ワイン用語集フランスワインローヌ地方

ローヌ地方のワインの基礎知識|特徴とブドウ品種

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*このページは、地域としてのローヌ地方を紹介しています。

AOCコートデュローヌはこちらをご参考ください。

ローヌ地方はフランスの中でもボルドーに次ぐワインの産地となり、AOCであるコートデュローヌが生産の80%を占めています。

リヨンから南に延びるローヌ川の沿岸にあるワイン生産地域で、全体的にフルボディでコクがあり、かつコストパフォーマンスの良いワイン産地として知られています。

北部と南部で違ったワインを楽しめることが大きな特徴でもあるワイン産地です。

 

ローヌ地方のワイン

生産地域

ローヌ地方はフランス南部のローヌ川流域となり、AOC指定地区であればコートデュローヌのAOCが使用できます。

生産地域は北部と南部で分かれており、北部ではコートロティ―やシャトー・グリエが、南部ではタヴェルリラック、シャトー・ヌフ・デュ・パブといった北部より広大な畑が広がっています。

 

北部(セプタントリオナル)

大陸性気候のため温度差が激しい地域で、土壌は花崗岩質の斜面や崗に点在しています。

ごつごつとした花崗岩質土壌が昼間に陽の光を蓄え、夜に放出することによってブドウは新陳代謝が進み、糖分が上昇します。

赤ワインはスパイシーでコクがあり、白ワインはトロピカルフルーツのような香りのワインに仕上がります。

花崗岩質土壌は機械での作業が難しいため、人の手で栽培が行われています。

人の手で栽培がおこなわれるということは、価格が上がりやすいということでしょう。

実際にローヌ地方の高級ワイン(コートロティエルミタージュ)はほぼ北部に集中します。

 

南部(メリディオナル)

なだらかで広大な土地で栽培され、地中海性気候となっています。

土壌は水はけのよい砂利交じりの土壌が多いものの、さまざまな土壌があるので場所によって違いがあります。

北部と違ってブドウは複数(しかも多数)の品種をブレンドし、口当たりをまろやかにします。

高級ワインよりも家庭向きのワインやビストロなどで消費される価格帯のワインが多く、特にACコートデュローヌはビストロでは必須のアイテムでしょう。

 

ブドウの品種

ローヌ地方で生産されるブドウ品種も南部と北部では違いがあり、個性を生かせるブドウが栽培されています。

北部であれば赤ワインシラー白ワインヴィオニエが主体となります。

 

シラーはオーストラリアではシラーズとして知られ、世界的に人気があります。

スパイシーでアルコールが上がりやすく、長期の熟成に耐えるワインとなります。

 

一方で南部は、さまざまな品種をブレンドして作られることが特徴です。

赤ワインにはグルナッシュやシラー、ムルヴェードル、サンソーなどが使用され、白ワインにはグルナッシュ・ブランやクレレット、マルサンヌなどがあります。

 

ワインの特徴

北部のワインは、ブドウ品種が単一で使用されることが一般的となっており、酸味と渋みのバランスが絶妙なワインとなります。

赤ワインはシラーなのでスパイシーなアロマとパワフルな味わいとなり、白ワインは「フランス5大白ワイン品種」と呼ばれるヴィオニエを100%使用したものが代表で挙げられます。

濃密なアロマと品ある味わいで高価なワインです。

 

一方、南部のワインはブレンドワインとなり、低価格なワインが揃います。

赤ワインは色やアロマが濃く、ブレンドや生産者で味わいや個性が変わります。