ワインを楽しむための知識

ワインを女性が注ぐのはNG?そのマナー古くない?

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日本では古くから接待の場や職場の飲み会で女性がお酒を注いで回る光景が見られます。

私から見ると気持ちの悪い光景なのですが、さすがに最近でこそ少なくなりましたが、今でも全くないかと言われればそうでもないでしょう。

 

これは根底に

「男は社会で働き、女性は家庭を守る」

という一種のイメージがそうさせているのかもしれません。

もちろんこんな考えは時代遅れですし、男性であっても女性であっても生きかたや働き方はそれぞれですので、個人を尊重する現代の社会スタンスからすればピンボケした考えでしょう。

 

ワインの世界でも女性が注ぐというのはあまり見かけません。

むしろマナーから言えば”男性が注ぐもの”というイメージでしょう。

そういう意味では、やはり男性と女性とで役回りがあるのがお酒の世界というものかもしれません。

ここで女性がワインの席でとるべきマナーとその全体像を検討してみましょう。

 

私は法律の知識がありますので、女性と男性という理由で、ワインの場で役割分担をするのは否定的なスタンスです。
 
現代社会はそれぞれの主張・スタンスを尊重しあって成り立っていますので、「女性がワインを注いで何が悪い」という考えがあっても当然でしょう。
 
また、ワインの世界ではレディーファーストが極端に取り入れられていますが、これも行き過ぎれば逆差別にもつながりかねません。

 

 

ワインのマナーと女性

本来は同一の役割

実も蓋もありませんが、現代社会は男女同権が基本原則ですので、男とか女とかを議論することそのものが男女の性差をワインの世界に持ち込むことになります。

ただし一般論というものはあって、それを真正面から見なければ検討することはできません。

男性であっても様々な行きかたや考え方がありますし、これは女性であっても同様です。

 

そのうえで、ワインではやはり女性を上位に接遇するのがセオリーで、世界共通の認識と言っていいでしょう。

 

ワインを注ぐのは男性の役割?

もともとワインは貴族やビジネスエリートなどの特権的な階級の飲み物として発展した背景があります。

その中にあって、ワインを注いで回るのは男性の役割でした。

今のようにワインは長持ちしないし、劣化も早かったのでまずは給仕係が味見をして、そのうえで注いで回るのがソムリエの原型だったのです。

このころはワインはボトルではなく樽で輸送しますので、当然力仕事です。

そのため体力面で優位な男性がおのずと給仕係に向いているということになったのでしょう。

 

この流れからワインを注ぐのは男性の役割というイメージが成り立ったのです。

 

レディファーストの本質

ワインの世界では女性を優位に接遇するのは注ぐとき以外にも

・ワインを決める

・ワインを注ぐのは女性から

・イスを引く

・上着を着せてあげる

などの決まりがありますが、これらはレディファーストがその根底になっています。

レディファーストには様々な意見がありますが、もともとは貴族社会において男性が優位的な立場であった時の考えにさかのぼります。

男女の性差で役割が明確に違うと貴族社会内で「女性はこうふるまうべき」という一般論が生まれ、これに対応する形で今度は男性がとるべきふるまいがうまれます。

これがレディファーストの原型です。

 

ワイン文化は貴族社会から発展したので、これらが大きく影響するのは仕方のないことなのかもしれませんが、これを現代社会でそのまま活用するのは時代遅れでしょう。

 

 

では、女性のマナーとは?

やや回りくどくなりましたが、ではワインの席における女性のマナーとは、どのようなものでしょうか?

 

 

・・・。

 

 

 

 

・・・。

 

 

 

 

そんなものない。

 

 

 

 

これが当サイトの結論です。

現代社会は様々な考え方が同居して成り立っています。

一つ一つの考え方には矛盾や衝突もあるかもしれませんが、それらを許して、時には目をつぶり成り立っています。

そして、当たり前ですが立場や役割における高低はあっても、本人の努力ではどうにもならないものに高低を付けるべきではありません。

そのため、女性や男性という本人ではどうすることもできない性差で論じるのは時代遅れでしょう。

 

ソムリエコンクールや高級レストランではもちろんプロトコールといってまもるべき順番やルールがあるのですが、これは特殊な局面ととらえていいでしょう。

ワインを楽しむうえでは全く意味がありません。

おおらかな気持ちで、自分もワインを楽しみ、周囲の人にもワインを楽しんでもらう。

これこそが唯一のマナーといえます。

 

 

 

 

 

 


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