【最新版】ソムリエ二次試験 当日の雰囲気・様子レポート

こんにちは!今回はソムリエ二次試験の当日の様子をレポートさせていただきます。

 

二次試験が近づき緊張や不安に思っている受験生の方も多いのではないでしょうか。

対策や練習はしているけれど、その力がきちんと発揮できるか不安、、そのように考えている方も少なくないはずです。

 

なぜ不安や緊張をしてしまうのでしょうか。

その要因の一つは「分からない」ことをするからだと思います。

行ったことのない会場で、飲んだことのないワインをやったことのないようなブラインドという形でテイスティングをするのです。

そんな分からない事だらけの環境で一発勝負の試験を受けるのですから緊張しないはずがありません。

 

ただし予めある程度試験の様子などが分かっていれば緊張も少しは和らぐかと思います。

そこで本記事では、2022年度の最新のソムリエ試験を通過した私が二次試験の様子をできる限り詳細にレポートさせていただき、少しでも受験生の試験への不明点を無くすことができればと思います。

 

試験会場によって多少の相違はあるかもしれませんので、その点はご了承ください。

 

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このサイトは、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験に役立つ情報をできる限り丁寧に、わかりやすく解説しています。

こちらの記事もご参考ください。

 

ソムリエ二次試験 テイスティング試験の雰囲気・様子

ソムリエ二次試験の全体像

2023年度のソムリエ・ワインエキスパート試験の二次試験は10月16日(月)に行われます。

タイムスケジュールは以下の通りです。

 

・ソムリエ

11:00 開場

11:10 オリエンテーション

11:20~12:00 テイスティング

12:05 オリエンテーション

12:10~12:30 論述試験

12:40 解散

 

・ワインエキスパート

11:00 開場

11:10 オリエンテーション

11:20~12:10 テイスティング

12:20 解散

 

ソムリエは論述試験があるので、長時間になりますが、テイスティング試験まではソムリエとワインエキスパートは両方同じ会場で同時進行で行われます。

 

会場は全国の都市にある指定のホテルです。

住所から最寄りの会場になると思いますので、受験票で確認してください。

 

会場の様子

私は京都の会場でリーガロイヤルホテルでした。

ちなみに2023年度はホテルオークラですので、若干相違があるかもしれません。

あくまでご参考までにご覧いただければと思います。

 

会場に着くとまずは部屋の外で受付をします。

ホワイトボードで大体の席の位置が書いてありますので、受験票と照らし合わせて自分の席がどのあたりか確認してから入室しましょう。

 

部屋はソムリエ・ワインエキスパート両方の受験生がいるのですが、およそ500人くらいは収容できる大きさがありました。

さすがホテルの宴会場とあって豪華で広々とした会場ですが、空気は非常に緊張で張りつめていました。

私語をする人などなく、部屋の周りには試験官と思しき人がいらっしゃいます。

この瞬間からいよいよ試験が始まるという雰囲気になってきます。

あまり雰囲気に飲みこまれないように、リラックスして着席しましょう。

 

席に座ると、テーブルにはテイスティンググラス5脚、水、飲料を吐くための紙コップ、オリエンテーションで使用する用紙、テイスティングコメントシート、解答用紙が置かれています。

もちろん指示があるまで、触れることはできません。

 

開場からオリエンテーション開始までは10分と意外と時間がありません。

お手洗いなどは早めに済ませておきましょう。

お手洗いが混んでいたり、慣れない会場ですと部屋までの道が分からなくなるなどもあり得ます。

 

試験の進行について

開始時刻になると、まずはオリエンテーションです。

オリエンテーションでは主に試験の説明があります。

 

また、この時に試験中に使用する筆記具などを準備します。

持参した筆記具をテーブルの上に出しましょう。

 

試験はマークシートで解答します。マークシートは塗りつぶすのに尖ったシャープペンシルだと時間がかかります。

私はマーク用に少し先が丸くなっている鉛筆を用意していました。

 

ただ、ソムリエを受験する方はテイスティング試験の後に論述試験があります。論述試験では多くて1,000文字は書くことになりますので、シャープペンシルも併せて用意しておくことをおすすめします。

 

10分間のオリエンテーションが終わるといよいよテイスティング試験が始まります。

ワインなどの飲料は開場時に既に注がれています。

 

試験会場に時計はありません。

時間の確認は試験官が定期的に残り時間を教えてくれることでしかできません。

私の記憶では半分の20分、残り10分、残り5分、残り1分で残り時間の宣言がありました。

意外と解答時間をコントロールするのが難しいので、普段からテイスティング練習をするときは時間を測りながら行う方が良いでしょう。

 

テイスティング試験が終わるとワインエキスパート受験者は片付けをして解散、ソムリエ受験者はその後の論述試験のためのオリエンテーションに移行します。

 

