こんにちは!今回はブドウの仕立て方について学習しましょう!
練習問題 ブドウの仕立て方
Q:次のうち、モーゼルや北部ローヌなど急斜面に適している仕立て方を選んでください。
①垣根仕立て
②棒仕立て
③株仕立て
④棚仕立て
この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。
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問題の正解はこちら!
正解は②の棒仕立てです!
①の垣根仕立てはボルドーやブルゴーニュ、イタリアなど世界的に広く採用されています。
針金と柱を用いて結果枝を地面と垂直方向に伸ばす仕立て方です。
長梢剪定と短梢剪定に分けられ、それぞれ代表的な剪定法に「ギヨ式剪定法」と「Cordon Royat(コルドン・ロワイヤ)」があります。
②の棒仕立ては針金で垣根を張ることができない急斜面に適しています。
左右から2本の長梢を取り、主幹に添えた棒を中心にハート型になるようにしばりつけます。
③の株仕立ては英語でHead training(ヘッド・トレーニング)、Bush training(ブッシュ・トレーニング)、フランス語でGobelet(ゴブレ)などと呼ばれます。
南フランスやスペイン、ポルトガルなど乾燥地で多く採用されています。
④の棚仕立ては英語でOverhead vine training(オーヴァーヘッド・ヴァイン・トレーニング)、フランス語でPergola(ペルゴラ)と呼ばれます。
降雨の多い日本や、日差しの強いイタリア、ポルトガルの一部などで採用されています。
ブドウの果実が目の高さにできることで、きめ細かい手入れが可能になり、生食用のブドウに向いています。
2000年代後半から長野県の塩尻市を中心に、Hayashi-Smart(ハヤシ・スマート)システムと呼ばれる棚仕立ての短梢剪定法が普及しています。
文章だけではイメージがしにくい範囲ですので、教本(2022年版で15ページ)の図を参照して、それぞれの仕立て方の特徴や産地を押さえておきましょう。
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