イタリア

ソムリエ試験練習問題【イタリア】シチリア州

こんにちは!今回はシチリア州のワインについて学習しましょう!

個人的にシチリアワインに最近ハマっているので問題を作ってみました

 

練習問題 シチリア州のワイン

Q:次のうち、シチリア州唯一のD.O.C.G.を選んでください。

①Vermentino di Gallura

②Marsala

③Cerasuolo di Vittoria

④Etna

    この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。   WBSワインブックススクールの卒業生が作成し、合格者の声が反映されたリアルな練習問題とその解説ですので、問題の難易度や、どこまでりかいすればいいのかがわかるようになっています。   【月額2200円】ソムリエ・ワインエキスパート試験対策はオンライン最大級のWBSへ!   そのほかの記事・練習問題も是非ご参考ください。  

   

正解は③のCerasuolo di Vittoria(チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア)です!

シチリア州にはこのD.O.C.G.一つしかなく、最重要点ですので是非覚えていただきたい所です。

ネーロ・ダーヴォラを主体に、フラッパーとをブレンドして造る赤ワインです。

一般的にチェラスオーロというとロゼワインのことを指すのですが、このD.O.C.G.では珍しく赤ワインです。

 

①のVermentino di Gallura(ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ)はサルデーニャ州のD.O.C.G.です。

こちらもサルデーニャ州唯一のD.O.C.G.ということでよく出題されます。

 

②のMarsala(マルサラ)シチリア州で造られる有名な酒精強化ワインですが、D.O.C.G.ではなくD.O.C.です。

イギリス人のジョン・ウッドハウスが1773年にこのワインを産み出しました。

 

④のEtna(エトナ)はシチリア州のD.O.C.です。

白はカッリカンテ、赤はネレッロ・マスカレーゼを使用します。

島外から生産者が進出したり、2011年よりブルゴーニュのように細かい区画分けがされるなど今注目されています。

ちなみにエトナの区画は142にも分かれているそうです。しかも2023年に行われた世界最優秀ソムリエコンクールで出題されたそうです。覚えるのは大変ですね。。。

 

このようにシチリア州は近年注目されている産地の一つでもあります。

特にイタリアンレストランで勤務されている方は今後さらに馴染み深くなるかもしれません。

ソムリエ試験練習問題【イタリア】トスカーナ州

こんにちは!今回はイタリア・トスカーナ州のD.O.C.G.について学習しましょう!

今回は少しマニアックな問題です

 

練習問題 トスカーナ州のD.O.C.G.

Q:次のうち、D.O.C.G.Vino Nobile di Montepulcianoの主要ブドウ品種を選んでください。

①Montepulciano

②Merlot

③Canaiolo Nero

④Prugnolo Gentile

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正解は④のPrugnolo Gentile(プルニョーロ・ジェンティーレ)です!

この問題はイタリアでもひっかけ問題として受験生を泣かせています

ワイン名にモンテプルチャーノとあるのに使用ブドウ品種がモンテプルチャーノではないのです。。。

このワイン名にあるモンテプルチャーノは地名ですので間違えないようにしましょう。

 

Vino Nobile di Montepulciano(ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ)はブルネッロ・ディ・モンタルチーノなどがあるシエナ県で生産されているワインです。

プルニョーロ・ジェンティーレを70%以上使用して造ります。

使用品種は選択肢にはプルニョーロ・ジェンティーレとあえて記載しましたが、サンジョヴェーゼのシノニムです。

 

またこのワインはキアンティ・クラシコやブルネッロ・ディ・モンタルチーノの影に隠れてしまって知名度は低いですが、キアンティよりも早い1981年にD.O.C.G.に認定されている歴史ある銘酒です。

トスカーナ州はソムリエ試験においてイタリアで最も重要な州です。

キアンティやブルネッロに意識が集中しがちですが、他のD.O.C.G.もしっかり押さえましょう。

ソムリエ試験練習問題【イタリア】イタリア概論

こんにちは!今回はイタリアの概論について学習しましょう!

イタリアというとヨーロッパではフランスについで学習範囲の多い国です。

試験でも筆頭の出題範囲ですので是非得意分野にしてください!

 

練習問題 イタリアの州別ワイン生産量

Q:次のイタリアの州で、最もワイン生産量が多い州を選んでください。

①ピエモンテ州

②ヴェネト州

③トスカーナ州

④プーリア州

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正解は②のヴェネト州です!