論述試験の解答用紙もマークシートと一緒に入っています。

300~400字程度書く問題が3問出題されます。

それをたったの20分間で書かなくてはなりません。どれだけ練習しても時間が足りないと思います。

考えながら書く時間はありませんから、まず3問の問題文を読んで書けそうな問題から順番に解答していきましょう。

 

うまく乗り越えるコツ

ここからは、ソムリエとして受験した私が本番で実践していたことや、もっとこうすれば良かったと思うポイントをお伝えいたします。

 

■時間をうまく使う

テイスティング試験も意外と時間に追われる方が多いです。

そのため使える時間は目一杯に使うことが大切です。

開場時に飲料がグラスに既に注がれているという話をしました。もちろん触れたり、香りを嗅いだりすることはできません。

しかし、色を見ることはできます。品種の見分け方の記事をお読みいただいた方であればお分かりになるかと思いますが、色で大まかなワインの味わいや品種を予想することができます。

ワイン以外の飲料についても、特徴的な色から回答を絞りこむこともできます。

私が受験したときはイエガーマイスターが出題されましたが、特徴的なイソジンのような色調から飲む前から味わいをイメージすることができました。

 

■色の淡いワインからテイスティングする

これは私の失敗談になるのですが、色の淡いワインからテイスティングするのがベターです。

私が受験した際に①がフランスのシャルドネ、②がドイツのリースリングでした。

 

①は色合いは典型的なブルゴーニュのシャルドネという感じのイエローで、②はかなり淡い緑がかったレモンイエローでした。

香りについては①はやや樽が効いた印象で、②はかなり香りも味わいも穏やかでさっぱりとしたタイプでした。

 

私は何も考えず番号通りに①からテイスティングを行ったのですが、樽の効いた①を飲んだ後にさっぱりとした②をテイスティングすると全く香りが正常に取れませんでした。

 

皆さんには白ワインでも赤ワインでも2種類出題があった場合は色あいの淡いものからテイスティングを行うようにしてください。

 

まとめ

今回はソムリエ二次試験の当日の様子をレポートさせていただきました。

 

二次試験は知識よりも当日いかに落ち着いて回答できるかの方が重要だと思います。

この記事を読んでいただいた皆さんが試験を他の人より既に1回多く受けているくらいの落ち着いた心持ちで試験に臨めることができれば幸いです。

 

当日自分の感覚を正常な状態へ持っていけるかが大事です。

ちなみに私は当日の朝は歯磨き粉を使わずに歯磨きをし、朝ごはんも食パンを何もつけずに食べただけでした。

それだけ準備をすれば、自分に少しでも自信が出てくるものです。

試験が終わったら思いっきり美味しいものを食べましょう!

私は超濃厚こってりラーメンを食べました笑

 

皆さん、二次試験頑張ってください!!

ソムリエ二次試験 品種ごとの見分け方(赤ワイン編)

こんにちは!今回はソムリエ二次試験の赤ワインの品種の見分け方についてお話しさせていただきます。

 

ソムリエ二次試験のテイスティングは学科と比べて対策や練習が難しい試験です。

しかし、通過率は7割ほどとさほど低くなく、試験の傾向を掴んでおくことである程度太刀打ちできるようになる試験です。

 

本記事ではソムリエ二次試験の赤ワインの全体像と頻出の品種カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シラーの見分け方についてお伝えしたいと思います。

 

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このサイトは、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験に役立つ情報をできる限り丁寧に、わかりやすく解説しています。

こちらの記事もご参考ください。

 

ソムリエ二次試験 赤ワインの見分け方

ソムリエ二次試験の赤ワインの過去問

まずは次のデータをご覧ください。

過去5年間のソムリエ・ワインエキスパート二次試験で出題された赤ワイン品種です。

 

2022年ソムリエ

シラーズ

 

2022年ワインエキスパート

カベルネ・ソーヴィニヨン

シラー

 

2021年ソムリエ

サンジョベーゼ

メルロ

 

2021年ワインエキスパート

テンプラニーリョ

カベルネ・ソーヴィニヨン

 

2020年ソムリエ

ネッビオーロ

 

2020年ワインエキスパート

カベルネ・フラン

ピノ・ノワール

 

2019年ソムリエ

カベルネ・ソーヴィニヨン

テンプラニーリョ

 

2019年ワインエキスパート

サンジョベーゼ

カベルネ・ソーヴィニヨン

 

2018年ソムリエ

シラーズ

 

2018年ワインエキスパート

メルロ

グルナッシュ

 

何が求められているのか?

