難易度A

ソムリエ試験練習問題【日本】長野県

こんにちは!今回は長野県のワインについて学習しましょう!

 

練習問題 長野県のプロフィール

Q:次のうち、信州ワインバレー構想が発表された年を選んでください。

①2011年

②2013年

③2014年

④2015年

この記事は、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験向けの練習問題とのその解説です。
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問題の正解はこちら!

正解は②の2013年です!

 

長野県は日本のワイン産地の中でも最も活気のある産地の一つです。

2014年以降は毎年ワイナリーの設立が続いており、2000年以降設立されたワイナリーの数は40軒を超えています。

これには県や市町村など行政支援の動きが大きく寄与しています。

その代表例が「信州ワインバレー構想」です。

 

信州ワインバレー構想とは、2013年に長野県が発表した構想です。

松本盆地、上田盆地、長野盆地、伊那盆地の4つのエリアに区分けして、生産者の育成や県産ワインのPRなどの支援を行っています。

 

これに伴い、ワイン特区を申請する市町村も増加し、2020年12月時点で「千曲川ワインバレー東地区」の8市町村(上田市、小諸市、千曲市、東御市、立科町、青木村、長和町、坂城町)、高山村、山形村、塩尻市、松川町、下條村など13か所が「ワイン特区」に認定されています。

 

2016年に長野県が発表した計画では、2014年のワイン用ブドウも含めたブドウ栽培の面積は2,400haで、そのうちワイン用ブドウの面積は200haになっており、2025年には倍の400haに拡大する計画となっています。

長野県はワイン生産量では山梨県に次いで2位ですが、ワイン生産の伸びや勢いは山梨県を凌ぐものがあります。

試験勉強抜きにしても注目したい産地ですね。

ソムリエ試験練習問題【日本】新潟県

こんにちは!今回は新潟県について学習しましょう!

 

練習問題 新潟県のプロフィール

Q:次のうち、県初のワイナリーの立ち上げや、マスカット・ベーリーAやブラック・クイーンの開発を行った人物を選んでください。

①詫間憲久

②川上善兵衛

③高野正誠

④高井利三郎

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正解は②の川上善兵衛です!

 

川上善兵衛は県初のワイナリーを立ち上げ、「岩の原葡萄園」を開きました。

また、ブドウの交配育種にも力を注ぎました。

日本の赤ワイン用品種で最も醸造量の多いマスカット・ベーリーAやブラック・クイーン、レッド・ミルレンニュームなどの品種を開発しました。

こうした功績から川上善兵衛は「日本ワイン用ブドウの父」と呼ばれています。

 

①の詫間憲久は1874年に山田宥教とともに甲府にて初めて本格的なワイン造りを始めた人物です。

 

③の高野正誠は土屋助次郎とともにブドウ栽培とワイン醸造を学ぶためにフランスへ渡り、1年7カ月の修行を行いました。

帰国後は宮崎光太郎とともにワイン醸造を開始しました。

 

④の高井利三郎は大阪府の堅下村で果樹園を営んでいた人物で、1914年に規格外ブドウ活用のために、ワイナリーを立ち上げた人物です。

 

日本ワインにとって重要な歴史上の出来事のある新潟県ですが、近年では産地化の動きもあります。

新潟砂丘の角田浜と越前浜にワイナリーが集まっており、生産者たちが一帯を「新潟ワインコースト」と称しています。

新潟ワインコーストでは欧・中東系品種の栽培が盛んです。

特に耐病性も高いと言われているアルバリーニョが増加しています。

ソムリエ試験練習問題【日本】表示ルール

こんにちは!今回は日本のワインのラベル表示ルールについて学習しましょう!

 

練習問題 日本のラベル表示ルール

Q:次のうち、単一ブドウ品種をラベルに表示する際の最低使用量の割合を選んでください。

①75%

②85%

③95%

④100%

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正解は②の85%です!

単一品種を表示する際の使用割合は各国で異なり、アメリカやチリなど75%の国もありますので区別しておきましょう。

 

ワインラベルの表示ルールは2015年に国税庁によって制定され、2018年に施行されました。

このルールでは、主に①「日本ワイン」の定義、②表ラベルの表示、③裏ラベルの表示について定められています。

 

①「日本ワイン」の定義

このルールができる前までは「国産ワイン」という呼ばれるワインがあり、それが輸入果汁を使用したものか、国産果汁のみを使用したものか分かりにくいものでした。

そのため「日本ワイン」を国産ブドウのみを使用して日本国内で製造された果実酒と定めました。

 

一方輸入ブドウを使って国内で製造されたワインは「国内製造ワイン」と呼ばれます。

 

②表ラベルのルール

上記の日本ワインの場合にのみ「日本ワイン」という表記、地名、ブドウ品種名、収穫年を表示することが可能です。

 

