公開日 2022年7月16日 最終更新日 2022年11月7日
ワインスクールを探してくると、必ず目にするのが”少人数制”というキーワードでしょう。
これは通学型のワインスクールでのことですが、8人未満、中には3~4人というごく少数の人数で講義を開催するというものです。
それらの文言は一見すると耳障りはよく、「そのぶんしっかり指導してくれるんじゃないか」「アットホームな雰囲気で出会いもありそう」という期待を抱きたくなるのはその通りでしょう。
もちろんこれらは期待できるものですし、大人数の講義よりは一人一人の生徒にあてられる時間は増えるし、アットホームにもなりやすいものです。
しかし、「少人数制」という文言はなんとなくよさそうなイメージだからということで盲目的にワインスクールを決めると後々で公開することにもなりかねません。
ここではあなたがワインスクールを決めるにあたって、少人数制のワインスクールのメリットとデメリットで比較をしてみたいと思います。
小人数制のワインスクールとは?
少人数制は、なぜ8名以下なのか?
小人数制のワインスクールは、通学型のスクールに多いですが、オンラインスクールであってもライブ授業は少人数での開催も少なくありません。
ただしここでいう少人数制とは、「その分しっかり指導」「アットホーム」などの文言が期待できるという意味での少人数ですので、通学型を指すとしましょう。
ワインスクールはそもそも生徒の母数が多くはないため、ほとんどのワインスクールは8名未満の少人数で講義を開催することが多いです。
この8名未満というのはワインを1瓶開けるとして、通常は9~10杯どりでグラスに注ぐので、1本のワインを生徒8人+講師1名で開けるというのが定番だからです。
逆にこれが6名とか11名とかのクラスになるとワインが半端に余ってしまいもったいないし、最悪な場合一人分が足りなくてそのために1本を開けるということにもなりかねません。
そのため、少人数制をうたっているワインスクールの多くは8名かあるいは4名かでできる限りワインに無駄がないようにされているのです。
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小人数制のメリットとは?
小人数制を謳っているワインスクールは多くありますが、そのほとんどは
・一人一人にきめこまかい指導ができる
・講師と生徒の距離が近いため質問しやすい雰囲気
・生徒同士の距離も近いため、出会いにつながりやすい
などのメリットを掲げています。
これについては異論をはさむ余地はないでしょう。普通に考えればこういうセールストークになるだろうと考えるのが普通です。
もちろん、これらのメリットがドンピシャであなたにハマるのであれば最高ですし、そのワインスクールに通う意義は大変に高いものになります。
なかには一生ものの出会いになる可能性もあるかもしれません。
小人数制のデメリットは?
「なんだ、少人数制はメリットが大きそうだなあ」と思ってほかを検討せずに少人数制のワインスクールを選ぶのはもう少し待ちましょう。
というのも、少人数制にはデメリットも当然あるし、デメリットもしっかりと検討したうえできめないと、最悪な場合通学が嫌になることも考えられるのです。
では、少人数制のデメリットとはどのようなものでしょうか?
その最大のポイントは講師やほかの生徒との相性です。
当たり前ですが講師も人ですのであなたに合うかどうかは実際に見てみないとわかりません。
ワインスクールもビジネスですから、つまりあなたが講師を気に入るかどうか、ここに尽きるでしょう。
もしあなたがその講師のことを気に入ったとしましょう。
見た目も話し方もいいし、何よりも講義が自然に頭に入ってくる、こんな講師が少人数制の講師であれば言うことありません。
しかし、そうそう虫のいい話ばかりでないのはあなたも本音ではわかっているはずです。
ワイン好き独特の個性がある講師も少なくありませんから、少し気難しそうだ、何となく横柄だ、なんとなく質問しづらい、心の奥底では小馬鹿にされていそう、こんな講師にあたる可能性ももちろんゼロではありません。
生徒との相性の問題
「でも少人数制であれば生徒同士の距離も近いから出会いも期待できる」
そういう心理もあるでしょう。もちろん出会いの可能性はありますから、期待するのも無理ありません。
しかし、あなたが求める出会いとは、どのような出会いなのかを確認してみましょう。
・見た目も話し方もいいワイン好き
・ワインを一緒に飲んでいると楽しい
・ビジネスでも成功しているワイン好き
おそらく多くの人はこういう生徒像を抱いているはずです。
確かにワインが好きという段階である程度スクリーニングはされますが、だからと言ってあなたが望む質に足りているかどうかはあやしいです。
講師の質についてはネットやユーチューブで事前に確認できても、さすがに生徒の質までは確認できません。
いざ講義が始まってみたら予想していた生徒の質と違ったなんてことももちろん想定しておきましょう。
まとめ 少人数制のメリットはあてにならない
”ワインスクール 少人数制”これをうたい文句にしているスクールには大変に失礼ですが、実際にはワインボトルの容量の都合で少人数制にしている現実は、多くの生徒はすでに見抜いています。
また、本当にその講師が魅力的でためになるのであれば口コミで評判が広がり、結果として少人数制では足りなくなるはずです。
もちろん、そこをあえて少人数制で行っているというところもあるかもしれませんが、ビジネスの合理性として可能性はかなり低いでしょう。
もちろん、少人数だからこそのメリットがあるのはその通りなのですが、スクール側は運営上仕方なく少人数にしているところもあるし、これを耳障りのいい文言にして生徒を誘導するという見方もできるのは押さえておいて損はありません。
ワインスクールもビジネスなので、そのスクールが本当に価値があるものであれば少人数で収まる訳がないはずです。
奇跡的にすべての人にとっていい出会いがあるようなクラスもあるかもしれませんが、それは後付けの話で最初から期待するものではありません。
もしあなたがそれでも少人数制がいいと思っているのであれば、最低限講師の話し方や身なりはユーチューブなどの動画で確認できるところを探しましょう。
いまどきユーチューブは有名講師の講義を見られるチャンネルも少なくありません。
それらの講師の話し方、説明の仕方、親近感が持てるかなどを確認してスクール選びをするのがベストでしょう。
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