白ワイン編ではシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングといった代表的な品種に出題が集中しているという話をしましたが、赤ワインではカベルネ・ソーヴィニヨン、シラーが多い他は出題がバラけていることが分かります。

 

品種がバラけているということは難しいのではないか。と考える方もいらっしゃるかと思いますが、これはソムリエ協会としては白ワインほど品種を当てることを受験生に求めてはいないと読み取ることもできます。

白ワインと同じようにタイプ分けをきちんと行い、大きく回答を外さないことが重要になります。

 

では赤ワインの品種を見分ける際にどのようなタイプ分けを行うのが良いでしょうか。

白ワインではアロマティック品種とニュートラル品種を分ける方法をお伝えしましたが、赤ワインでは色で分ける方法が使えます。

 

ソムリエ試験の赤ワインは基本的に若いワインが出題されますので、大体紫の色調が見られることが多いです。

その中でも

・淡い紫(ルビー)

・濃い紫(ガーネット)

に分けられ、例外的に

・オレンジがかった紫

の3つの色調に分けられます。

 

淡い紫の品種はピノ・ノワール、マスカット・ベーリーA、ガメイの出題が考えられます。

濃い紫の品種はカベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、メルロなどがあります。

オレンジがかった紫はソムリエ試験にしては珍しく少し熟成のニュアンスがあるワインですが、そのような熟成を念頭においた品種は、テンプラニーリョ、ネッビオーロ、サンジョベーゼが挙げられます。

 

ですので、試験本番ではいきなり品種を探るのではなく、色調を見て淡い紫であればピノ・ノワールやマスカット・ベーリーA、ガメイを候補に入れながらテイスティングを進める、このようにテイスティングを行うとスムーズかと思います。

 

カベルネ・ソーヴィニヨンの見分け方

ではここからは個別の品種を見分けるポイントをお伝えいたします。

まずはカベルネ・ソーヴィニヨンですが、シラーと並んでソムリエ試験でも最も出題率の高い品種の一つです。

色調は典型的な濃い紫(ガーネット)です。

この色調のワインが出題された場合はカベルネ・ソーヴィニヨンやシラーが答えになる可能性が高いでしょう。

 

そんなカベルネ・ソーヴィニヨンの見分け方ですが、正直ほとんどないと言っても過言ではありません、、、

果実の香りはブラックベリーなど黒系果実が主体で、アルコール度数も高めのしっかりとしたタイプのワインが多いですが、これは他の色調の濃い赤ワイン品種にも共通する点です。

 

強いて言えば、カベルネ・ソーヴィニヨンはグリーンな香りがあります。

ボルドーであれば、杉などの針葉樹、チリであればピーマンのような香り、アメリカであれば木樽からくるバニラ香が強く出る傾向があります。

 

ただ、見分けるポイントが少ないからといって難しく考える必要はなく、共通点が多いということは、品種が当たらなくても色調の濃いしっかりとした赤ワイン、という事さえ分かっていれば香りや味わいのコメントは大きく外すことはないはずです。

 

ピノ・ノワールの見分け方

ピノ・ノワールは淡い紫(ルビー)の品種の代表格です。

香りはラズベリーなど赤系果実が主体となります。

また、味わいも色調通りカベルネ・ソーヴィニヨンなどと比べるとタンニンも穏やかなものが多いです。

 

この色調のワインでは他にマスカット・ベーリーAやガメイがありますが、ピノ・ノワールと異なる最大の点は、ピノ・ノワールが「高貴品種」であるという点です。

高貴品種とは歴史的に高品質なワインが生産されるとされてきた品種で、非常に香り高く、余韻が長いです。

 

試験で見分けやすいポイントを絞るとすれば、やはり余韻になると思います。

機会があれば、ピノ・ノワールとガメイやマスカット・ベーリーAを飲み比べてみてください。

ピノ・ノワールの方が飲み込んだ後も味が口の中に長く残る感覚があるかと思います。

 

シラー、シラーズの見分け方

最後にシラー、シラーズですが、カベルネ・ソーヴィニヨンと並んで濃い紫(ガーネット)の色調の品種では頻出の品種です。

カベルネ・ソーヴィニヨンと同じく黒系果実の香りが主体で、アルコール度数も高いものが多いです。

 

見分けるポイントととしては、燻製や黒胡椒などのスパイス香りが強い点です。

 

試験で出題されるシラーはフランスのローヌのものと、オーストラリアのものがほとんどだと思います。

ローヌのシラーは燻製や黒胡椒のスパイスの香りが強く、焦げたゴムのような香りがあります。

オーストラリアのシラーズはカカオやチョコレートのような木樽香や甘草やシナモンのようなスパイス、ユーカリの香りが特徴的です。

 

カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーは果実香だけでは見分けるのは難しいと思います。

色調の濃い赤ワインが出された際は、スパイスやグリーンの香りに注目してみてください。

 

まとめ

今回はソムリエ二次試験の赤ワイン品種の見分け方についてお話しさせていただきました。

 

今回ご紹介しきれなかったオレンジの色調がある品種について軽くお話しいたします。

テンプラニーリョなどオレンジがかった色調のワインは木樽での長期熟成が義務づけられていたり、元々紫の色調が少ない品種のためオレンジがかった色をしています。

 

