ヴァンサンルグーは至高のワインを産むニュイサンジョルジュ村を本拠地とするドメーヌです。
小規模の多いブルゴーニュのドメーヌとしては大きく、ヴォーヌ ロマネ村やジュヴレシャンベルタン村を中心に12.5haを所有しています。
ドメーヌの当主ヴァンサン ルグー氏はあのDRCで葡萄の栽培を任せれていた人物です。
任されていた区画はエシェゾーとグラン エシェゾーというとても重要な畑であり、早くから若手の有望株として注目されていました。
ヴァンサン ルグーではドメーヌドラロマネコンティで行っていることを基本的にそのまま行っているといいます。
目指しているワインは、「エキスがしっかりと感じられて、かつ濃すぎない、上品なワイン」であるしています。
しかし最も大事なことは「観察」であることとし、そのヴィンテージに合わせた栽培、醸造を行います。
観察を意味するということは、はっきりとした目標とするワインがありながらも実態に合わせる柔軟さも持ち合わせているということでしょう。
ドメーヌを代表するワインは古樹から造られたヴォーヌ ロマネで、濃厚でありながらエレガントさも感じられる、DRCのヴォーヌ ロマネに通じるものが感じられるワインです。
基本的に赤ワインは100%除梗しますが、白ワインでは珍しく全房で圧搾します。
白ワインを全房で圧搾すると、好ましくない渋みも出るリスクがありますが、そのリスク以上に得難い複雑性をワインにもたらします。
抽出はソフトに行い、天然酵母のみを使用して発酵させます。赤ワインは無清澄で瓶詰めします。
2009年には有機栽培への切り替えが行われ、2010年から導入。
フランス農務省による、厳しい基準をクリアした有機農業の認証であるABマークを取得しました。
ワイナリーの歴史
ヴァンサン ルグー氏は、祖父、父の代と続き、自身も1998年に丁稚としてDRC社に入社しました。
フランスの就労形態は日本とは違い、正社員(フルタイム)の勤務は、まずは見習いとして入って選ばれないといけないのです。
その後栽培、醸造、出荷と幅広い業務を経験し、わずか12人しかいないDRC社の正社員になりました。
そして2006年には8年務めたDRC社を退社します。
実家のドメーヌに戻り、土壌の改良や、畑づくりの見直しを行い、2008年に正式にドメーヌを継承し、自社での瓶詰めを開始しました。
ワイナリーの評価
ヨーロッパを中心に人気があり、特にフランス国内の高級レストランや、フランス国内のワイン愛好家から高い人気を博しています。
ヴァンサンルグーの経歴を見れば当然ではありますがDRCとよく比較され、その影響かワインは高価格で取引されます。
その注目度の高さから、現在もDRCのオーナー達がワイナリーに定期的に足を運び、アドヴァイスをしにきています。
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