ヴェネト州はイタリア北東部にある大ワイン産地で、ヴァルポリチェッラやソアーヴェなど著名なワイン産地の多くが位置しています。

 

また、ヴェネト州のワイン生産を牽引する存在として何といってもプロセッコがあります。

プロセッコはグレーラというブドウを主要品種としてシャルマ方式で造られるスパークリングワインです。

今や世界的な人気を博し、2020年には5億本を突破しました。

 

また、デイリーワインだけでなくアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラなど高級ワインも生産されているのが特徴です。

 

国際ワイン見本市ヴィーニタリーが毎年開かれるヴェローナは「イタリアワインの首都」と考えられています。

ワイン生産量は2020年で1千ヘクトリットルを超えています。

 

①のピエモンテはイタリア北西部に位置する州です。

バローロやバルバレスコなど有名なワインが生産されています。

生産量は約257万ヘクトリットルとそこまで多くはありません。

これは量より質の意識が高いと考えられるでしょう。その証拠にワイン生産量の94%近くをD.O.P.ワインが占めています。

 

③のトスカーナ州はピエモンテ州と並んで高級ワイン産地です。

ワイン生産量は約260万ヘクトリットルです。

キアンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノがあることからわかるように赤ワインの生産量が87%を占めています。

 

④のプーリア州はイタリア南部に位置する州です。

ピエモンテ州やトスカーナ州ほど著名なワインはありませんが、ワイン生産量は約976万ヘクトリットルと非常に多くイタリア20州の中では常にトップ3に入っています。

イタリア南部に位置し、暖かい気候から多くの赤ワインが生産されるのかと思いきや意外と白ワインが生産量の53%を占めています。

このようにイタリア各州の総論を軽くおさらいしておくことで、後に各論の理解がしやすくなりますので教本の各州のプロフィールなどは目を通しておいてくださいね。

ソムリエ試験練習問題【イタリア】バローロ

こんにちは!今回はバローロについて学習しましょう!

バローロはイタリア北部、ピエモンテ州で造られるワインで、イタリアのみならず世界でも著名な赤ワインです。

そのため試験でも非常に重要なポイントであり、細かい出題も考えられます。しっかり覚えましょう。

 

練習問題 バローロの規定

Q:次のうち、D.O.C.G.Barolo Riservaの収穫年の11月1日からの法定熟成期間として正しいものを選んでください。

①36か月

②38か月

③60か月

④62か月

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正解は④の62か月です!

バローロの熟成期間は通常のバローロとリゼルヴァで異なります。

選択肢が紛らわしかったですが、通常のバローロが38か月で、リゼルヴァが62か月です。

 

ここで多くの方が間違えやすいところなのですが、インターネット検索で「バローロ 熟成期間」などと検索すると通常のバローロが3年、リゼルヴァが5年という表記をしているサイトがあります。

このようなサイトを読んでバローロの熟成期間を通常のバローロが36か月、リゼルヴァが60か月というふうに間違えて覚えてしまうことがあります。

正しくはそれにそれぞれ+2か月した38か月と62か月ですので注意してください。

 

また、通常とリゼルヴァそれぞれの熟成期間のうち18か月は木樽での熟成が義務付けられています。

 

ついでにバローロの弟分と呼ばれるバルバレスコも一緒に覚えておきましょう。

通常のバルバレスコは26か月、リゼルヴァは50か月の熟成が義務付けられており、そのうち9か月は木樽熟成です。

このようにイタリアは同じようなD.O.C.G.などはまとめて記憶するのがコツです。

ソムリエ試験練習問題【イタリア】イタリアの歴史

こんにちは!今回はイタリアの歴史からの出題です。

イタリアの歴史はフランスよりも古く、紀元前2000年以上前に遡るとされています。

そのため他の国よりも歴史からの出題が若干多い印象があります。

 

練習問題 イタリアの歴史

Q:次のうちChianti、Pomino、Carmignano、Val d’Arno di Sopraの境界線を定めた人物を選んでください。

①ベッティーノ・リカーゾリ男爵

②コジモ3世

③ヴィットリオ・エマヌエーレ2世

④サンテ・ランチェリオ

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正解は②のコジモ3世です!

トスカーナ大公コジモ3世は1716年にキアンティ、ポミーノ、カルミニャーノ、ヴァルダルノ・ディ・ソプラの生産地の線引きを行いました。

なぜこの出来事がそこまで重要視されるのかというと、これが世界初の原産地呼称制度と言われているからです。

 

これら4つの生産地は現在でも原産地呼称として名前が残っています。

キアンティとカルミニャーノはD.O.C.G.、ポミーノとヴァルダルノ・ディ・ソプラはD.O.C.です。

 

ちなみに①のベッティーノ・リカーゾリ男爵は1870年前後にFormulae(フォルムラ)と呼ばれるキアンティワインのベースとなる品種構成(サンジョヴェーゼ70%、カナイオーロ20%、マルヴァジア・デル・キアンティ10%)を定めました。

これも重要事項ですので覚えておきましょう。

 

③のヴィットリオ・エマヌエーレ2世は1861年にイタリアが統一されイタリア王国が建国された際の初代国王です。余裕がある方は頭に入れておきましょう。

 

④のサンテ・ランチェリオは16世紀の歴史学者でありソムリエの先駆けような存在とされる人物で、モンテプルチアーノを好んだとされています。この人物は覚える必要はありません

非常に古い歴史を持つイタリアですが、そんなイタリアの歴史は世界最初の原産地呼称が誕生するなど、世界的に見ても重要です。

年号なども含めて押さえておきましょう。