難易度B

ソムリエ試験練習問題【フランス概論】黒ブドウ品種

こんにちは!今回はフランスワインの黒ブドウ品種について学習しましょう!

 

練習問題 フランスワインの黒ブドウ品種

Q:次のフランスの黒ブドウの栽培面積TOP3のうち、正しいものを選んでください。

①1.メルロ 2.カベルネ・ソーヴィニヨン 3.グルナッシュ

②1.グルナッシュ 2.メルロ 3.シラー

③1.カベルネ・ソーヴィニヨン 2.グルナッシュ 3.メルロ

④1.メルロ 2.グルナッシュ 3.シラー

この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。

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問題の正解はこちら!

正解は④の1.メルロ 2.グルナッシュ 3.シラーです!

 

メルロは栽培面積が114,785haで、主にボルドーやシュッド・ウエスト、ラングドック・ルーションで栽培されています。

グルナッシュは栽培面積が84,745haで、主に南部ローヌ、ラングドック・ルーションで栽培されています。

シラーは栽培面積が67,040haで、主にローヌ、プロヴァンス、ラングドック・ルーションで栽培されています。

また、シラーはセリーヌというシノニムもありますので押さえておきましょう。

 

このTOP3の品種を見て、意外に思われた方も多いのではないでしょうか。

フランスワインでメジャーなカベルネ・ソーヴィニヨン(4位)やピノ・ノワール(5位)がランクインしていません。

これには栽培の難しさが関係しています。

 

カベルネ・ソーヴィニヨンは、一般的に晩熟の品種と言われています。

収穫期が遅いとその分天候のリスクを多く抱えるということになります。

 

ピノ・ノワールは気まぐれと言われるほど栽培が難しい品種です。

気候や土壌を選ぶ傾向があり、病気にも弱いです。

 

対してメルロは早熟な上湿った気候にも順応しやすく、収量も多いです。

このような理由でメルロが他のメジャー品種を抜いて栽培面積1位となっています。

 

各国のブドウ品種栽培面積は非常に重要です。必ずTOP3までは答えられるようにしておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【シャンパーニュ】グランクリュ

こんにちは!今回はシャンパーニュのグランクリュについて学習しましょう!

 

練習問題 シャンパーニュのグランクリュ

Q:次のうち、コート・デ・ブラン地区のグラン・クリュを選んでください。

①Ambonnay

②Ay

③Mailly-Champagne

④Cramant

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正解は④のCramant(クラマン)です!

①のAmbonnay(アンボネー)と③のMailly-Champagne(マイイ・シャンパーニュ)はモンターニュ・ド・ランス地区、②のAy(アイ)はヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のグランクリュです。

 

シャンパーニュには4大栽培地区があります。それが下記の4地区です。

・モンターニュ・ド・ランス

・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ

・コート・デ・ブラン

・コート・デ・バール

 

グランクリュはあり、下記の通りコート・デ・バール以外の地区に位置しています。

 

モンターニュ・ド・ランス地区:Ambonnay(アンボネー)、Beaumont sur Vesle(ボーモン・シュール・ヴェル)、Bouzy(ブージー)、Louvois(ルーヴォワ)、Mailly-Champagne(マイイ・シャンパーニュ)、Puisieulx(ピュイジュー)、Sillery(シルリー)、Verzenay(ヴェルズネー)、Verzy(ヴェルジー)

 

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区:Ay(アイ)、Tours sur Marne(トゥール・シュール・マルヌ)

 

コート・デ・ブラン地区:Avize(アヴィーズ)、Chouilly(シュイイ)、Cramant(クラマン)、Le Mesnil sur Oger(ル・メニル・シュール・オジェ)、Oger(オジェ)、Oiry(オワリー)

 

それぞれのグランクリュがどこの地区に位置しているかは覚えておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【ワイン概論】ブドウの仕立て方

こんにちは!今回はブドウの仕立て方について学習しましょう!

練習問題 ブドウの仕立て方

Q:次のうち、モーゼルや北部ローヌなど急斜面に適している仕立て方を選んでください。

①垣根仕立て

②棒仕立て

③株仕立て

④棚仕立て

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正解は②の棒仕立てです!

 

①の垣根仕立てはボルドーやブルゴーニュ、イタリアなど世界的に広く採用されています。

針金と柱を用いて結果枝を地面と垂直方向に伸ばす仕立て方です。

長梢剪定と短梢剪定に分けられ、それぞれ代表的な剪定法に「ギヨ式剪定法」と「Cordon Royat(コルドン・ロワイヤ)」があります。

 

②の棒仕立ては針金で垣根を張ることができない急斜面に適しています。

左右から2本の長梢を取り、主幹に添えた棒を中心にハート型になるようにしばりつけます。

 

③の株仕立ては英語でHead training(ヘッド・トレーニング)、Bush training(ブッシュ・トレーニング)、フランス語でGobelet(ゴブレ)などと呼ばれます。

南フランスやスペイン、ポルトガルなど乾燥地で多く採用されています。

 

④の棚仕立ては英語でOverhead vine training(オーヴァーヘッド・ヴァイン・トレーニング)、フランス語でPergola(ペルゴラ)と呼ばれます。

降雨の多い日本や、日差しの強いイタリア、ポルトガルの一部などで採用されています。

ブドウの果実が目の高さにできることで、きめ細かい手入れが可能になり、生食用のブドウに向いています。

2000年代後半から長野県の塩尻市を中心に、Hayashi-Smart(ハヤシ・スマート)システムと呼ばれる棚仕立ての短梢剪定法が普及しています。

 

文章だけではイメージがしにくい範囲ですので、教本(2022年版で15ページ)の図を参照して、それぞれの仕立て方の特徴や産地を押さえておきましょう。

 

ソムリエ試験練習問題【ワイン概論】ブドウ由来の香り成分

こんにちは!今回はブドウ由来の香り成分について学習しましょう!

