ワイン用語集フランスワインブルゴーニュ地方

イヴォンクレルジェとは?特徴と歴史、基礎知識

1268年よりヴォルネイの村でワイン造りを行っていたとされているクレルジェ家は、最古の造り手の一つとされています。

またブルゴーニュで最も古い家系の一つとして、あのギネスにも認定を受けました。

ヴォルネイポマールムルソーを中心に6haを所有しており、ヴォルネイのプリュミエクリュであるサントノやカイユレといった銘醸畑も所有し、高品質なワインを生産しています。

イヴォンクレルジジェ

ブドウ本来の風味を生かしたスタイル

歴史あるドメーヌらしく、その造りは自然で、クラシックです。ブドウは100%除梗され、木樽で発酵しピジャージュを行います。

その後小樽に移されて熟成を行うのですが、新樽は最高でも30%までしか使用せず、ブドウの風味の生きたピュアなワインを造っています。

新樽を使うことによってワインには樽の風味が強くなり、これが現代的な凝縮感とマッチして世界的には評価される傾向にあります。

しかし、これは同時に樽の風味がブドウ本来の香りや味をマスキングしてしまうのではないかという考えもあり、そのバランスを取った結果が30%の新樽比率なのです。

出来上がった赤ワインは熟成により真価を発揮すると言われております。

 

ネゴシアンものもリリース

現在はドメーヌものとしてイヴォン クレルジェをリリースし、ネゴシアンものはセレクション パトリック クレルジェという名前でリリースしています。

セレクション パトリック クレルジェは瓶詰めされたワインを購入して販売しています。

熟成したバック ヴィンテージのワインを比較的お手頃な価格で販売しているため、そのコスト パフォーマンスの高さにはワイン愛好家から定評があります。

 

ワイナリーの歴史

1268年創業とされているクレルジェ家はとても長い歴史を誇ります。

現在のドメーヌ名のイヴォン クレルジェは、1983年より当主を務めていたイヴォン氏の名前を残してあるものです。現在は海外での修行を終えたティボー クレルジェ氏が代表に就任し、ワイン造りを行っています。

 

かつてブルゴーニュ公領の晩餐会で使用されたり、パリの王家へワインを収めていたことから、その評価の高さがわかります。

また評論家ロバート パーカー氏が、「造るワインは優秀だが、ドメーヌが小さいせいで誰もが楽しめるワインでないことが残念」と評するなど、その高い品質が認められてきました。