こんにちは!今回は日本のワインのラベル表示ルールについて学習しましょう!
練習問題 日本のラベル表示ルール
Q:次のうち、単一ブドウ品種をラベルに表示する際の最低使用量の割合を選んでください。
①75%
②85%
③95%
④100%
この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
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問題の正解はこちら!
正解は②の85%です!
単一品種を表示する際の使用割合は各国で異なり、アメリカやチリなど75%の国もありますので区別しておきましょう。
ワインラベルの表示ルールは2015年に国税庁によって制定され、2018年に施行されました。
このルールでは、主に①「日本ワイン」の定義、②表ラベルの表示、③裏ラベルの表示について定められています。
①「日本ワイン」の定義
このルールができる前までは「国産ワイン」という呼ばれるワインがあり、それが輸入果汁を使用したものか、国産果汁のみを使用したものか分かりにくいものでした。
そのため「日本ワイン」を国産ブドウのみを使用して日本国内で製造された果実酒と定めました。
一方輸入ブドウを使って国内で製造されたワインは「国内製造ワイン」と呼ばれます。
②表ラベルのルール
上記の日本ワインの場合にのみ「日本ワイン」という表記、地名、ブドウ品種名、収穫年を表示することが可能です。
産地名や収穫年を表示する際はその地名、収穫年に収穫したブドウを85%以上使用し、同地名で醸造する必要があります。
また品種表示するためには、下記のルールがあります。
・単一品種の場合、単一品種を85%以上使用する。
・2品種の場合、2品種合計で85%以上使用し、量の多い順に表示する。
・3品種以上の場合、表示する品種を合計85%以上使用し、それぞれの品種の使用量の割合と合わせて、使用量の多い順に表示する。
日本の地名や品種をラベル表示する際の最低使用量の割合は全て85%です!ここは覚えやすいですね
③裏ラベルの表示ルール
裏ラベルには下記の項目をまとめて表示する必要があります。
・日本ワイン(日本ワインの場合、必ず表示する)
・品目(果実酒など)
・原材料
・製造者
・内容量
・アルコール度数
ラベル表示ルールは各国によってまちまちでややこしいので、「輸出向けのチリワインも85%だったな、、」など、他の国のルールと比べながら覚えるのもおすすめです。
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