 

練習問題 ブドウ由来の香り成分

Q:次のうち、シラーに含まれる胡椒の香りの元となる物質を選んでください。

①チオール化合物

②テルペン類

③Rotundone

④IBMP

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正解は③のRotundone(ロタンドン)です!

ロタンドンはシラーやグリューナー・ヴェルトリーナーなどに多く含まれている物質で胡椒の香りがします。

実際に胡椒にもロタンドンは含まれています。

 

①のチオール化合物はソーヴィニヨン・ブランに含まれている香りで、3MHや3MHA、4MMPなどの種類があります。

グレープフルーツやパッションフルーツ、時には猫の尿などの香りがあります。

ソーヴィニョン・ブランの他には日本の甲州も3MHを持つことが分かっています。

 

②テルペン類にはマスカットやリースリングに含まれる「Linalool(リナロール)」やゲヴュルツトラミネールに含まれる「Geraniol(ゲラニオール)」があります。

 

④のIBMPはIsobutyl-Methoxypyrazine(イソブチル・メトキシピラジン)と言われる成分です。

青臭く、ピーマンを連想させる香りがあります。

カベルネ・ソーヴィニヨンをはじめとしたボルドー原産のブドウ品種に多く含まれています。

 

他にはFuraneol(フラネオール)という成分があります。

これはヴィティス・ラブルスカに多く含まれる物質で、イチゴの香りがあります。

マスカット・ベーリーAに多く含まれています。

 

それぞれの成分がどのような香りがあり、代表的な品種にはどんなブドウがあるかを押さえておきましょう。

ソムリエ試験練習問題【ワイン概論】ブドウの断面図

こんにちは!今回はブドウの構造について学習しましょう!

ソムリエ教本にはブドウの断面図が記載されています(2022年教本11ページ)が、基本的にこのような図などを用いて説明されている箇所は試験でも問われやすい重要項目です。

ソムリエ協会の方の立場になって考えてみると、さほど重要でない事の説明にわざわざ図は用いないはずです。

それでは問題です。

練習問題 ブドウの構造

Q:次のブドウの部位のうち、最も酸が高い部分を選んでください。

①蝋質

②果皮の内側

③梗

④種子の間

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正解は④の種子の間です!

 

①の蝋質は英語でBloom(ブルーム)、フランス語でPruine(プリュイーヌ)と言います。この部分には酵母が付いています。

 

②の果皮の内側は教本の断面図には糖度が高い部分と記載されています。

 

③の梗は英語でStem(ステム)、フランス語でPedicelle(ペディセル)といい、ブドウのヘタや柄の部分です。

タンニンを豊富に含んでいます。

多くの生産者はワイン造りの一番最初の過程で除梗します。

しかし、一部の生産者はあえて除梗せずにアルコール発酵をさせます。これを「全房発酵」といいます。

 

他にも果肉(英語でPulp、フランス語でPulpe)や種子(英語でSeed、フランス語でPepin)、果皮(英語でSkin、フランス語でPellicule)などがあります。

 

最後にもう一つ試験のワンポイントアドバイスとして、教本を読んでいると今回の問題文のように「最も」という言葉を目にすると思います。例えば「最も北に位置する」や「最も温暖」などです。

試験問題の作成者としては最上級の表現を使う項目は誰が見ても答えが変わらないので出題しやすいです。

教本を読まれる際はそのことを念頭に置いて読んでみてください。

ソムリエ試験練習問題【ワイン概論】酒類の分類

こんにちは!今回よりソムリエ・ワインエキスパート試験の一次試験問題を一問一答形式で出題、解説していきたいと思います。よろしくお願いします。

 

今回は酒類概論です。

ワインの試験なのになぜワイン以外の酒もやらなければいけないの?と思われるかもしれませんが、試験では重要項目です。しっかり押さえましょう!

 

練習問題 酒類の分類

Q:次のうち、シードルはどの分類か選んでください。

 

①発泡性酒類

②果実原料の醸造酒類

③果実原料の蒸留酒類

④混成酒類

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問題の正解はこちら!

正解は②の果実原料の醸造酒類です。

 

この問題は①の発泡性酒類と間違えた方が多いかもしれません。

シードルはリンゴをアルコール発酵させて造られる醸造酒ですので、②の果実原料の醸造酒類が正解です。

シードルはその多くが発泡性であることが多いのですが、実は非発泡性のシードルも存在します。

 

①の発泡性酒類はビールや、発泡酒、その他の発泡性酒類が該当します。

 

②の果実原料の醸造酒類はなんといってもワインが代表的です。

醸造酒とは原料を酵母によりアルコール発酵させて造ったお酒で、ワインのほかに日本酒などが該当します。

シードルはワインと同じ分類であることを押さえておきましょう。

 

③の果実原料の蒸留酒類はブランデーなどが該当します。

蒸留酒とは醸造酒を熱し、水とアルコールの沸点の違いを利用してアルコール度数を高めたお酒です。

醸造酒と蒸留酒の違いは重要ですので、まだ覚えていない方は是非この機会にマスターしておきましょう。

 

④の混成酒類は醸造酒や蒸留酒に香料や果実、糖を加えてつくったお酒です。

甘味果実酒やリキュール、みりんなどが該当します。

 

酒類の分類は一見ややこしいですが、一度覚えると様々なお酒の特徴を押さえやすくなり試験だけでなく日常生活にも活かせますよ!