産地名や収穫年を表示する際はその地名、収穫年に収穫したブドウを85%以上使用し、同地名で醸造する必要があります。

 

また品種表示するためには、下記のルールがあります。

 

・単一品種の場合、単一品種を85%以上使用する。

・2品種の場合、2品種合計で85%以上使用し、量の多い順に表示する。

・3品種以上の場合、表示する品種を合計85%以上使用し、それぞれの品種の使用量の割合と合わせて、使用量の多い順に表示する。

 

日本の地名や品種をラベル表示する際の最低使用量の割合は全て85%です!ここは覚えやすいですね

 

③裏ラベルの表示ルール

裏ラベルには下記の項目をまとめて表示する必要があります。

・日本ワイン(日本ワインの場合、必ず表示する)

・品目(果実酒など)

・原材料

・製造者

・内容量

・アルコール度数

 

 

ラベル表示ルールは各国によってまちまちでややこしいので、「輸出向けのチリワインも85%だったな、、」など、他の国のルールと比べながら覚えるのもおすすめです。

ソムリエ試験練習問題【日本】歴史

こんにちは!今回は日本の歴史について学習しましょう!

併せて試験に出やすい年号も一覧でご紹介させていただきます。

 

練習問題 日本の歴史

Q:次のうち、国税庁がワインラベルの表示ルールを定めた年を選んでください。

①2010年

②2013年

③2015年

④2016年

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問題の正解はこちら!

正解は③の2015年です!

 

このワインラベルの表示ルールでは「日本ワイン」の定義や、地名、ブドウ品種の表示ルールが決められました。

日本のワイン界では非常に重要な出来事ですので、必ず内容も含めて押さえましょう。

 

下記に日本の歴史で重要な出来事とその年号をまとめます。

山梨県の出来事は赤色北海道の出来事は青色、その他は黒色にしています。

 

718年 甲州の大善寺説

1186年 甲州の雨宮勘解由説

1874年 山田宥教と詫間憲久が甲府で初めて本格的なワイン造りを行う

1876年 北海道で初のワイン醸造

1877年 大日本山梨葡萄酒会社設立

1893年 岩の原葡萄園が川上善兵衛によって設立

1927年 マスカット・ベーリーA開発

1973年 ワイン元年

1975年 果実酒の消費量が甘味果実酒を上回る

2009年 Kosyu of Japan発足

2010年 甲州がO.I.V掲載、甲州市原産地呼称ワイン認証制度制定

2012年 日本初の委託醸造を目的としたワイナリーが設立

2013年 山梨がGIに指定、マスカット・ベーリーAがO.I.V掲載、信州ワインバレー構想

2015年 国税庁がワインラベルの表示ルールを定める

2016年 上山市と南陽市がワイン特区に指定

2017年 GI山梨の見直し

2018年 北海道がGIに指定、ワインラベルの表示ルール施行

2020年 山幸がO.I.V掲載

2021年 山形、長野、大阪がGIに指定

日本ワインはソムリエ協会としても裾野を広げたいという考えがあり、試験でも出題頻度が高いです。

年号などもしっかりと覚えて試験に備えましょう。

ソムリエ試験練習問題【南アフリカ】ワイン生産地区

こんにちは!今回は南アフリカのワイン生産地区について学習しましょう!

 

練習問題 南アフリカのワイン生産地区

Q:次のうち、南アフリカでブドウ栽培面積が最大の地区を選んでください。

①ステレンボッシュ

②パール

③ケープタウン

④ケープ・アガラス

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正解は①のステレンボッシュです!

 

2021年の主要産地別栽培面積は

1 ステレンボッシュ

2 パール

3 ロバートソン

4 ブリードクルーフ

5 スワートランド

となっています。

ステレンボッシュとパールはかなり僅差なので今後入れ替えがあるかもしれません。

 

ステレンボッシュはただワイン生産が盛んなだけではなく、教育にも注力している地区で、ステレンボッシュ大学では、南アフリカで唯一ブドウ栽培と醸造学の学位が受けられます。

 

②のパールはステレンボッシュの北に隣接しています。

地中海性気候に恵まれオリーブの栽培も盛んです。

 

③のケープタウンは2017年5月にケープ・ペニンシュラ地区が廃止されて新たに追加された地区です。

「ケープタウン」という世界的にも知られている都市の名前を冠することで国際市場におけるマーケティングに優位に働かせるという意図があるのでしょう。

 

④のケープ・アガラスは他の産地をほど特筆すべきワインは少ないかもしれませんが、アフリカ最南端に位置するワイン産地として試験では非常に重要です。

 

また、南アフリカのワイン産地を学習される際はそれぞれの地区がどの州のどの地域に属しているのかを意識してください。

たとえばステレンボッシュであれば、西ケープ州の沿岸地域に属しています。

意外と南アフリカは地図問題も出題されがちですので、それぞれの地域がどのあたりに位置しているかも忘れずチェックしましょう。

ソムリエ試験練習問題【オーストラリア】西オーストラリア州

こんにちは!今回は西オーストラリア州のワインについて学習しましょう!

