ワイン用語集イタリアワイン

トレンティーノ アルト アディジェ州のワインと地方料理

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トレンティーノ・アルト・アディジェ州は、イタリア北東部に位置する州です。

州都はトレントです。

大別するとこの州は南部と北部に分類できて、

北部は南チロル地方と呼び、ドイツ語が標準語、

南部はトレンティーノ地方と呼び、イタリア語を話します。

 

アルト・アディジェ地区は長い間オーストリアの支配下に置かれていたという歴史を持っているため、現地のワインにもその影響が見られます。

また、ドイツ語が第一公用語であり、ラベルにもドイツ語による記載がされています。

一方、トレンティーノ地区は隣接しているヴェネト州、ロンバルティア州のイメージと近いものが感じられます。

 

「アルト・アディジェ」や「トレンティーノ」といったワインが有名です。

DOCに指定された範囲が広く赤、白、ロゼの3種類にわたる様々なものが醸造されています。

広範なDOC指定地域の中から生産地の特徴を表すため、産地の記名がされているものもあります。

このドイツ語表記がこの州のワインをわかりづらくさせていて、ソムリエ試験やコンクールの筆記試験の勉強では大変に苦労させられます。

 

 

トレンティーノ アルト アディジェ州のワイン

代表的な赤ワイン

赤ワインで有名なものは、アルト・アディジェの「サンタ・マッダレーナ」とトレンティーノの「マルツエミーノ」です。

サンタ・マッダレーナは土着種のラグレイン種とスキアーヴァ種を95%以上使って作られるワインで、豊かな果実味と酸のバランスの取れた仕上がりです。

 

マルツエミーノはワインと同じ名前のブドウ品種「マルツエミーノ」によって作られるワインです。明るく輝く赤色と軽やかな口当たりが特徴的です。

モーツァルトが好んで飲んでいたことでも有名で、彼のオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の中にもその名前が登場します。

 

もっとも、内陸部で冷涼な気候であることと、赤ワインが知られていないオーストリアとの接点が強いため、国際的に活躍している赤ワインは見出しにくいのが現状です。

 

代表的な白ワイン

白ワインの中で代表的なものはアルト・アディジェの「テルラーノ」です。

鮮やかな淡黄色と桃などの果実味、軽快な酸やミネラルの高級感がある味わいが特徴です。

醸造には、ピノ・ビアンコ、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランの3種類のブドウが使用されています。

天候や土壌条件などは赤ワインよりも白ワインのほうが圧倒的になじみやすく、トレンティーノのワインであれば白ワインが優勢です。

日本に入荷するワインのほとんども白ワインで、赤ワインに比べると国際品種を使っているためわかりやすい印象です。

 

 

この地方の生産者は優良な栽培家のみをパートナーとして迎え入れて最高クラスの品質を守り続けています。

イタリアの評論誌ガンベロロッソでも、国の代表的な作り手としてあげられるほどの評価を獲得しています。

 

地方料理

内陸で州のほぼ全域が山岳地帯という特殊な地形なので、サービス業が育たない背景もあり、地方料理は数少ない印象です。

温暖なガルダ湖畔以外は気温の差が激しく、冬は深い雪に覆われます。

そのためチーズやハムなどの加工食品が多く育ち、これらを使って料理をすることが多くあります。

 

昔この地方は年間に一度しかパンを焼かず、そのためパンは乾燥してそのままでは食べられないほど堅かったらしいです。

カネーデルリ↑という料理は、その堅くなったパンをチーズやハムなどと団子状にした料理です。


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