今回ご紹介するのはWinemakers selection by ERRAZURIZというワインです。こちらはエラスリスさんというチリのワイン生産者に注目したワインで、ワインにおける「作り手」の重要性がわかる非常に貴重なワインになります。
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ヴィーニャ・エラスリス
エラスリス一家は、チリのアコンカグアという渓谷にてワインの創業を始めました。
多くのチリのワイナリーは首都であるサンティアゴ付近にて生産をしていましたが、彼らはあえてアコンカグアという山沿いに産地を据えました。このアコンカグアは年間240日〜300日という日照時間の長さと西側から冷たい海風が吹くことからブドウ作りに非常に適しています。
Winemakers selection by ERRAZURIZ
ではこのワインについてご紹介します。使用されているぶどう品種はシャルドネ、ソーヴィニョン・ブランになります。どちらも王道の白ぶどうの品種ですが、チリ産のものは一般的なものに加えていくつかの特徴があります。
シャルドネ
チリのシャルドネは上記のように冷気が長く吹き付けるため、パイナップルやバナナようなトロピカルの香りが強く出ています。
ソーヴィニョン・ブラン
こちらはメロンやハーブのような香りが目立ちます。これもやはり冷気の影響によるものと言われています。
味わい
では、味わいについてご紹介します。開栓するとブドウのはっきりとした香りがして、シャルドネのトロピカルな香りが追いかけてきます。
一口目は蜂蜜のようにすぐやってくる甘みがあり、パイナップルとバナナの味わいがやってきます。
二口目以降も、甘みが口の中に広がりますが非常にキレがあり後味が爽やかです。
ペアリング
ペアリングに最適な料理は王道の白身魚のソテーです。あまり味が濃くなくWinemakers selection by ERRAZURIZの甘みを引き立て、ハーブの香りを生かしてくれます。
日本料理としては、豚の生姜焼きが以外と良い組み合わせになります。こちらも生姜とワインのハーブが良い引き立て役になってくれます。
チリの名生産者であるエラスリスが作る風味豊かなワインを、ワインの「作り手」という存在の重要性を感じながら堪能してみてはいかがでしょうか。