 

練習問題 西オーストラリア州のワイン生産量

Q:次のうち、オーストラリア全体のワイン生産量のうち西オーストラリア州が占める割合を選んでください。

①2%

②5%

③12%

④35%

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正解は①の2%です!

ご覧の通り、西オーストラリア州のワイン生産量は非常に少ないです。

しかし知名度においてはオーストラリアでもトップクラスの生産地を有しています。

これはどういうことなのでしょうか

 

ずばり高価格帯ワインの品質の高さでその地位を確立した産地と言えます。

ここまで高品質ワインの生産が集中した理由としては、気候が良いことなどももちろん挙げられるのですが、やはり西オーストラリア州のワイン産地周辺がリゾート地として発展していることが大きいです。

つまり海外からバカンスに訪れた人々によって多くの資本が注ぎ込まれたということです。

 

その例として、政府がカリフォルニア州UCデイヴィス校のブドウ栽培研究者Harold Olmo博士に調査を依頼したことがあります。

博士はマウントバーカーやフランクランド・リヴァーなどがボルドーの気候条件に似ていると指摘しました。

ここにリースリングやカベルネ・ソーヴィニヨンを植え、グレート・サザンのブドウ栽培が始まりました。

このブドウ畑は現在でも銘醸地として知られています。

 

このように西オーストラリア州のワイン産地は世界的にも珍しく、科学的な裏付けを持って開発がすすめられた産地です。

 

西オーストラリア州のワインは日本の一般的なワインショップではなかなか見かけることはないですが、ビオディナミなど先進的な造りを極めている興味深い生産者も多いですので是非目を向けてみてください。

ソムリエ試験練習問題【チリ】新しい原産地呼称

こんにちは!今回はチリの新しい原産地呼称表示について学習しましょう!

チリには元々D.O.という原産地呼称制度がありますが、それとはべつの新しい原産地呼称を表示する動きが近年活発になっています。

 

練習問題 チリの新しい原産地呼称表示

Q:チリの新しい原産地呼称表示の中で、アンデス山脈と海岸産地に囲まれた産地を選んでください。

①コスタ

②エントレ・コルディリェラス

③アンデス

④チロエ

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正解は②のエントレ・コルディリェラスです!

 

チリは地図で見ると南北に非常に細長い縦長の形をしています。

そうなると産地を水平に区切りたくなるのが人情というものです。

 

しかしチリは西の海岸線近くから東のアンデス山脈あたりでは標高や気候が大きく異なります。

そのため産地を水平に区切ってもブドウや造られるワインの説明にはならないという考えが生まれました。

 

そこで登場した原産地呼称が

①コスタ(海岸に面した畑)

②エントレ・コルディリェラス(海岸産地とアンデス山脈の間)

③アンデス(アンデス山脈側の斜面)

の3つです。

 

コスタでは海風の影響を受ける環境を生かしミネラルや塩味が強く感じられるワインが主に生産されています。

 

エントレ・コルディリェラスはブドウ栽培のみならず小麦や果樹などチリ農業の中心地です。

チリを代表する赤ワインの多くはこのエントレ・コルディリェラスで生産されており、さらにチリワイン生産の約60%を占めています。

 

アンデスはその名の通りアンデス山脈の斜面に位置する産地です。

非常に昼夜の気温差が激しい産地です。

赤ワインだけでなく、白ワインやスパークリングワインにもチリを代表するようなワインが見受けられます。

 

 

ちなみにチロエは新しい原産地呼称表示ではありませんが、2018年6月にオソルノよりさらに南にあるこのチロエ島にアルバリーニョが植えられたことで、ここがチリ最南端のブドウ畑になりました。

ソムリエ試験練習問題【カナダ】歴史

こんにちは!今回はカナダのワイン造りの歴史について学習しましょう!

 

練習問題 カナダワインの歴史

Q:次のうち、オンタリオ州で初めてのカナダワイン造りを行った人物を選んでください。

①Steven Spurrier

②Johann Schiller

③James Busby

④Max Schubert

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正解は②のJohann Schiller(ヨハン・シラー)です!(John Schillerジョン・シラーという表記もあります)

 

カナダのワイン造りは1811年にジョン・シラーによってオンタリオ州で始められました。

その後東のオンタリオ州と西のブリティッシュ・コロンビア州がカナダを代表する産地として発展します。

 

ただし2つの州の発展する経緯は異なり、東部はアメリカのニューヨーク州や、ペンシルバニア州の影響を受けて発展しました。

対して西のブリティッシュ・コロンビア州はアメリカのワシントン州の影響を受けて発展しました。

ですので、当時でワインの性質は大きく異なると言われています。

 

