ワインはし好品ですのでどのような紹介の仕方をしてもいいですし、自由な存在です。

しかし、ブログのように他者との接点がある場合は最低限、表現するルールが存在します。

せっかく書いたブログであれば、できれば多くの人に見てもらいたい、共感してもらいたいというのが多くの人の本音でしょう。

それであれば、最低限の技術を習得しない手はありません。
 

多くの人に読まれるブログを書くコツ

一般のライティングとウェブライティングの違い

これからブログを投稿するにあたって、最も押さえていただきたいのが「一般のライティングとウェブライティングは別物だ」ということです。

小説やエッセイなどの書籍は、わざわざ買ってまで読みたいという心理が源泉にあるため、多少回りくどくても最後まで読まないと損だということでユーザーはある程度読み進めてくれます。

しかし、ウェブライティングはこうは行きません。

ユーザーはパッと見て自分にとって価値があるページなのかどうかを判断しますので、価値がないと判断するとあっという間にほかのページに移ってしまうのです。

そのため書籍よりもわかりやすく、一目見て価値がわかるようにする必要があり、ここに最大の違いがあるのです。

 

ウェブは対面する必要のない便利さがある反面、人は遠慮をせずに能動的に行動をします。

対面であれば話を切って次の人に会うことに遠慮するかもしれませんが、ウェブであれば価値のないページは遠慮なく切り捨てられてしまうのです。

 

記事タイトル

記事タイトルはパッと見て「なにをいっているのか」を伝える最大のキャッチコピーです。

ワインの記事作成においては、記事タイトルの基本は

ワイン名+ヴィンテージ

でしょう。

このようにすることで一覧で表示されたときに

「このワインを飲もうと思っていたんだけど、どんな感想なのかな?」

とユーザーはページをクリックするのです。

 

逆に

「このまえのパーティで飲んだ最高のワイン(≧▽≦)」

のような記事タイトルですと、ユーザーはそれだけでは何について書いてあるのかわかりません。

有名人のブログであればその人に興味があるのでいいのですが、これからブログを書く人にとってはやや不向きなタイトルといえるでしょう。

 

文字数

文字数に関しては、特に決まりはありません。

1行、2行で伝わるのであればそれで全く問題ございませんし、逆に何千文字も書いたほうがよく伝わると判断すればそれでも問題ありません。

ただし、読む側からすると、相手の事前の知識もなく1,2行の解説を見てもよくわからないというのが実際のところでしょう。

有名人のブログなどではほんの一言二言の記事もありますが、それは有名人という土台があって、すでにある知名度が源泉となっています。

通常は言葉足らずでは伝わりにくいし、誤解もあるものでしょう。

 

とはいえ、回りくどく長々と何千文字も書いても読む側は拒絶反応を起こす可能性もありますし、長い文章を読ませるのはそれなりの経験が必要です。

そのため当初は、300文字~800文字程度をめやすにし、慣れてきたらもっと少ない文字数でアピールしてもいいし、逆にもっと長い文章で読み込ませるのもいいでしょう。

 

リズムよく読ませる”行かえのコツ”

この文章もそうなのですが、サクサク読ませる(読んでもらう)には、ユーザーにリズムよく読ませることが大事になってきます。

電車に乗った時に周りを見渡すと、おそらくほとんどの人がスマホを見ていると思いますが、あのなかで快適にユーザーに情報を伝えるには、やはりリズムは大事なのです。

そのた一つのコツとして、行かえに関しましてはPCだと1~2行、スマホだと4~5行で話を区切り、次の行に行かえをするのがセオリーです。

あまり文字が行かえしないで続くと誰しも読もうと思わなくなってしまうものです。

逆に行かえをコツコツすることで、書く側も自然と話をまとめよう、という気になるものでしょう。

 

段落(みだし)をつける

段落をつけることで、ユーザーは手っ取り早く「ああ、このようなことを書いているんだな」ということがわかり、心の準備ができた状態で読み込むことができます。

ワインの教科書では、簡単に見出しをつけることができます。

詳しくはスパテク集をご覧ください。

 

