ソムリエ試験練習問題【酒類概論】蒸留酒の製法について

公開日 2022年12月17日 最終更新日 2023年1月10日

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こんにちは!今日も頑張っていきましょう!

今回のテーマは蒸留酒についてです。酒類が多くややこしいですが、今回の問題が解けると蒸留酒を整理しやすくなります!

練習問題 単式蒸留器と連続式蒸留器

Q:次のうち、連続式蒸留器で造られるお酒を選んでください。

①コニャック

②グレーンウイスキー

③焼酎乙類

④キルシュ

この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
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問題の正解はこちら!

正解は②のグレーンウイスキーです!

聞き慣れない単語が出てきてややこしかったと思います。

まず単式蒸留と連続式蒸留の違いですが、ここではざっくりと捉えましょう。

単式蒸留は文字通り1回の作業で1回の蒸留を行います。

アルコール度数はさほど上がらず、原料由来の風味が残りやすいです。

 

連続式蒸留は1回の作業で複数の蒸留が行えます。連続式蒸留器は1つの蒸留器の中に複数の単式蒸留器が入っていると考えていただくとイメージしやすいかと思います。

1回の作業で効率的に高アルコールのお酒を造ることができます。

単式蒸留と比較すると原料由来の風味はあまり残りません。

 

モルトウイスキーは単式蒸留器を使いますがグレーンウイスキーは連続蒸留器を使うということを押さえておきましょう。この製法の違いによりグレーンウイスキーはモルトウイスキーよりもクセの少ない味わいです。

 

①のコニャックはフランス西部のコニャック地方でブドウを原料に造られるブランデーです。

シャラント型やコニャック型と呼ばれる単式蒸留器を使用しています。

 

③の焼酎乙類とは単式蒸留で造られた焼酎全般のことを指します。

対して焼酎甲類は連続式蒸留器で造られた焼酎のことです。合わせて押さえておきましょう。

 

④キルシュはサクランボを発酵、蒸留して造られたブランデーです。ドイツでは「ヴァッサー」と呼ばれます。

あまり知られていませんが、単式蒸留器で造られるお酒です。

 

蒸留酒は多くありますが、蒸留機の違いで分類すると分かりやすいと思います。

単式蒸留はアルコールがさほど高くなく原料由来の風味が強い、連続式蒸留はアルコールが高く、クセが少ないと覚えておきましょう。


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