テンプラニーリョはスペインの代表品種ですが、スペインは樽熟成の規定があるように、樽熟成が一つの特徴です。

そのため、力強いバニラ香が感じられる場合が多いです。

 

サンジョベーゼはイタリアの代表品種ですが、独特の土っぽさや、トマトやバルサミコのような香り、アフターにかけて苦みが感じられやすいのが特徴です。

 

ネッビオーロはイタリア北部で主に栽培される品種です。

オレンジがかった色調の品種の中でも特に色調が淡いのが特徴です。

さらに色調に反して酸味やタンニンは強烈です。

 

まとめると、オレンジがかった色調の赤ワインが出題された場合、色の濃淡、木樽やトマトなどの香り、タンニンの収斂性に注目すると品種を見分けやすくなります。

 

今回ご紹介した方法で大まかに品種を見分けることはできると思います。

しかし品種がどうしても分からなかった場合は、最後の手段として、これまで出題された回数の多い品種、国を答えましょう。

淡い紫のワインだった場合はフランスのピノ・ノワール、濃い紫だった場合はフランスのカベルネ・ソーヴィニヨン、オレンジがかった色調だった場合はイタリアのサンジョベーゼがおすすめです。

ソムリエ二次試験 品種ごとの見分け方(白ワイン編)

こんにちは!今回はソムリエ二次試験の白ワインついてお話させていただきたいと思います。

 

ソムリエ試験の二次試験は一次試験ほど難関なものではありません。

しかしおよそ4人に1人は不合格となっており、さらにはテイスティングという学科とは異なり対策が難しい試験です。

 

そこで本記事ではソムリエ試験で出題される白ワインの全体像と、品種の見分け方をご紹介いたします。

品種は代表的なシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングの3つです。

 

本記事を読んでいただくことで、ソムリエ試験で出される白ワインの品種ごとの見分け方がぼんやりつかめるはずです。

 

 

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このサイトは、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験に役立つ情報をできる限り丁寧に、わかりやすく解説しています。

こちらの記事もご参考ください。

 

 

ソムリエ二次試験 白ワインの見分け方

ソムリエ二次試験の白ワインの過去問

まずは次のデータをご覧ください。

過去5年間のソムリエ・ワインエキスパート試験で出題された白ワインの品種です。

 

2022年ソムリエ

シャルドネ

リースリング

 

2022年ワインエキスパート

ソーヴィニヨン・ブラン

甲州

 

2021年ソムリエ

シャルドネ

 

2021年ワインエキスパート

リースリング

ヴィオニエ

 

2020年ソムリエ

ソーヴィニヨン・ブラン

シャルドネ

 

2020年ワインエキスパート

トロンテス

シャルドネ

 

2019年ソムリエ

アリゴテ

 

2019年ワインエキスパート

ソーヴィニヨン・ブラン

甲州

 

2018年ソムリエ

トロンテス

リースリング

 

2018年

ワインエキスパート

リースリング

シャルドネ

 

 

出題側は何を求めているのか?

ご覧の通りシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングといった代表的な3品種の出題がほぼ毎回あることが読み取れます。

18問出題されていますが、そのうち3品種は12問出題されています。

3問中2問はこの3品種から出題されていることになります。

 

だからといって3品種しか対策しないのは危険ですが、ソムリエ協会としては白ワイン品種は代表的な3品種をきちんと判別できる能力を受験生に求めているということが読み取れるでしょう。

 

では具体的に白ワイン品種をどのように見分けて行くのかを解説していきたいと思います。

 

まず個別の品種を見分ける前に、「ニュートラル品種」か「アロマティック品種」かを見分けましょう。

アロマティック品種とはワインにしたときに香り(ブドウ由来の第一アロマ)が強く出る品種です。

ソーヴィニヨン・ブランやリースリングが代表例です。

 

対してニュートラル品種とは、ワインにしたときの香りが穏やかな品種です。

シャルドネが代表例で、甲州やミュスカデなども出題が予想されます。

 

試験本番では、白ワインが出題された場合、香りをとり香りの立ち上がり方からアロマティックかニュートラルかを見極めてください。

このアロマティック品種とニュートラル品種を見分けることで、その後品種の予想もしやすくなるだけでなく、試験で大きく間違える危険性も下がります。

 

大きく間違えにくくなるとはどういう事かと言いますと、例えばソーヴィニヨン・ブランが出題されたとします。

香りが強く立ち上がっていたので、アロマティック品種と判別はできたが、リースリングと答えてしまったとしましょう。

品種の点は入りませんが、同じアロマティック品種であれば、他のコメントは似通ったものになりますので、香りや味わいのコメントでは得点は落としにくいです。

 

