ワイン用語集アルゼンチンのワイン

アルゼンチンワインの基礎知識|特徴とブドウ品種、生産地域

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アルゼンチンのワインは、1990年代のチリの成功に刺激されて風向きが完全に変わりました。

それまでは世界5位のワインの生産量のほとんどは早飲みの凡庸なワインか、日本などへの濃縮果汁向けのブドウが多かったのです。

しかし、世界各国からの資金投資が導入されて現代的な醸造設備を整えて世界市場に高品質なワインを提供するようになるのです。

現在輸出市場でチリに追いつこうと生産者も投資する側も熱意に富んでいます。

 

もっとも、世界市場にうってでるには不運だったのが、この国のブドウはもともとマルベックやボナルダなどの品種で、これがアルゼンチンワインのイメージになってしまったことでしょう。

これらのブドウ品種から生まれるワインは、品質は悪くないのですがカベルネソーヴィニヨンメルローなどの品種に比べて訴求力に弱く、世界市場を見据えれば当然改植をすることになるのです。

 

相対的に見れば天候に恵まれ、そのため色の濃いワインが多く、熟した印象が強いです。

あと5年から10年すればそのうち日本市場でもチリを追い抜く日が来るかもしれません。

 

アルゼンチンワインの基礎知識

主な生産地域

中央西部


アルゼンチンの全栽培面積の90%がこの地方です。標高500m以上に畑が集中しており、アルゼンチンワイン生産の中心地です。

中央西部ではメンドーサと、サンファンが特に重要な産地です。

メンドーサはアルゼンチンワインの70~75%が生産されている一大産地です。

セレサやクリオーリャ グランデといったグリ系品種が主体でしたが、マルベックの人気が高くなってきています。

メンドーサの北部は標高が600~700mのワイン産地で、生食用や干しブドウ用のブドウが多く栽培されています。

中央部は良質な条件であり、マルベックを主体とした高品質な赤ワインが生産されています。

東部は、メンドーサの半分以上のワイナリーが集まっている最大産地です。

南西部はバジュ デ ウコと呼ばれ、高い酸味が特徴なワインを生産しています。

 

サンファンは、メンドーサの北に位置し、生産量の20%を占めるアルゼンチン第二のワイン生産地です。

生食用のブドウは主にサンファンから生産されています。比較的温暖な気候で安定しており、降雨量が少ないことが特徴です。

甘口ワインやロゼワイン、白ワインなどと幅広く生産しており、シラーを使用した赤ワインの評価も高いです。

 

北西部


広大な地域で、標高1000mを越える畑も多くあるワイン産地です。

バジェス カルチャキエス、ラ リオハが有名な産地です。

バジェス カルチャキエスでは、標高1500mの山々があり、その深い谷にワイン畑が広がっています。

白ブドウであるトロンテスが多く栽培されています。

リオハはアルゼンチンでワイン生産の歴史の長いワイン産地です。小さな渓谷に畑が集中しており、風が強く乾燥しています。

 

南部


アルゼンチンでは最も低い標高にある地域です。ネグロ川とコロラド川流域に畑が広がっています。

昼夜の寒暖差が大きい地域で、ブドウの栽培に適しています。比較的涼しい気候で、エレガントなワインが造られています。

シャルドネセミヨン、ピノ ノワールやマルベックなど様々な品種が栽培されています。

 

主なブドウ品種

Malbec マルベック

マルベックは、フランス南西地方が原産の黒ブドウ品種です。

フランス南西地方カオールはマルベックを生産していますが、マルベックのイメージはアルゼンチンの方が強くあります。

アルゼンチンのマルベックは評価が高く、アルゼンチンの赤ワインを代表する黒ブドウです。

マルベックの特徴は、「黒ワイン」と呼ばれるほどの色調の濃さであり、ポリフェノール分が豊富に含まれており、強い果実味を持ちます。

カベルネ ソーヴィニヨンやメルロなどとブレンドされることが多いですが、単一品種でも生産されています。タンニンが強く、しっかりとした骨格を持つワインを生産しています。

 

Bonard ボナルダ

ボナルダは、アルゼンチン全域で栽培されている黒ブドウ品種です。イタリアのピエモンテ州原産のブドウ品種で、イタリアではクロアティーナと呼ばれています。

色調が濃く、豊かな果実味が特徴で、比較的日常消費用ワインの原料となり、アルゼンチン国内で消費されています。

他の品種とブレンドされることが多く、イタリアではバルベーラやネッビオーロとブレンドされることが多いです。

 

Pedro Gimenez ペドロヒメネス

スペインのシェリー酒で使用されているペドロヒメネスとは、別の白ブドウです。

アルゼンチンの国内で主に生産されており、最もアルゼンチンで栽培されている白ブドウです。

国内向け日常消費用ワインに多く使われています。

 

Torontes トロンテス

トロンテスはアルゼンチンが原産の白ブドウ品種です。

トロンテスのほとんどがアルゼンチン国内で栽培されており、アルゼンチンを代表する白ブドウです。

トロンテスは、マスカット オブ アレキサンドリアとリスタン プリエトの交配品種です。

トロンテスには、リオハーノ、メンドシーノ、サンファンニーノという亜種がありますが、ラベルにはまとめてトロンテスと表記することがほとんどです。

マスカットのようなフレッシュで華やかな香りが特徴的で、フルーティーながら強い酸味を持ちます。

 

 


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