ワイン用語集フランスワインブルゴーニュ地方

ヴォルネイ ワインとは?|特徴とブドウ品種、合わせる料理


ヴォルネイは、コートドボーヌでも女性的なワインとして有名です。

コートドボーヌグランクリュに認定されている赤ワインコルトンのみになりますが、コルトンに続いて質が良いと言われています。

ヴォルネイサントノは、行政区分上は隣村のムルソーなのですが、そこで赤ワインを産する場合にヴォルネイサントノのAOCを名乗れます。

華やかで上品な味わいが特徴です。

 

指定栽培面積は213ha,そのうち約半分の115haがプルミエクリュです。

平均生産量は9000hl程度、ヘクタール当たりの最大収穫量は40ヘクトリットル。

アルコール度数は最大で13.5度、最低で10.5度、プルミエクリュは14度~11度です。

 

ヴォルネイ ワイン

ブドウの品種

ブドウの品種はピノノワールで、赤ワインのみ生産されています。

ヴォルネイの土壌は、ブルゴーニュで最も有名な白ワインを生み出すムルソーシャサーニュモンラッシェと同じ基盤層にあります。

そのことからも土壌が優れており、ブドウ造りに適していることが分かります。

石灰岩と粘土質の土壌となり、水はけも良く、鉄分も豊富なので1等級の畑が多くあります。

現在でもすきを使って土壌を耕し、収穫を全て手摘みで行うような昔ながらの生産を心掛けている生産者が多く残っています。

 

王侯貴族に愛された歴史

ヴォルネイのワインは歴史的に王侯貴族に愛されたとして有名です。

コートドニュイのワインが頭角を現すまではヴォルネイは実質もっとも愛されたワインであったことが歴史資料で分かります。

6世紀にはイタリアの王侯貴族に愛され、ヴァロワ朝のフィリップが1328年にランス戴冠式を行ったときのワインはヴォルネイでした。

1447年にルイ17世がブルゴーニュ王朝を倒してブルゴーニュを占領した時にまっさきにヴォルネイのワインを没収したことは有名です。

 

 

ヴォルネイの特徴

鮮やかなルビー色の赤ワインで、チェリーや花の香りを感じられます。

しっかりと締まった酸と品の良さが感じられ、すっきりとした味わいになります。

早熟なので、飲み頃も早く5~10年程度だと言われています。

プルミエクリュのものであれば、熟成に耐えられるので10~20年が飲み頃となります。

熟成するとスパイスのアロマが強まり、凝縮された旨みが一層感じられます。

女性的なワインなので、じっくりとローストした料理との相性が良くなっています。

重すぎない赤ワインなので、和食とのマリアージュも楽しめます。

チーズであればシトーシーズやエポワスチーなど香りが豊かなチーズと合わせると良いでしょう。

 

歴史

ヴォルネイのブドウの品質は、昔から有名なものでした。

ブルゴーニュ公国をフランス王国に編入した際に、ルイ11世はヴォルネイのブドウを全て自分のものにするほどだったそうです。

ワインの歴史に出てくるような著名な人々はこの地に畑を所有しており、ブルゴーニュ公やマルタ騎士団やメジエール修道院などが挙げられます。

それほどに、有名なワイン好きの著名人たちからも愛されたワインなのです。

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