例として、香りの第一印象の項目で「華やかな、力強い」とコメントしたとしましょう。

これはリースリングでもソーヴィニヨン・ブランでも正解になりやすいコメントです。

これがニュートラル品種のシャルドネと考え、香りの第一印象を「控えめ、チャーミングな」などと回答すると、ソーヴィニヨン・ブランのコメントとは大きくかけ離れるため大きく得点を落とすことになります。

 

ですので、いきなり品種を当てにいくのではなく、まずはアロマティック品種かニュートラル品種かを見極めるようにしてください。

 

シャルドネの見分け方

ここからは個別の品種を見分ける方法をお伝えいたします。

前項でお伝えした方法でニュートラル品種だと判断した場合に真っ先に思い浮かべるのがシャルドネです。

ただしシャルドネはステンレスタンク熟成のタイプと樽熟成のタイプ両方が出題される可能性があります。

 

まずニュートラル品種でステンレスタンク熟成のタイプだった場合、考えられる選択肢はシャブリなどのシャルドネ、甲州、ミュスカデです。

これらの3品種は消去法で判別しましょう。

甲州はグリブドウと呼ばれる品種ですので、出来上がるワインもグレーグリーンという特徴的な色があります。

また、ミュスカデと甲州の多くはシュール・リーを行うことが多いので(特に試験に出題されるミュスカデはほぼシュール・リーと考えられます)、ニュートラル品種のステンレスタンク熟成のタイプでグレーグリーンの色合いもシュール・リーの香りも無ければシャルドネという結論に導くことができます。

 

樽熟成のタイプだった場合はほとんどシャルドネと回答して良さそうですが、過去5年間でアリゴテが出題されています。

アリゴテも樽熟成をするワインが多いですが、シャルドネよりも粘性やアルコール度数が低く、スッキリ爽やかなワインに仕上がることが多いです。

また樽熟成のシャルドネでもカリフォルニアなどニューワールドのものはさらにアルコール度数が高くなりやすいので、ニュートラル品種で樽熟成のタイプだった場合は粘性やアルコール度数を意識してみてください。

 

ソーヴィニヨン・ブランの見分け方

アロマティック品種が出題された場合にまず選択肢に入るのがソーヴィニヨン・ブランです。

 

ソーヴィニヨン・ブランというと爽やかな草のような香りを思い浮かべる方が多いと思います。

たしかに草のような香りがあるワインが多いですが、それは特にニュージーランドなどニューワールドのワインに特徴的です。

ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランを意識して、例えばロワールのソーヴィニヨン・ブランを飲むと意外と草のような香りを見落としてしまう恐れもあります。

ですのでアロマティックだけど、草の香りは弱いからソーヴィニヨン・ブランではないと急いで結論付けるのは危険です。

 

アロマティック品種で出題される可能性があるとすれば、リースリング、ヴィオニエ、ゲヴュルツトラミネール、トロンテスなどがあります。

 

これらを見分けるためには「酸味」がキーポイントになります。

爽やかで力強い酸味があった場合、選択肢はソーヴィニヨン・ブランかリースリングに絞れるかと思います。

 

試しに機会があればヴィオニエやゲヴュルツトラミネール、トロンテスのワインを飲んでみてください。

非常に酸味が穏やかなことに気づけるかと思います。

 

リースリングと見分けるポイントはやはり香りになります。

リースリングであれば全てではありませんが、ペトロールと言われる石油のような香りがあったり、花のような香りがソーヴィニヨン・ブランよりも強く感じられるはずです。

また、ソーヴィニヨン・ブランであれば草の香りや、ニュージーランドなどのワインであればパッションフルーツのような溌剌とした果実の香りも感じられるかと思います。

 

リースリングの見分け方

リースリングの見分け方はほとんど上のソーヴィニヨン・ブランと同様です。

しかし、ソーヴィニヨン・ブランの見分け方に加えて意識していただきたいポイントは「南北感」です。

リースリングが出題されるとすれば、おそらくアルザスかドイツがほとんどになると思います。

この2つの産地はどちらもワイン生産地域の中でも特に北側に位置する冷涼産地です。

とするとニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランのような溌剌とした明るい印象のワインとはイメージがかけ離れます。

美しい酸を持ち、少し硬さを感じるようなミネラル感やペトロール香がないかがリースリングを見分けるポイントになります。

 

まとめ

今回は白ワインの品種の見分け方をお伝えしました。

最後に品種が分からない場合についてお話しさせていただきます。

 

試験本番は極度の緊張状態にありますから、香りや味わいの感じ方も普段と異なり、うまく品種が見分けられないことも考えられるでしょう。

 

そういう時はどの品種でも答えになるような回答を記入することをおすすめします。

どれだけ迷っている場合でもアロマティック品種かニュートラル品種かはなんとか見分けられるかと思います。

あとはそのアロマティック品種であればどのアロマティック品種でも当てはまるようなコメントを回答するのです。

 

例えばアロマティック品種で酸味もしっかりしているタイプというのは分かっていれば、答えはリースリングかソーヴィニヨン・ブランに絞れると思うのですが、ここで草のような香りやペトロールといった品種ごとの特徴香はマークせず、柑橘類や貝殻、石灰というようなどちらの品種でも正解になるようなコメントをマークしてください。

 

それでも分からない、ニュートラル品種かアロマティック品種かも分からないという場合(無い事を祈りますが、、)は、少しでも可能性の高いフランスのシャルドネをマークしましょう。

ソムリエ二次試験 テイスティングの過去問と出題されやすいワインとは?

