こんにちは!今回はブドウの構造について学習しましょう!
ソムリエ教本にはブドウの断面図が記載されています(2022年教本11ページ)が、基本的にこのような図などを用いて説明されている箇所は試験でも問われやすい重要項目です。
ソムリエ協会の方の立場になって考えてみると、さほど重要でない事の説明にわざわざ図は用いないはずです。
それでは問題です。
練習問題 ブドウの構造
Q:次のブドウの部位のうち、最も酸が高い部分を選んでください。
①蝋質
②果皮の内側
③梗
④種子の間
この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。
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問題の正解はこちら!
正解は④の種子の間です!
①の蝋質は英語でBloom(ブルーム)、フランス語でPruine(プリュイーヌ)と言います。この部分には酵母が付いています。
②の果皮の内側は教本の断面図には糖度が高い部分と記載されています。
③の梗は英語でStem(ステム)、フランス語でPedicelle(ペディセル)といい、ブドウのヘタや柄の部分です。
タンニンを豊富に含んでいます。
多くの生産者はワイン造りの一番最初の過程で除梗します。
しかし、一部の生産者はあえて除梗せずにアルコール発酵をさせます。これを「全房発酵」といいます。
他にも果肉(英語でPulp、フランス語でPulpe)や種子(英語でSeed、フランス語でPepin)、果皮(英語でSkin、フランス語でPellicule)などがあります。
最後にもう一つ試験のワンポイントアドバイスとして、教本を読んでいると今回の問題文のように「最も」という言葉を目にすると思います。例えば「最も北に位置する」や「最も温暖」などです。
試験問題の作成者としては最上級の表現を使う項目は誰が見ても答えが変わらないので出題しやすいです。
教本を読まれる際はそのことを念頭に置いて読んでみてください。
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