ワイン用語集フランスワインボルドー地方

ヴューシャトーセルタンとは?その特徴と歴史

ヴュー シャトー セルタンは、ボルドーポムロールに位置するシャトーです。

セカンド ワインは、ラ グラヴェット ドゥ セルタンです。

 

今でこそペトリュスの陰に隠れていますが、ペトリュスが注目される前までのポムロールのトップは間違いなくヴューシャトーセルタンでした。

シャトーが初めにこない珍しいつづりで、このセルタンという名前は砂漠という意味です。

この辺りは以前、砂漠みたいな地質で作物が育たないので税金を免除されていたという逸話が残っています。

 

ヴューシャトーセルタン

砂漠の意味のシャトー

所有する畑は14ha(年間生産量は約5000ケース)で、平均樹齢は45年です。

10haの粘土質の区画にはメルロが植えられており、残りの4haの砂利が多い土壌にカベルネ フランとカベルネ ソーヴィニヨンが植えられています。

栽培面積はメルロ60%、カベルネ フラン30%、カベルネ ソーヴィニヨン10%です。

他のポムロールのシャトーよりも、カベルネ フランとカベルネ ソーヴィニヨンの割合が多く、メドック的なスタイルと言われています。

 

収穫は手摘みで行い、選果は畑の中で厳格に行います。

醸造はフレンチオーク製のタンクで行います。

マロラクティック発酵は、メルロは樽で、カベルネ フランとカベルネ ソーヴィニヨンはステンレスタンクで行います。

ミディアムに焼き付けた100%新樽を使用し、18~22カ月熟成を行います。

2003年にはセラーに空調設備を導入し、木製大桶に温度調整機を付けるなど、最新技術も導入しています。

 

ワイナリーの歴史

ヴュー シャトー セルタンは、古くからポムロールに歴史を持つシャトーです。

1770年代に、ネゴシアンのジャン ドメイ ド セルタン氏が土地を開墾し、シャトーを建築しました。

 

1924年には、ベルギーのネゴシアンであるジョルジュ ティエンポン氏が買収します。ジョルジュ ティエンポン氏は当時、シャトー トロロン モンドを所有していました。

 

その後ティエンポン家が所有しており、1985年よりアレクサンドル ティエンポン氏が支配人になります。

アレクサンドル氏はシャトー ラ ガフリエールの支配人を経験した人物です。

アレクサンドル氏はセカンド ワインの導入や、低収量の実践、緻密な栽培を推し進め、ワイン造りを行っています。

 

フランス革命当時は、メドックの上級シャトー並みの価格で取引されていました。

1868年に作成された「コック エ フェレ」では、ペトリュスを越えて、ブルジョワ級のトップとされていました。

投稿者プロフィール

ワインの教科書
当サイト”ワインの教科書”は、ワインに関する知識や経験を、できる限り丁寧に解説しています。どうぞよろしくお願い致します。