ソムリエ・ワインエキスパートの最難関、一次試験の次に待ち構えているのが二次試験のテイスティングです。

ソムリエといえばブラインドテイスティング、というような世間的イメージもあり、ソムリエ試験の象徴的な試験とも言えるのではないでしょうか。

ただし、筆記試験と比べて対策や練習はしにくいので、どのような出題があるのかイメージすらできないという方も多いかと思います。

さらには、一次試験の約2ヶ月後の10月に行われますので、あまり時間が無いと焦る方も多いのではないでしょうか。

 

そこで本記事では過去の出題を元にテイスティング試験ではどのような出題があるのかを明らかにします。

また、二次試験の通過率は70〜80%と言われており、体感的な難易度としても一次試験が終わってからでも十分に間に合いますので焦らずしっかり準備できるようにしましょう。

 

 

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このサイトは、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験に役立つ情報をできる限り丁寧に、わかりやすく解説しています。

こちらの記事もご参考ください。

 

 

ソムリエ二次試験の過去問

ソムリエ二次試験の全体像

一次試験はCBT試験でしたので好きな会場、時間に1人で受けますが、二次試験は支部ごとに分かれて決められた時間、会場に受験生が集まって行われます。

 

二次試験では例年5種類の飲料のテイスティングをします。

 

ただしソムリエとワインエキスパートでは内容が少し異なります。

ソムリエは3種類のワインと2種類のワイン以外の飲料のテイスティングをします。

ワイン3種類は赤が1、白が2種類の年もあれば赤が2、白が1種類の年もあります。

 

ワインエキスパートは4種類のワインと1種類のワイン以外の飲料のテイスティングです。

ワイン4種類は赤と白2種類ずつと考えていただいて大丈夫です。

 

回答は全てマークシートで行います。

テイスティングコメントの選択肢が書かれた用紙が配られますので、それぞれ当てがわれた番号をシートにマークして回答します。

この時、香りや味わいなど項目ごとに回答数が決められていますので注意してください。(昨年の試験終了後にTwitterなどで回答数を間違えたかもしれない。といった投稿が散見されました、、、)

 

また、試験時間は40分ですので、対策がきちんと出来ていなかったり、迷ってしまったりすると意外と時間が足りなくなるかもしれません。

4人に3人程度は通過する試験で、一次試験ほど難関ではありませんので、しっかりと傾向を掴む事が大切です。

 

過去の出題

二次試験のテイスティングは、誤解されがちですが「数多くあるワインの中から一つのワインを絞り込む」というものではありません。

どうしても世界中のワインから出題があって、何が出題されるかわからない中から探り出す、というイメージが先行しがちです。

 

ただし実際の過去問を見てもお分かりの通り、基本的なワインがほとんどです。

奇抜なワインはありませんし、難しい出題であってもよく耳にするワインなので、トレーニングの前にどういう出題傾向化をつかむのがかなり重要になります。

 

もちろん今年の出題がどのようなワインかは誰にもわかりませんから、今年度の出題は例外的にレアなワインばかりであることも可能性としてはあります。

しかしこの場合は受験生の回答は割れますし、大騒ぎするものではないと考えます。

 

主催者にはテイスティングを「たまたま当たった人が合格する」という試験にしたくない心理が働くのが合理的な推測でしょう。

これではテイスティング試験が名人芸のようなものになってしまい、受験生離れが起こってしまう可能性があります。

そのため出題側としてはトレーニングの成果が表れやすい出題にするはずです。

 

こういう試験そのものを分析する力は、WBSでさんざん学習しますので随分鍛えられました。

それでは直近5年間の出題を見てみましょう。

 

2022年

ソムリエ

1 フランス:シャルドネ

2 ドイツ:リースリング

3 オーストラリア:シラーズ

4 ピスコ

5イエガーマイスター

 

ワインエキスパート

1 ニュージーランド:ソーヴィニヨン・ブラン

2 日本:甲州

3 アメリカ:カベルネ・ソーヴィニヨン

4 フランス:シラー

5 オー・ド・ヴィー・ド・キルシュ

 

 