画像の重要性

画像は、お飲みいただいたワインやコレクションのワイン、あるいはワインに関連するものであればなんでも構いません。

そのうえで、やはりきれいであればあるほど共感はされやすいでしょう。

そこで、スマホで撮影した場合は以下のことを押さえることをお勧めします。

①背景に気をつけよう

どれだけワインが見栄え良くても背景が雑然としていると台無しになってしまいます。

せっかくのおいしいワインの画像も、背景に洗濯物や食べ残しが映り込んだら見ている人はもったいないと思ってしまいます。

最低限背景に気を使い、見ていて心地の良い画像を投稿しましょう。

 

②鮮明な画像

手ブレがあったり、暗すぎて何を撮っているのかわからないような画像は魅力に乏しいです。

最近のスマホは性能が高く、たいていきれいに映るようになっていますが、投稿する前に検討するようにしましょう。

 

③人物が映る場合

人物が映る場合は、権利侵害に気をつけましょう。

映りたくない人、公開してほしくないひともいるかもしれません。

当サイトのユーザー様はワインに興味があるだけあって世の中を深く見る洞察力のある方が多いです。

不用意に他人が映り込んだ画像をアップすると「この人は権利侵害に気を使っているのかなあ」と不安に思うでしょう。

人物を映しこむ場合は、自分とその知人までにとどめて置き、他人や意思の疎通が取れていない人はアップしないようにしましょう。

 

品質の高いブログのために

ここから先は、より質の高いブログを書こうと思っている方のためのブログになります。

「気軽にブログを書いていきたい」

という方は読み飛ばして問題ありません。

 

 

 

ブログは日記ではありますが、同時に公開するメディアでもあるため、ユーザーからは厳しい目で見られることを意識しましょう。

ワインが好きなユーザーというのは、当たり前ですが20歳を超えていて、かつ、お酒の味がわかる程度に人生経験を積んだ人たちです。

その人たちに読んでもらい、さらに評価してもらうには、ただ感想を述べたり紹介しただけでは足りません。

おそらく、いろいろあるブログの中でワインの教科書を選んだということは、きっと何らかの思いがあってのことだと思います。

ここでウェブライティングをすこし経験し、もう一段上のブログを書いてみてはいかがでしょうか。

 

技術ありきのブログは逆効果

ブログで重要なのは内容ではありますが、同時に体裁も重要です。

ウェブ上で公開されているブログはブログ作成の基礎がないことが多く、いわゆる作法を無視したものがほとんどを占めています。

作法といいましたが、堅苦しく、小難しいものではありません。

ほとんどのブログが意識していないためほんのすこし改善するだけで劇的によくなる可能性を秘めています。

 

また、ウェブの良さは自由度の高いところにあるのであまりにも作法にこだわった結果、面白みに欠けるブログになるのは避けたいところです。

そのため最初に矛盾するようで申し訳ありませんが、私は最小限のwebライティング技術があればそれで十分で、逆に技術ありきのブログは魅力を半減させると思っています。

では、その最小限の技術を紹介していきましょう。

 

ページのタイトルとリードで全体像とベネフィットを伝える

あなたがインターネットで検索をする目的は何でしょうか?当然調べ物があるからでしょう。

そしてインターネット上での目的達成とは調べたいことに対する回答を見つけることにほかなりません。

 

あなたがグーグルの社長だったら、検索ユーザーにとって最も有益な情報を上位表示させるはずです。

なぜなら検索サイトは多くの検索ユーザーから支持されることによって広告収入を得ることで収益をあげているからです。

それにもかかわらず適切な回答でない情報や売り込みばかりが上位表示されるのであればユーザーはグーグルそのものにあいそうをつかします。ここに発想を転換させてほしいのです。

 

検索サイトは同時に、ユーザーの検索キーワードに対して複数のサイトを表示させ、そこからユーザーが選ぶ仕組みのため、ページタイトルしか表示できません。

そのためここでブログの内容をドンピシャで伝わるタイトルにする必要があるのです。

さらに、そのドンピシャのページタイトルからサイトを訪れた際に、最初のリードの部分でどのようなベネフィット(利益)があるのかを伝えることでユーザーは安心して読み進めることができます。

 

個人的な話題や関係のない記載をやめる

たとえばあなたが有名タレントであればファンにとってのベネフィット(利益)は”あなたの私生活の切り売り”なのでいいのですが、ワインファンのベネフィットはあなたの私生活ではありません。

そのためベネフィットに直結するもののみをそのブログとし、ベネフィットから外れるものは記載しないほうがいいでしょう。

耳が痛いかもしれませんが、ここでよくあるワインファンのブログの一例を見てみましょう。

 

おつかれさまです!

