロールが必要です。

 

19世紀の後半にフィロキセラで壊滅状態になったボルドーの生産者が流れ着いて栽培を広めた経緯があり、そのためボルドースタイルの味わいが多くなっています。

テンプラニーリョのシノニムは、こちらをご参考ください。

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https://wine-kyokasyo.com/syononym-tempranillo
テンプラニーリョはスペインのリオハの主要品種です。渋みや酸味があり熟成に向き、凝縮したワインには国際的に評価されているものも少なくありません。 TEMPRANILLO ULL DE LIEBREOJO DE LIEBRE(CATALONIA) CENCIBEL(LA MANCHA) TINTO FINO(RIB...
 

テンプラニーリョ

品種の特徴

テンプラニーニョから造られたワインの外観は色濃く、深い色合いを持ちます。

香りは強く、プルーンや黒い果実、鉄のニュアンスが感じられます。熟成度合いによっては、たばこやなめし皮の香りも感じることができます。

味わいは適度な酸を持ち、しっかりとした果実味となめらかで豊富なタンニンを持ちます。

果実味が強いためアルコール度数が高く仕上がり、長期熟成可能なタイプのワインが生産されています。

また樽熟成との相性が良く、伝統的に樽を使用して熟成させることが多くあります。

近年は瓶内で熟成を行い、果実味を前面に出したスタイルのものも増えてきています。

 

主な生産地域

テンプラニーニョは、そのほとんどがスペインとポルトガルで栽培されています。

スペインのほぼ全域で栽培されており、地方ごとに呼び名が異なります。

その中でも特に有名な産地は、リオハ、ナヴァーラ、リベラ デル ドゥエロです。

テンプラニーニョ100%で生産されることもありますが、ガルナッチャやカベルネソーヴィニヨン、グラシアーノとブレンドされることもあります。

 

ポルトガルでも広く栽培されており、テンプラニーニョはポルトガルで最も広く栽培されている黒ブドウ品種のひとつです。

ポートワインでは、ティンタロリスと呼ばれて高級ワイン向けに栽培がされています。

 

その他の産地はカリフォルニアやオーストラリア、日本などでも少量ですが栽培されています。

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