2021年

ソムリエ

フランス:シャルドネ

イタリア:サンジョヴェーゼ

アメリカ:メルロ

ラム

ヴェルモット

 

ワインエキスパート

フランス:リースリング

フランス:ヴィオニエ

スペイン:テンプラニーリョ

チリ:カベルネ・ソーヴィニヨン

テキーラ

 

 

2020年

ソムリエ

フランス:ソーヴィニョン・ブラン

日本:シャルドネ

イタリア:ネッビオーロ

ホワイトポート

ウォッカ

 

ワインエキスパート

アルゼンチン:トロンテス

フランス:シャルドネ

フランス:カベルネ・フラン

ニュージーランド:ピノ・ノワール

ラム

 

 

2019年

ソムリエ

フランス:アリゴテ

アメリカ:カベルネ・ソーヴィニョン

スペイン:テンプラニーリョ

梅酒

ジン

 

ワインエキスパート

ニュージーランド:ソーヴィニョン・ブラン

日本:甲州

イタリア:サンジョヴェーゼ

オーストラリア:カベルネ・ソーヴィニョン

紹興酒

 

 

2018年

ソムリエ

アルゼンチン:トロンテス

フランス:リースリング

オーストラリア:シラーズ

マデイラ

カルヴァドス

ワインエキスパート

ドイツ:リースリング

オーストラリア:シャルドネ

日本:メルロ

フランス:グルナッシュ

ベネディクティン

 

 

よく出題されるワインの特徴

毎年バラバラのワインが出題されているように見えますが、試験ですのでやはり傾向はあります。

 

そもそもこのソムリエ試験とはどのような試験でしょうか。

日本のソムリエ資格は国家資格ではなく、日本ソムリエ協会が行う民間資格です。

民間資格となると、「権威性」と「収益」が求められます。

 

権威性は資格試験への信頼とも言えるでしょう。

極端な珍問や各年毎に難易度にバラつきがあり合格率に年差があると、試験への信頼は落ちることになり、受験生離れが起こり収益の減少も考えられます。

 

また、収益の確保のため当然ですがなるべく試験開催のコストを抑えようとする考えもあるはずです。

 

以上を踏まえてどのようなワインが出題されやすいかを検討してみましょう。

 

◾️タイプ

試験で出題されるのは基本的にはスティルの白ワインと赤ワインです。

近年オレンジワインなどが流行っていますが、そのような珍問を出してしまうと受験者離れを起こしかねません。

100%とは言い切れませんが、白ワインと赤ワインが出ると考えていただいて大丈夫です。

 

◾️価格

まずは価格についてですが、ズバリ2,000〜3,000円程度のワインが出題されやすいです。

 

試験ですので、品種や産地の特徴が良く出ているものがふさわしいですが、1,000円以下のテーブルワインなどですとワインの個性が薄く、試験向きではありません。

 

また、ソムリエ・ワインエキスパート試験の二次試験はそれぞれ1,000人以上の人が受験します。

そんな試験で5,000円以上するような高級ワインを出題すると、コストが高くなり収益が見込めなくなります。

 

◾️品種

過去の出題から検討すると、総論としては白ワインについてはシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングと代表的な品種に出題が偏っている印象です。

赤ワインは白ワイン程の偏りはなく、サンジョベーゼやネッビオーロなど土着品種からの出題もあります。

このことから、白ワインについては代表的な品種を当てる事までを想定されており、赤ワインについては品種を当てるよりも、香りや味わいを正確に表現できるかを求められていると考えられます。

 

◾️ヴィンテージ

試験ではほぼ100%若いヴィンテージのワインが出題されます。

試験の出題者にとって古いワインの出題はリスクが大きいからです。

 

古いヴィンテージのワインはワインによって熟成の個体差などが大きく出やすいです。

そして先程申し上げた通りこの試験は数千人の受験生が同時にテイスティングを行います。

おそらく100本以上は必要になると思いますが、全く同じコンディションのワインを古いヴィンテージで用意するのは困難です。

 

まとめ

今回は二次試験で出やすいワインについてお話しさせていただきました。

過去の出題を見て品種や産地を当てられるか不安な方も多いのではないでしょうか。

中にはトロンテスやアリゴテといったマイナーな品種もあり、「こんなの分かるわけがない!」と思われた方もいらっしゃるかと思います。

 

仰る通り!分かる訳がないのです。

でも安心してください。それは他の受験生も同じです。

1995年に行われた世界最優秀ソムリエコンクールでソムリエ協会の田崎会長と優勝争いをしたフランスのオリヴィエ・プーシエ氏はシャルドネをソーヴィニヨン・ブランと誤答していました。

世界トップのソムリエでも品種を間違える事があるのです。

 

となると、品種や産地を当てるような言わば名人芸は受験生には重要視されていないということになります。

それよりも色調や香り、味わいといったワインを正しく表現するということの方が重要です。

 