最近めっきり涼しくなってきましたね。涼しくなって嬉しい反面、朝晩は冷えるので風邪には気を付けましょうね。

僕はといえば最近依頼が多くて忙しく、ブログの更新が滞ってしまいました(汗)

帰宅するのが午前様になることもおおく、ますます筆不精になってしまいますが、がんばって更新しますね。

さてさて、今日のワインですが・・・

 

このような文章は、個人的なホームページやSNSではいいかもしれません。

あなたに興味がある人が見るのでこれがユーザーにとってのベネフィットなのです。

しかしワインファンが訪れるサイトのブログでは、ユーザーからは邪魔なだけなので削除したほうがいいでしょう。

リード部分ですでに脱線しているのですから本文のクオリティに期待はできないと感じるでしょう。

 

文字の装飾を最小限におさえる

一見すると文字ばかりのブログは平たんで面白みに欠ける気がしますが、それでは新聞や書籍が装飾ばかりかといえばそうではありません。

もっと言ってしまえばさらにキャッチーなスポーツ新聞や娯楽雑誌でも文字の大きさやフォント、文字色は統一されているはずです。

ここでは、例を挙げてみてみるほうが早いと思います。以下の文章をお読みください。

 

ワインの品質において重要なのはその多様性でしょう!

ワインは収穫したブドウに加水することなくそのまま発酵させて醸造し、熟成して瓶詰めされます!!

ビールや日本酒などのお酒は水を加え、醸造工程も複雑なので造りての腕が決め手ですが、ワインは属地的なものなのです!
そのためその土地やブドウ品種のバラエティの多様性こそが魅力といえるでしょう!

もちろん、マーケットの自主性に任せれば売れ筋の地域や品種は特定されていき、おのずと数種類のパターンに決まるのはその通りなのですが、それでは同時にせっかくのワインの魅力が十分に伝わっていない、ということにもなるのです。

 

いかがでしょうか?

文字のトーンを変えることによってユーザーに伝えたいポイントをアピールすることができますが、これでは押しつけがましかったり何を伝えたいのかが霧散してしまうのがわかりますでしょう。

はずかしいのですが、私もブログ作成を始めたばかりは伝えたいことがありすぎてこれと似たような文章を書いたことがありました。

さすがに上の例はやりすぎですし、ここまでひどいのはあまり見ることはありませんが、文字色を変える、フォントサイズを変えるというのはこれに近づくということです。

ためしに、以下の文章を見てください。

 

ワインの品質において重要なのはその多様性でしょう。

ワインは収穫したブドウに加水することなくそのまま発酵させて醸造し、熟成して瓶詰めされます。

ビールや日本酒などのお酒は水を加え、醸造工程も複雑なので造りての腕が決め手ですが、ワインは属地的なものなのです。

そのためその土地やブドウ品種のバラエティの多様性こそが魅力といえるでしょう。

もちろん、マーケットの自主性に任せれば売れ筋の地域や品種は特定されていき、おのずと数種類のパターンに決まるのはその通りなのです。

しかし、同時にそれではせっかくのワインの魅力が十分に伝わっていない、ということにもなるのです。

 

文字の装飾を一切なくすことにより平たんにはなりましたがずいぶんとすっきりし、冷静さを感じますし、知的に映ると思います。

 

 

気軽に書いていきたい、という方であっても、とはいえ「できれば多くの人に読んでもらいたい」と思うのが本音ではないでしょうか。

もちろん一番大事なのは「読んでもらいたい」という気持ちなのですが、それであればどのような文章が読まれやすいのか、どのような文章が伝わりやすいのかを検討してみてはいかがでしょうか。

おそらくあなたがすでに読んだことのあるウェブ上の文章も、共感できたり人気のある文章(ブログ)はここに挙げたことは必ず押さえているはずです。

ブログを書いていくことは、本来であれば体裁は気にするものではないかもしれませんが、もう一歩踏み込んで「どのようなブログが読まれやすいのか」を頭に置いておいても悪くはないでしょう。

ここまで読み込んだあなたであれば、きっと

「どうすればいいブログが書けるのか」

に意識が強いのでしょう。

それは、このページをここまで読み込んだことによって、もうすでに半分は成功したようなものです。

あなたのブログに少しずつ反映させてみてはいかがでしょうか。