他の選択肢について解説いたします。

①のSteven Spurrier(スティーヴン・スパリュア)は1976年にパリ・テイスティングを開催した人物です。

 

③のJames Busby(ジェームズ・バズビー)はオーストラリアで最初に本格的なブドウ園を開設した人物です。

オーストラリアのブドウ栽培に大きく貢献した人物で「オーストラリアのワイン用ブドウ栽培の父」と呼ばれています。

さらにジェームズ・バズビーはニュージーランドで最初にワイン造りを行った人物でもあります。

 

④のMax Schubert(マックス・シューバート)は1940年代後半に、欧州に渡り、ボルドーの赤ワイン造りの影響を受け、帰国後にオーストラリアの赤ワイン造りを発展させたペンフォールズ社の醸造技術者です。

 

ニューワールドでは特に最初にブドウ栽培やワイン造りを行った人物というのは頻出です。

特に③のジェームズ・バズビーはオーストラリアとニュージーランド両方の国に関係があるので覚えておいて損はありません。

ソムリエ試験練習問題【アメリカ】歴史

こんにちは!今回はアメリカの歴史について学習しましょう!

ワイン生産国の中では伝統国ほど歴史は長くありませんが、アメリカではパリテイスティングを筆頭に歴史的な出来事が多く起こっています。

 

練習問題 アメリカの歴史

Q:次のうち、パリテイスティングが行われた年を選んでください。

①1933年

②1934年

③1975年

④1976年

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正解は④の1976年です!

 

パリテイスティングはパリのアカデミー・デュ・ヴァンの創始者であるSteven Spurrier(スティーヴン・スパリュア)がアメリカ建国200周年に合わせて開催したフランスとカリフォルニアのワインを比較するブラインドテイスティングです。

 

赤ワインと白ワイン両方がテイスティングされたのですが、その結果はなんと赤白両方カリフォルニアワインが1位に選ばれるというものでした。

当時カリフォルニアワインの評価は今ほど高くなかったため、このテイスティング結果は世界に衝撃を与え、パリスの審判とも呼ばれています。

 

審査員やフランスのラインナップに問題はなかったのかと考えてしまいたくなるところですが、審査員はパリの三ツ星レストランのオーナーやAOC委員会の関係者など、むしろフランスの業界人ばかりでしたし、フランス側のワインもムートンやオー・ブリオンなどフランスを代表するような銘柄ばかりでした。

 

そのこともあり、カリフォルニアワインの品質の高さが世界中に認識されることとなりました。

 

①の1933年も重要な年号で、禁酒法が撤廃された年です。

アメリカでは酒場での飲酒による風紀の乱れが問題視され、1920年から禁酒法が施行されました。

 

禁酒法廃止後、②の1934年にはカリフォルニアでワインインスティテュートが設立されました。

 

ちなみに、パリテイスティングの結果について、「ヴィンテージが若いため、長期熟成タイプのフランスワインは不利だった」というクレームがあり、1986年と2006年に同じ赤ワインでリターンマッチが行われましたが、結果は同じくカリフォルニアワインが上位を占めるというものでした。

ソムリエ試験練習問題【イギリス】イングランドのワイン

こんにちは!今回はイギリスのワインについて学習しましょう!

 

練習問題 イングランドのワイン

Q:次のうち、イギリスで最も栽培面積の大きなブドウ品種を選んでください。

①Pinot Noir

②Chardonnay

③Meunier

④Bacchus

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正解は①のPinot Noir(ピノ・ノワール)です!

 

イギリスのブドウ品種の栽培面積ランキングは1位ピノ・ノワール、2位シャルドネ、3位ムニエとなっています。

この3つの品種、どこかで見たことありますね そうです、フランス・シャンパーニュ地方です。

 

シャンパーニュ地方はブドウ栽培北限に近い北緯49度付近に位置しています。

そしてイギリスのブドウ栽培地域も北緯50度よりも北にあります。よってシャンパーニュ地方のような冷涼な気候が条件が揃っています。冷涼な気候は良質なスパークリングワインを造る上で必須条件です。

加えて、イングランド南部の地層でシャンパーニュとよく似たものがあることが分かっています。

 

このことからイギリスではスパークリングワインの生産が活発で、2021年のワイン生産量のうちなんと68%をスパークリングワインが占めています。

その中でもやはりシャンパーニュ製法のワインが多く、スパークリングワインのうち98%が瓶内二次発酵方式で造られています。

 

スパークリングワインはスティルワインと比べて工程が多く生産は難しいですが、ここまで生産量が多いのは驚異的ですね。

 

スパークリングワインの生産が多いイギリスですが、将来は温暖化の影響でスティルワインの生産も増加すると見込まれています。