その根拠となるのが下にあります2022年度の二次試験の配点です。

 

外観 18~20%
香り 29~31%
味 17~18%
その他の項目8-10%
取穫年 5%
生産地 7~8%
主なブドウ品種 12~13%

 

なんと生産地とブドウ品種の配点は合わせて20%程しかありません。

それよりも注目すべきは外観、香り、味で約70%の配点があるということです。

試験のボーダーラインが大体65〜70%くらいと言われていますので、極端な話ブドウ品種と生産地を全て外しても表現さえ外さなければ合格できるということです。

 

もちろん品種も正解するに越したことはありませんが、あまり品種を当てる事ばかりに躍起にならず、外してもいいや。くらいの楽な気持ちで試験に臨んでください。

 

皆さんの良い結果を祈っています!

【ソムリエ試験の教本とは】”流し読み”と”精読”を使い分けよう

こんにちは!今回はソムリエ協会の教本についてお話させていただきます。

教本はソムリエ協会が発行している本で、受験の申し込みをすると送られてきます。(購入することも可能です)

 

この本が送られてくると多くの受験生が絶望をすることになります

教本は毎年改訂がされているのですが、年々ボリュームが増えてきており、800ページを超え辞書のようになってきています。

ちなみに2021年は黄色の表紙だったのですが、タウンページと揶揄されていましたね笑

これを見ると受験生はやる気を失ってしまうのも無理ありませんが、教本は果たして試験に必要なのでしょうか。

また、

「教本は長く読みづらい、もっと効率的に学習する方法はないのか。」

そんな悩みを持つ受験生も多いと思います。

 

本記事ではそんな悩みにお答えし、教本の重要性を明らかにし、少しでも教本での学習が苦でなくなるように学習方法などをご紹介できればと思います。

 

【WBS別館】

このサイトは、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験に役立つ情報をできる限り丁寧に、わかりやすく解説しています。

こちらの記事もご参考ください。

 

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【ソムリエ試験 独学での合格は可能か?】独学で合格するためのコツと勉強方法

ソムリエ試験を受けるすべての方が初めに当たる問題が「独学をするか、スクール等に通うか」という問題です。

独学のコツというタイトルを掲げておきながら最初に申し上げますが、スクールに通う方が確実に勉強の効率や合格率は上がると思います。

それは多くの受験生が薄々感じ取っていることだとは思いますが、それでも独学を検討する受験生は存在します。

その理由は主に費用面と時間面の問題が大きいでしょう。

 

ワインスクールは主に通学するスクールとネットで受講するオンラインスクールがありますが、通学は10万円以上することもあり、オンラインスクールでも5万円程度はすることが一般的です。

受験料だけでも3万円ほどかかるのに、それに加えて10万円受験にかかるのは受験生にとって痛手です。

 

また、通学でもオンラインでも講座がありますが、だいたい時間が指定されていることが多いです。

仕事が忙しいと折角スクールに入校したにも関わらず、講座に参加できないということにもなりかねません。

そうなると受験生が独学を検討するのも当然です。

 

本記事では2022年度の試験を受験した私の体験談などを元に、独学についての検証と具体的なアクションプランをご提示したいと思います。

 

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【ソムリエ試験の勉強時間】400時間をめやすにスケジューリングしよう

ソムリエ試験を受験される方の多くが、合格に必要な勉強時間について調べたことがあるのではないでしょうか。

少なくともこの記事をご覧になっている方は当てはまると思います。

 

ただ単にソムリエ試験の勉強時間と言ってもソムリエ試験は筆記試験、テイスティング(論述試験)、実技試験の3つから成ります。

テイスティングと実技試験はおよそ8割以上の方が通過されるので、試験の山場はやはり筆記試験です。

一般的にソムリエ試験の勉強時間というと、この筆記試験通過に必要な勉強時間を指すことが多いです。

ですので、合格に必要な勉強時間を考えるときは、筆記試験通過までと、テイスティング(論述試験)・実技試験通過までの勉強時間を分けて考えましょう。

 

また、断言はできないですが、私個人的にはテイスティング(論述試験)と実技試験の本格的な勉強は筆記試験通過後に始めても間に合うかと思います。

そこで、本記事では筆記試験を主に、勉強時間について私の経験談もご紹介し、合格まで具体的にいつから勉強を始めればよいか、1日何時間勉強すればよいかの参考にしていただければ幸いです。

勉強時間についての心構えについて提言させていただきますので、最後までお付き合いください。

 

 

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ソムリエ・ワインエキスパート試験【モチベーションの保ち方】①

こんにちは!今回はソムリエ・ワインエキスパート試験のモチベーションの保ち方について私なりの体験談をお話させていただければと思います。

モチベーションの保ち方は色々あるので何回かに分けてご紹介していきます。

今回のテーマはズバリ「ワイナリーに行ってみる!」です

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